教員からの転職!年収はどうなる?
マンガの続きはコチラから「教員からの転職と年収」
「教員やめて転職したいけど、年収ってやっぱ下がりましたか?」
世の中お金が全てじゃない、って言ってもやはり先立つものは金・ゼニ・マネー。
「地獄の沙汰も金次第」と先人は恐ろしい言葉を残してします。
大きな声に出さずとも、やはり少しは年収も気になるものではないでしょうか?
こんにちは、約3年前に教員からホワイト企業への転職に成功したさとるといいます。
おかげさまでTwitterのフォロワー様は3,000人以上
約1年間で150人の先生たちの転職やキャリア相談を受けてきました。
Twitter:@Satoruteacher
ブログ:教員からの転職体験談「転職ホームルーム」
今回は、公立校の教員から31歳で民間企業へ就職した僕の実際の年収の移り変わりをご紹介!
ぶっちゃけ、公立校の教員時代よりも年収が減りましたが、以前よりも幸せな生活を送っています。
◆ポイント
・年収・月々の給料はこうなった
・年収が下がっても幸福度が増すカラクリ
・転職での年収は長い目で考えよう
これから転職しようと考えているあなたへ、少しでも不安がとれるような記事を書きました。
教員からの転職、年収はどうなる?
僕の場合、公務員から民間へ転職して、年収は550万円→450万円にダウンしました。
退職したときは31歳、関西某自治体の教育公務員で、年収は約550万円ありました。
ちなみに年収は、税金や社会保険料が引かれる前の金額で、手取りとは違いますのでご注意を!
年末にもらえる「源泉徴収票」の左側の欄にかかれている一番多い金額が「年収」です。
そこから、税金や社会保険料などが差っ引かれた金額がいわゆる「手取り年収」となります。
教員からの転職で年収は? 生活はどうなる?
「年収が100万円も減ったら、オラ生活できないだ…妻やこどもも食べさせていかないといけないし…」
100万円というと、毎月月額5万円ほど、ボーナスは10万円くらい減ります。
*実際は社会保険料や税金などが引かれるため、手取りの減収額としてはおおよそ70万円くらい。
そんな方もご安心を!
結論からいうと年収が100万円下がっても、あまり生活レベルを下げずに生活できます。
僕が主に実感したことや、実際に行動したのは次の3点。
・生活費を見直そう
・教員飲み会や部活の自腹などムダなものがなくなる
・ストレスからの暴飲暴食や衝動買いがへる
関連記事:『教員から転職したらどうなる?あなたの適正年収を5分で診断』
◆生活費の見直し
よくいわれますが、生活費は月必ずかかるお金「固定費」を見直すのがセオリーです。
・生命保険をネット通販のものに変えた
(保証はあまり変わらないけど、安く済む)
・夫婦の携帯電話の料金プランの見直し
・あまり使っていない、定額アプリ、動画サービスなどの解約
これだけで、月1万円以上削減できます。
◆教員同士の飲み会や部活動の自腹などがなくなる
学校の先生って飲み会すきですよね。
暑気払いや、部活の大会の打ち上げ、運動会や文化祭の打ち上げ、研修のあとの飲み会など
僕はこどもも小さかったので全てに参加していたわけではないですが
あとは、忘年会や歓迎会、送別会のために会費を積み立てておくというナゾの制度がありました。
欠席すると、返金されるのですが、元勤務校はなぜ
「あれ……積み立てていた額より、欠席すると返ってくる額が少ない!」
というさらにナゾがナゾを呼ぶ、金田一少年もびっくりの制度がありました。
冷静に考えると「なんで飲み会に行ってる先生の分まで欠席してる僕が払わなあかんねん……」
転出される先生のプレゼント代とかもあるのでしょうが、それにしても少なすぎる……まあ、いいや
また、教員って自分の財布からの持ち出しが多いですよね。
部活動の交通費も自腹の時があったし、テーピングなどのちょっとした備品代もクラブ会計から出すのがめんどくさくて自腹、研修の交通費も自腹の時があります。
月平均で、1万円以上は持ち出しがあったと思います。
現在の勤務先は、
てな感じで、仕事にかかわる余計な出費がありません。
これでも、月1万円以上おサイフに優しくなります。
◆ストレスからの暴飲暴食、衝動買いがへる
教員というのは、非常に強いストレスにさらされています。
ラーメンや唐揚げ定食をドカ食いしたり、同僚と二次会、三次会までハメをはずしてお酒を飲んだり。
ネットショッピングで「自分へのごほうび」とかいって、衝動買いしたり。
(届いてみると実際に使わないことも)
上記のものはかなり減りました。
教員やめて転職したら、おサイフにも、健康にも優しくなったと思います。
教員からの転職、年収は下がるけど生活は十分なりたつ、むしろ幸せです!
上記の通り、年収は額面で約100万円下がりました。
正直、妻とかなりの生活レベルのダウンを覚悟していたのですが、そこまで切り詰めなくてもやっていけます。
僕がいた自治体ですと、60歳まで勤めると約2,400万円の退職金がもらえるのですが、今の職場はだいたい2,000万円くらいだそうです。
しかも僕は中途採用なのでさらに減額されます。
また年金も基本的に現役時代の納付額(つまり働いている時の年収)に比例するので、教員を続けるよりは下がると予想されます。
教員からの転職での年収は、長い目で考えるべき
◆そもそも60歳まで続けられるかがアヤシイ
すでに野戦病院と化しているのに、さらに「道徳の教育化」「プログラミング教育」「キャリアパスポート」など
そして2020年は感染症の影響が学校にも暗い影を落としています。
消毒作業やオンライン授業などの対応で、すでにパンパンな教員の業務はいつ破裂してもおかしくない状況。
すでに全国で1,200人以上の教員が不足しているとの、新聞社の報道もあります。
◆かりに続けられたとしても、体はボロボロでは?
教員って早死にする人多くないですか?
50過ぎてがんが見つかるとか、脳こうそくで突然倒れるとか。
60歳すぎて、さあ第二の人生…奥さんと旅行でもいくか…ってさなかに亡くなられた先生も何人も知っています。
「要検査って出てるけど、今年も忙しいから再検査いかなかった」
などと、職員室で武勇伝を自慢してくる先生もいます。
おい、大丈夫か!? それ。
教員からの転職、年収も大事だけど家族のことも考えたほうがいい
僕が教員をやめた理由のひとつ
・妻がワンオペ育児で限界
・当時2歳半だった息子の目つきが眉間にシワがよっていて、いつも険しい
このままだと取り返しがつかないことになるんじゃないか?
そんな怖れも、教員をやめる後押しとなりました。
問題行動を起こす生徒は、実は教員のこども
なんてケースもよくありますよね。
・年収は長い目で考えよう
・収入が下がっても、その分支出も下がる
・年収も大事だけど、健康も大事
一歩立ち止まって、自分の人生に大切にしたいものは何なのか?
よく考えてみるのもアリだと思います。
悩んだ結果、教員を続けるという選択肢も、とても素晴らしいことです。
Twitter:@Satoruteacher
ブログ:教員からの転職体験談「転職ホームルーム」
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