大須賀 覚
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若手がん研究者に賞を!
「受賞者は大須賀覚さんです。」
その言葉を聞いたときに、ドッという胸の高鳴りと、頬が熱くなるのを感じた。
立ち上がった私は、壇上に向かうものの、何となく足が地面についてないような感じがして、ふわふわしていた。
通路のそばに座っている同僚が「おめでとう」と声をかけてくれる。
しかし、こんな場面に慣れていないので、笑ったら良いのか、ガッツポーズでもするものなのか、いまいちわからない。結局、半笑い
「#コロささ」で応援しあいませんか?
今年もあと数日を残すところとなりました。今年も新型コロナの影響で、多くの人にとって、大変な年であったこととお察しします。
日常生活に様々な不便があるのは相変わらずで、仕事にも影響がで続けている方もいたと思います。落ち着いたかなと思ったら、次の感染拡大やオミクロンのニュースが出て、心休まらずに不安な日々をおくっていた人が多かったと思います。
本当にお疲れ様でした。そんな大変な時だからこそ、皆さん
ゼロリスクという誘惑
さあ、始めていきますよ!
この往復書簡マガジン「俺たちは誤解の平原に立っていた」は、世間に広がる不正確な医療情報に悩む方に、正確な医療情報を集めるヒントを届けようと始めました。今回が第17回目の記事になります。
さて、まず記事の冒頭で、一つお知らせがあります。
さびしいのですが。。。
この連載は合計20回を持って終了することとなりました。
ヤンデル先生と相談して、noteでの発信は20回
分母を意識することの大切さ
さあ、始めましょう!
この往復書簡マガジン「俺たちは誤解の平原に立っていた」は、ヤンデル先生と私が、交互に記事をお届けして、正確な医療情報を手に入れるヒントを得てもらおうという、真面目、だけど時々ふざけながら進む企画です。
新型コロナでも色々な情報が溢れて、「どれを信じたら良いか?」と悩まれている方も多いかと思います。そのような方に読んでいただけると、正確な医療情報をうまく見つけるヒントが得ら
若手がん研究者への支援を
がんの新薬が生まれる過程は長く険しいものです。
ある日、一人のがん患者さんの元に新薬が届き、その小さなお薬を服用する。数ヶ月後、その薬によって腫瘍は小さくなる。
小さくなった検査画像を見て、患者さんと家族には笑顔があふれる。
そんなシーンの陰には、実は長く険しい戦いの歴史があります。
その薬が患者さんに届けられるずっとずっと前。おそらく10年以上くらい前に、その薬の物語は一人の若いがん研究