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万願寺唐辛子の万願寺じゃないです。満願寺です。

どうも専務佐藤でございます。

私、最近、趣味を広げようとYouTubeで落語をよく聞いております。

お客様との会話にもなんか役立つかなと。

落語は基本的にまくらから始まり、題目に入り、途中途中くすぐりを入れて最後に落ち。ていうのが流れですね。

『まくら』や『くすぐり』は、まぁとりあえず置いといて、最後のオチの部分はいろいろ分類があるそうですね。

例えば『時そば』が代表例の間抜け落ち。読んで字の如く間抜けな終わり方。

あとは正月風物詩の『初天神』などの逆さ落ち。これは立場が入れ替わるものですね。

その他にも『死神』は演者が最後に実際に高座で倒れる珍しいタイプの落ち。しゃべりで表現する落語には珍しい仕草落ちと言われるものです。

またこの『死神』の落ちの部分は、演者それぞれで落とし方が違っているってのも特徴です。

そんな色々な落ちがある落語の中で、私が思わず唸ってしまうのが

『拍子落ち』

です。拍子のようにトントントンてリズムよく調子のいい落ち方をします。

この拍子落ちの代表例が『山号寺号』て演目なんですけど、他の落語の演目に比べて時間が短いです。多分10分も無いかな。噺の登場人物2人が言葉遊びを繰り広げる、ちょっとした大喜利です。

ざっとあらすじを言いますと

ある商屋の若旦那が馴染みの男芸者(太鼓持ち)一八に出会います。

一八「どこへ行くんですか?」

若旦那「浅草の観音様だ。」

一八「ああ、金龍山浅草寺ですか。」

若旦那「俺が行くのは浅草だよ」

一八「ですから、あそこは正式名称は金龍山浅草寺て言うんですよ。お寺には『なになに山なになに寺』ていう正しい呼び名があって、この山号と寺号を合わせた『山号寺号』てのが、どこにでもあります。』

若旦那『するってーとあれかい。どんなところにも山号寺号てのがあるんだな。』


と念を押して


若旦那『この場にもあるかい?もしあったら大金をやるぞ。』と一八に迫ります。

男芸者一八はとんちをきかせて「あそこにおばさんが縁側を拭いてますね。
『女将さん拭きそう』。

「乳母さんが子供を抱いている。
『乳母さん子が大』」。

などと次々に〇〇さん〇〇じの山号寺号を披露していくって噺です。噺家さんによって『〇〇さん〇〇じ』ってところを変えていく大喜利形式になってまして、これを続けていきまして、最後のオチとしましては大金を巻き上げられた若旦那さんが大金を取り返そうと「俺もやろう」と言って、渡した大金で膨らんだ一八の財布を持って

「一目隋徳。(いちもくさんずいとく)」

と言って(随徳寺は跡をずいっとくらますって意味の当時のスラング)逃げる。

逃げられた一八は
「南無(なむさん)仕損」。

て終わり方です。

芸人さんの言葉遊びみたいなお題目ですね。テンポ良くいきますので聞いてて気持ちがいいです。

はい。

まくらが長くなりましたが、おおぎ荘のある大字満願寺は実際に満願寺てお寺があります。山号寺号で言うと

『立護満願

です。




若旦那「するってーとあれかい。おおぎ荘にも山号寺号てのがあるんだな。」

佐藤「いやいや若旦那。あれはお寺だけなんですよ。」

若旦那「どこにでもあるって言ったじゃねーか。もしもあるなら大金をはずむぞ。」

佐藤「えっ、いいんですか?」

佐藤「それでは。

あそこで専務がイライラしながらヤンキー座りしてるでしょ。

専務さん。やな感。」

若旦那「ほうほう、やな感じだな。」

佐藤「あっちは専務の奥さんが嬉々として厨房に走って行ったでしょ。

若女将さん。おやつの時間午後3。」

若旦那「ほうほう、嬉しそうだったな。」

佐藤「まだありますよ。

もうたくさん。消防団呼び出される近場の火

お客さん。けっこう破るね、部屋の障

はい皆さん。今日の賄いバンバンジー

サンサンサン。さわやか3組は朝10

専務佐藤のモーニング娘。の推しはやっぱなんだかんだゴマキさん。超超超超いい感

妻にヘソクリバレた専務さん。バレて追い込まれてけっこう袋小。」

若旦那「ほうほう、あるもんだな。どれ大金を…いや俺も言おうかな。

一目散…。」

佐藤「いやいや、その手口は使わさん。いやマジで!渡せよマ!」

おあとがよろしいようで。

いや、すげー無理矢理だけど。

南小国町の満願寺地区にありますおおぎ荘です。

ではでは。


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