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さとる流サスペンスの観方/楽しみ方  ~その3~

3.サスペンスを観る上で大切なこと

3.1 はじめに

皆さん、こんにちは。
名探偵さとるです。私は今ハムとチーズのホットサンドを片手にカフェでこの記事を書いております。(オシャレ)

今回でいよいよさとる流サスペンスの観方/楽しみ方最終回となります。
もうほぼ書きつくした感はあるのですが、大切なことを最後に書いて締めくくりたいと思います。

それでは、ぜひ最後までご覧ください。( -`ω-)b

3.2 観る上で大切なこと

さて、いよい本章の本題ですが…
皆さんが思うサスペンスを観る上で最も大切にしていることは何でしょうか?
色々とあると思います。うんうん、私には皆さんの声が届いていますよ。
どれもきっと素晴らしく、大切なことだと思います。( -`ω-)ウンウン

私個人が一番大切にしていることは…「なぜなぜと考え続けること」です。

サスペンスの中で起こったこと、人の動き、表情の変化、言い回し…
必ずそこには理由があり、そこを理解することがすなわち事件解決の糸口になります。

しかし、ただ事件解決だけを求めてなぜなぜと考えているわけではありませんよ!
なぜなぜと深堀をしていくと、作品の読み込みが進んで段々と作品愛、登場人物への愛へと変わっていきます!!!
深堀をしていくとですね、作品では直接的に描かれないところまで考えるようになります。
そうすると世界が広がる、一気に登場人物に血が通いだす、作者の考え、まで考えていき、いずれは作品にまで目が行くようになります。

そうです、我々は名探偵としてこの事件を解くだけのつもりが
いつの間にかその世界の住人になっているんですね。

そんな作品に出合うべく、我々はこれからも探偵稼業を続けていくのです。

3.3 サスペンスの曲者

最後に…これです。
これは実はちゃんと記事にして伝えたかったことです。
どうしても伝えたかった…!
サスペンスにはフィクション作品という性質上どうしても逃れられないある曲者が存在します。

それは「ご都合主義」!!!これです。

名探偵である皆さんの「わかる~」「あるある~」「よくぞ言ってくれた」の声、届いてますよ(;^ω^)

これは名探偵である我々の推理を一気に転覆させます。
今まで論理の破綻無く立ててきた我々の仮説が一気に崩壊し、振り出しに戻されます。
こーれーが、辛い!

ご都合主義とはなんぞや?という方へ、
僕らは基本、サスペンスでの出来事を僕らの日常生活に当てはめて観て推理していくはずです。
だからこそ"普段"とは異なる点から気になる点を探せたのです。
しかし、そこにご都合主義、ファンタジーが介入してくるとどうでしょう?
あれ?おかしいな?と思っていたことがその作品では"普段"になってしまうのです。

そうなったら大変ですよ、今まで常識的に考えてそんな犯行は無理だと思っていたものも起こりうる。ありえるんです!
今まで常識ベースで考えて犯人を絞り込んでいたのに、誰でも犯人になりえてしまう。

こんな感じに…↓
名探偵さとる「状況からみてアリバイのないAさんが犯人のハズだ…」
B「チチンプイプイ~」
被害者(((;゚;Д;゚;)))「ぐわあああああああああああ」
エンディング「実はBは現代を生きる魔法使いの末裔…先祖代々、魔法使いであるというだけで虐げられてきた過去があった…そう、先祖代々魔法使い排除を生業としていたのがAの家系だったのである…」
名探偵さとる「えぇ…(; ‘д‵)シランガナ」

これは極端な例ですけどね。
でもこれはもうですね、仕方ありません。
作品、フィクションと割り切るしかない。
なので我々ができることは、この作品ではどこまでフィクションを許容しているんだろう?と、リアルとファンタジーの境界線を自分で考えて勝手に引くしかありません…。

なので、正直をいうとサスペンスの世界では僕はファンタジーな作品があまり好きではありません。
なんでもありになってしまい、そのご都合主義ばかりに目が行ってしまってどんなにトリックや動機が感動するものであっても「( ´゚д゚`)えぇ…」ってなってしまうからです。。。

3.4 最後に

1章からここまでお付き合い頂きましてありがとうございました。
かなり長い、しかも文章ばかり…だったとは思いますが、僕が日ごろから考えてずっと頭の中にだけあった考えや思いをそのまま文章にしました。

サスペンスはただサスペンスならなんでも好きというわけではありませんが、観るときはガチで観ています。
なのでゆったりではなく頭がかなり疲れながら観ています。
でもそれが楽しいんです、考えたら考えた分だけより登場人物、舞台、作品、作者を好きになれると思います。
ぜひ、皆さんもこれを機にサスペンスの世界に足を踏み入れて一緒に探偵稼業をしてみませんか??
まずは古畑任三郎がお勧めです。

それでは、またどこかでお会いできることを楽しみにしています!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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