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無根拠に圧倒的に信頼される子の強さとは【父親像】

今週のテーマは「父親像」。
父親になってまだ3ヶ月の僕ですが、自分の父の姿と重なるような感覚はまだありません。

いずれくるのかな? 我が子と話しながら、父親と自分を重ねる日が。

控えめに言って、僕には最高の両親がいまして、心から尊敬してます。(そのぶん厳しいことを言ったり喧嘩したりも多いですが)
今日は父親の子育て的に「マジですごいな!」と思っているポイント、僕も真似したいと思っているポイントを一つだけご紹介します。


人生のコーチであり、TVゲーム仲間

まずは、僕の父は、いったいどんな父だったのか。

僕には、小さい頃から父親とよく話し込んだ記憶が多くて、例えば剣道の大会で負けた日に家の駐車場に帰ってきて、車内で1時間くらい勝負事のアレコレを話し込んだり、夕飯を食べながら見た映画の魅力や、土曜17時台に放映されてたガンダムやハガレンなんかのヘビーな脚本のアニメについて議論を交わしたり。とにかく語らう時間が異常に多かったと思います。

他は、ふたりでよくTVゲームをしました。ゾイドバーサス、ガンダムSEED連合vsザフト、地球防衛軍2,3とかの2人プレイを延々と毎日やり込んでました。

ここまでの話だともはや友達みたいな父親に聞こえますが、怒るときは本当に怒るのでちゃんと恐い面もありつつ、よくいっしょに遊んで、いっしょに切磋琢磨する越えるべきライバル的な存在感でもありました。


「おまえなら大丈夫だ」

そんな父ですが、僕にも子供が生まれて父親になり、改めて尊敬するなと思うポイントが一つあります。それは、「どんなときでも子供を全力で信頼している」ところです。

わりと本気で落ち込んでたり、失敗を繰り返したりしてるときですら、父から言われるのはいつも「おまえなら大丈夫だ」という信頼の一言。

何の根拠もなく、自分を圧倒的に信頼してくれる存在がいるということは、自分の土台みたいなものを培うのにすごく大事だったなと今改めて感じるのです。ときには「なんでそんなに僕を信じられるの?」「重たいからやめて!」と逃げ出したくもなるほど、問答無用で信頼してくるものですから困ったものです。

「何が起きても大丈夫。なぜなら、おまえは伊地知悟だろう?」

というナルシスト全開のロジックで自分を確立するという、最強の自己肯定感が僕の根っこにあるのですが、間違いなくこれは父から圧倒的に信頼され続けた結果です。

実はこれ、本当は難しいもので、親になったからこそわかってきましたが、我が子というのは本当に心配で仕方がありません笑。思わず「大丈夫?」と聞きたくなるのが親の常。

直接聞いてないのでわかりませんが、父はきっと、本心じゃ「大丈夫?」と聞きたい心配を持っている時もあったのでしょう。でもそれを超えるほとの無根拠な圧倒的な信頼を僕に注いでくれたのです。

これは本当にすごいことだなと思っていて、親になった今、我が子にも、無根拠で圧倒的な信頼を注ごうと心に決めています。


存在そのものの承認と、無根拠な信頼が自己肯定感を育む

あくまでも僕というサンプルしか見てないので超絶主観的な仮説ですが、生きているだけで、存在すること自体を承認してもらえている実感と、何の成果も出せなくても出せる根拠がなくても、「おまえなら大丈夫だ」と圧倒的に信頼される毎日は、その子どもの自己肯定感を育むのに重要な意味を持っていると思います。

そしてこれはきっと、親子関係から拡張させて、夫婦や友人、同僚との間でも活かせる真理なんだろうなと。無根拠信頼コミュニケーションを拡げられれば、世界はもっと素敵になるかもしれません。

みなさんには、無根拠に圧倒的に自分を信頼してくれる人はいますか?
無根拠に圧倒的に信頼している大切な人はいますか?

「信頼される側」に回るには、まずは「信頼する側」に回るのが一歩目なんだろうと思います。試しに、近くにいる大切な誰かに「あなたは大丈夫だよ」と声をかけてみるのはどうでしょうか。

#書くメシ #日刊書くメシU30sマガジン #父親像

Photo by Ben White on Unsplash

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