生物進化論は大嘘!ダーウィン進化論の欺瞞を暴く①

 生物進化論は、誰もが常識として学んだ理論。その生物進化論が、実は全く科学的に証明されていないと知ったら驚くだろうか。オルタナティブニュース「Collective Evolution」(2019年8月28日付)によると、2019年5月に、イエール大学のデイヴィッド・ゲランター教授が「ダーウィンを諦める」と題した論文を発表し、「ダーウィン進化論は完全に間違いである」と断じた。その論文には500人超の科学者が賛同したという。本コラムでは、生物進化論の根拠を科学的に考察し、その真偽を確かめていく。

原子地球で生命は自然発生できたか ~化学進化論の真偽を考える~

化学進化論とは何か

 地球の生命は「原始のスープ」から自然発生したと考える化学進化論が圧倒的な通説である。 化学進化論とは、以下のように生命が発生したとされる。
【化学進化論が主張する生命の発生プロセス】
1.地球上で、水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの単純化合物が、雷、宇宙線などのエネルギーを受容して化学反応を起こし、生命の基本物質であるアミノ酸、核酸塩基、糖などの低分子化合物が生成。
2.これらの物質が海水に溶け、化学反応を起こし、複雑で大きな分子へと成長。
3.それらの分子から、タンパク質や核酸に似た高分子化合物が生成。
4.それらの化合物が一つの袋に閉じ込められて組織化。
5.組織化された化合物が、自己複製能力やエネルギー生成能力などを獲得し、最初の生命が誕生。

これが化学進化論が主張する生命の誕生プロセスであり、現在の通説となっている。

化学進化論は証明されていない

 しかしながら、20世紀前半に、旧ソ連のオパーリンやイギリスのホールデンによって提唱された化学進化論は、実は現時点で科学的に全く証明されていない。化学進化を検証する実験は、数多く行われており、代表的な実験は、アメリカのユーリー、ミラーによって実施されたものだ。そこでは、原始大気を模した混合気体に水を加えて放電エネルギーを与え、水の中に有機分子が生成した。
 しかし、彼らが原始大気とした気体の組成が間違っていたことが後に明らかになった。この実験では、メタン、アンモニア、水素、水蒸気を原子大気と見立てたが、その後の研究により、原始大気は二酸化炭素、窒素、水蒸気の混合気体であっただろうと修正された。この組成で実験をすると、有機分子はほとんど発生しなくなってしまった。その後、現在まで、化学進化論を裏づける証拠は出ていない。それにもかかわらず、化学進化が起きたと、ほとんどの人が信じて疑わないという、摩訶不思議な状況が生じているのである。
次回のコラムへ続く







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