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うるう年余らかせてる指先に牡丹の雪が小さく積もる
あの太陽の上へと急ぐ鳥たちに言葉もなくて風に立ってる
血管を流れているのは血じゃなくて冷たい空気 来世が見えそう
過呼吸で仰ぎみている天井の夏の終わりの蜘蛛を捕らえる
豆乳を飲んでことりと朝が来て一角獣をベッドに仕舞う
告白は乳白色の空模様 君が並べたホワイトアスパラ
羊が夢を見ているのかも知れないこんな雨の日はこんな雨の日は
どこでもドアの向こう側に私ではない私が私をみてる