服が好きだ

こんばんはsatoriです。
足のサイズ29cm、靴下難民です。

服が好きだ。

大学生の頃、友人の影響で服に目覚めた。
その友人を『まーくん』としよう。
まーくんは社長の息子で魔法のカードを使い月20万円分服を買っていた
セレブ御用達のジュエリーブランドJILL PLATNER(ジルプラットナー)がびっしり並び、mina perhonen(ミナペルホネン)のオーダージーンズが5本、SAINT JAMESのバスクシャツが20着、PARABOOTSの現在廃盤ミカエルフォックが2足…衣装部屋にはもっとあった。

高い服を着てるから良いというわけではなく、高い服を着続けた結果値段に関わらずいいものがわかるようになった目が素晴らしい。
そんな彼の服への狂った哲学の上澄みを教えてもらい、私は服が好きになった。私の服に対する考えはほぼ彼の受け売りである。

結論、生活に合うかどうか
まーくんはそう言った。結論は彼の口癖である。
どれだけいいものを揃えても生活に合わないものは着なくなってしまうということらしい。
当たり前のことにも感じるが、最近やっと彼のいうことがわかってきた気がする。

私の生活を振り返ってみよう。
社畜。仕事とプライベートの境界線が薄く、デスクワークが多い。
プライベートはほぼパソコンを前で音楽を作っており、現実に耐えられなくなると旅に出る。その生活に合う服を考えていくと、

・仕事で粗相がない程度にフォーマル
・プライベートもそのままいける
・作業している間限りなく楽
・旅もいける
 が挙げられる

仕事で粗相がないというのは言い換えると減点されないということだ。鏡を見ている時間以外は他人が自分のことを見ている。シンプルで楽で良い服、それが私の生活に合った服であり、シンプルこそ最強である。

おいおい、ファッションは自己表現なんだから好きなものを着ればいんじゃないの?

その通り。怒らないで聴いてほしい。
イケメン外国人やモデル体型の美女が着てかわいいもの、あなたに本当に似合っているだろうか。美男美女は何着ても美男美女だ。アイテム単品がかわいいのと着てしっくりくるものは違う。鏡を見て自分に問うてみてほしい。たいがいの人間は自分に甘い生き物なのである。
そして、ファッションは横を歩く人のためのものでもある。

なぜか服のことになると急に120点をとろうとする人がいる。
まずは80点でいい、定番でいいのだ。
あなたの職場にきた新入社員が『僕は120点とりたいんでマニュアルとかいらないです。』と言ってきたらどうだろう。ぺしぺししてやりたくなるだろう。
まず80点を知ってから自分らしさを出していくのだ。越前リョーマだってスプリットステップをする。

減点されないであろう服は持っていて損しない。
前置きが非常に長くなったが私の結論をまとめる。

Tシャツ Graphpaper パックT
シャツ、ジャケット ENGINEERED GARMENTS
パンツ TEATORA-Wallet Pants
靴   HOKA ONEONE-Bondi
バッグ MONOLITH-Back pack pro M
サブバッグ Arc’teryx-Mantis2
アクセサリー JILL PLATNER  -JP Clasp Bracelet
おパンティ BROS

私が今最高だと思っている服である。
全体的に高いが、良い服は高い
高い服が良いわけではない。
そんなに出せないよ…という人はユニクロと無印で定番の服を揃えよう。サイズの合った白シャツにダメージのないジーンズを履けばまず減点されることはない。クラシックは不滅なのである。

例に上げたブランドより価格帯が低くて良いと思っているのは、CurlyL.L Beanpyjama clothing(雰囲気ゆるめ)などである。

全部説明しよう。(下線あるものはリンクがついてるよ)

Tシャツ、Graphpaper
Tシャツなんでどこも同じでしょ…とお考えの貴兄、よく聴けい。

首元が詰まっていることで他のTシャツよりも少しフォーマルな印象になり品質表示のタグがなくプリント式でストレスを感じず収集制御が施されており耐久面にも優れ100%ピュアコットンが使われていることで着心地がよくサイドシームつまり横の縫い目がないことでリラックス間もある…着たらわかる。

2枚入りのパックTシャツがスーパーおすすめ。
Graphpaper-2Pack Crew Neck Tee
東京青山の店舗自体も最高なのでぜひ行ってほしい。京都の店舗もおしゃれで、Graphpaperのディレクター南貴之氏が手がけたカフェも京都にある。カフェには女性を連れて行こう。

スーパークリエイティブディレクターの南貴之氏を追いかけるのも楽しい。南氏が手がける架空の運送業者をコンセプトにしたFreshServiceもかわいい。

シャツ、ジャケット ENGINEERED GARMENTS
ユニクロとコラボもしていたので知っている方も多いと思う。古き良きアメリカのデザインをベースとしてシンプルなアイテムが中心で展開している。シンプルながらも非常に凝ったものが多い。柄物が多いがシンプルなものが良い。

ジャケットであればANDOVER JACKETがおすすめ。ハンティングの際に替えの弾を入れていたといわれる英国式のジャケットによく見られるチェンジポケットをアレンジし歴史の流れにありながらも現代的でもあり総裏仕立てにより形が崩れにくくパキッとした印象で細い人でも似合い…着たらわかる。

