ジンジャーマン

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    ラジオが青春だった、ラジオが自分たちを育ててくれた、そんな思いを、思い出とともに綴る思い出ホロきゅんマガジンです。

記事一覧

小椋佳の呪文

家には、大きなステレオ・アンプがあった。それにずいぶんと立派なレコード・プレイヤーが載っていた。ターンテーブルといまなら言うのかもしれないが、当時はまだレコード…

かつて「FMステーション」という雑誌があった。

というタイトルで記事を用意していたところ、以下の書籍を発見してしまった。 で、この本を読み終わるまでは、この雑誌『FMステーション』との出会いについては語れないだ…

恋に落ちてダンス

「かとうかず子」の番組の話をさらに続ける。 この記事から読むという人のために、簡単にこの番組について紹介すると、あの女優「かとうかず子」が映画音楽を特集する番組…

映画音楽とマンゴー

女優のかとうかず子は、たけし軍団のそのまんま東と1990年に結婚。その後、そのまんま東は東国原の名で政治家になり、かとうかず子はそのタイミングで離婚する。 当時も…

「いくつもの夜を使い果たして」、あなたは何をしていましたか?

最近、お気に入りの曲に、STUTSの「夜を使い果たして」という曲がある。なんだか得体のしれない男性のため息から始まる曲で、夜の街にくりだした若者たちを描く曲だ。 「…

小椋佳の呪文

小椋佳の呪文

家には、大きなステレオ・アンプがあった。それにずいぶんと立派なレコード・プレイヤーが載っていた。ターンテーブルといまなら言うのかもしれないが、当時はまだレコードをかけるものということでレコード・プレーヤーと呼んでいたように記憶している。

ステレオ・アンプは、ラジオも搭載していた。でもほとんど誰も使っていなかった。というのも、基本的には両親の部屋に設置してあり、両親はとくに音楽には興味がなかったの

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かつて「FMステーション」という雑誌があった。

かつて「FMステーション」という雑誌があった。

というタイトルで記事を用意していたところ、以下の書籍を発見してしまった。

で、この本を読み終わるまでは、この雑誌『FMステーション』との出会いについては語れないだろうと思ったまでで、一生懸命にこの本を読んでいた。

まず基本的なこととして、この本は、2009年に単行本として出版されたものを2021年に文庫化したものであること。私は偶然に出会ったのだが、おそらくは、長らく絶版ないしは、入手困難な書

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恋に落ちてダンス

恋に落ちてダンス

「かとうかず子」の番組の話をさらに続ける。
この記事から読むという人のために、簡単にこの番組について紹介すると、あの女優「かとうかず子」が映画音楽を特集する番組のパーソナリティをやっていた時代があった。おそらくは1980年代後半。FM東京の番組で、夜の11時からやっていた(はずである)。

この番組でほんとに多くの映画音楽に出会った。出会うことで一生、聴き続けることになる音楽になったものもある。今

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映画音楽とマンゴー

映画音楽とマンゴー

女優のかとうかず子は、たけし軍団のそのまんま東と1990年に結婚。その後、そのまんま東は東国原の名で政治家になり、かとうかず子はそのタイミングで離婚する。

当時も、今も、結婚の話も、離婚の話も、東国原氏の宮城県知事当選も、彼が頑張って宣伝した宮崎のマンゴーのことも、話題にはなっていたが、特段興味はなかった。でも、「かとうかず子」の名前だけは忘れることのできない名前で、彼女の名前は、私にとっては

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「いくつもの夜を使い果たして」、あなたは何をしていましたか?

「いくつもの夜を使い果たして」、あなたは何をしていましたか?

最近、お気に入りの曲に、STUTSの「夜を使い果たして」という曲がある。なんだか得体のしれない男性のため息から始まる曲で、夜の街にくりだした若者たちを描く曲だ。

「いくつもの夜を使い果たして」という言葉に魅かれてなんども聞くようになったが、この「夜を使い果たす」という言い方が、なんだかあの青春時代の、わけもなく夜更かしていた頃を思い出させてくれた。

そういえば、意味もなく夜更かしをして、ラジオ

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