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言葉の旅人

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さとりの迷言集。あなたの心に響くと嬉しいです。
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2018年12月の記事一覧

7ヶ月の蝉

7ヶ月の蝉

「7ヶ月の蝉」

間違いだらけの世界から、
君は先に居なくなった。

「いい子だね」と言われ育った、
周りの褒め言葉から僕は生まれた。
何不自由無い暮らしと才能に恵まれ、
僕というものは退屈を覚えた。

雨宿り駄菓子屋、軒先の水溜まり。
自分を踏んで遊ぶ君に出会った。
そんな梅雨の季節。

紫陽花は咲き乱れ、牡丹色から若紫へ。
「涙は弱いアルカリ性なの知ってた?」
君は笑う。ただ笑う。見上げ空に浮

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『君という駅は僕が望む終着点』
『設備されていない荒れた線路』
『発生した恋の遅延の影響により』
『君方面の僕の列車よ』
『遅れが出ています』

言葉も、温もりも、優しさも、思いやりも、仕草も、匂いも、それは「あなた」という暴力だ。数々の暴力を受けても尚、僕があなたを欲するのを恋と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか。

「わたしは結婚ができない」そう気付かされたあのとき、わたしの【普通じゃない】の幕が切って落とされた。しかし最近は奇妙なこと、普通じゃないが世に大衆の目に晒し、ある人は同意し、ある人は反論し、またある人は未だに差別すらする。世界はうまく回らない。不規則に回るし、時には逆にも回る。