パンツ TEATORA
クリエイターのための戦闘服、定番のwallet pantsが最高。私はシルエット違いで4本所持しており、8割ぐらいこれを履いている。もう死ぬまでこれで良いんじゃないかと思っている。
360度ストレッチが効いており、ストレスがまるでなく、色も落ち着いた色味しか発売していないのでなんでも合う。
イージーパンツのような仕様になっており、紐で調整できる。ベルトを外せばイージーパンツに、ベルトをつければそのまま仕事に行ける。そしてpackableシリーズは超コンパクトに畳むことができ、旅にもぴったりである。このうっすい生地でなにも装飾なくてこの値段は詐欺でしょ…と思うなかれ履けばわかる

TEATORAはキーボードをいかに楽に打つかに焦点を当てたキーボードシャツだったり、シワを時間を巻き戻したようになかったことにするタイムリープシリーズだったり、どんなドレスコードでも幽霊のようにすり抜けるゴーストコードシリーズだったりNASA のために開発された着用するだけで体温を32℃にキープするという嘘みたいな素材アウトラストを使ったりと、おもろい

私は、長時間のデスクワークやフライトのために開発された座り続けるためのパンツ、「DEVICE CRUISER」が一番お気に入りである。

靴 HOKA ONEONE
ホカワンワンではないホカオネオネだ。公式サイト死んでる。
ニュージーランドのマオリ族の言葉で“It is time to fly(さぁ、飛ぼう)”を意味するそうな。
ランニングシューズのメーカーだが、生粋のランナーもうなる履き心地で知名度が爆上がりした。

私はホカオネオネを5足所持しており、もうこれしか履いていない。もう戻れない。

特にBondi(ボンダイ)という型がおすすめ。メタロッカーテクノロジーと呼ばれるもので、スムーズな足運びを促すために設計された独特のソール形状をしておりドロップの差を少なくしヒール部分の傾斜を滑らかにすることで自然なカカト着地を促進しまるで車輪のようなローリング運動を実現する…履いたらわかる。足が回転するようにグイグイ進む。

最初見るとびっくりするほど厚底で、これがとんでもないクッション性を生み出している。あと身長が3cm盛れる

MOON STARから出ている釜のように靴を焼くヴァルカナイズ製法で作られたSHOES LIKE POTTERYやオーロラ州で作っているオーロラシューズなんかもかわいくて最高だったが、ホカオネオネのせいで何を履いてもクッション足りないな…となる。ハイテクシューズは戻れない体になる。

バッグ MONOLITH

色はブラック、グレー、ネイビーのみ。
極限にシンプルかつ機能性抜群のバッグを提供するブランド、MONOLITH(モノリス)
おすすめはBACKPACK PRO
モノリス本店の店員さんも言っていたが、機能だらけでオーバースペック気味。だが、これすぐ取り出したい…そんな機能ないかな…ん、ある。となること請け合い。全部ある。

背面に配置したラップトップのダイレクトアクセス構造やマグネットポケット、スマートフォンへのクイックアクセス機能など、モバイル機器への親和性の高いデザインと機能、大容量の収納スペースとオーガナイザーを装備、モバイルバッテリー用のポケットも付いている…使ったらわかる

見た目極限にシンプルが故に50m離れたら良いものなのかわからないが背負ったらわかる。

ARC’TERYX VEILANCE (アークテリクス ヴェイランス)のnomin packMYSTERY RANCH(ミステリーランチ)の1DAY ASSAULTと最後まで悩んだが、MONOLITHで良かったなと毎日思っている。

MONOLITHの前に10年ぐらい使っていたIGNOBLE(イグノーブル)もまったくへたらず素晴らしかった。おすすめはLenore Capsule
IGNOBLEが日本で流行る数年前に『IGNOBLEいいよ』と言っていたまーくんが私は怖い。
彼こそが本当のファッションモンスターである。

サブバッグ Arc’teryx(アークテリクス)
Mantis2、鍵をどこに置いたかわからなくなる私にとっての救世主。
鍵をかけるフックがついている。100点、
小さい財布にエコバッグ、充電器、鍵、携帯、全部ピッタリ入る。
背面はメッシュ素材になっており、夏でも極力暑くならないようにと心配りが素晴らしい。
いい加減飽きたと違うサブバッグに浮気しても絶対Mantisに帰って来る。

アクセサリー JILL PLATNER 
アクセサリー類はあまりつけないが、やたら気に入っている。JILL PLATNERはジル プラットナー氏が手掛けるシルバーワークブランドである。名前をそのままブランド名にできるのすごい。私は鈴木です。

ジルプラットナー自身がサーファーということもあり、自分でつけて試しているんだそうな。つけてサーフィンできるほど強度抜群JP Clasp Braceletは一番シンプルなモデル、あとBird Boneっていう鳥の骨みたいなやつもかわいい。

おパンティ BROS
女性なら誰しも知っている下着ブランドのワコールが男を虜にするため攻めてきた。
私はパンツホリックホリックである。

以上、現在の私が最高だな…と思う服たちである。

最近気になっているのがACRONYM(アクロニウム)
襟に入った磁石でAirPodsをつけれたり、グラビティポケットで袖にiPhoneを入れられたりするらしい。もはや忍者。TEATORAと同じ路線にいるのでおそらく好きだが、笑っちゃうぐらい高級なので一着も持っていない。

あとVIBTEX、表面に付着する特定のウイルスを劇的に減少させる素材、ウイルスを殺す服である。私はもやしもんのように細菌が見えるわけではないので真偽のほどは確かではないが、『あ~いまウイルスと戦ってるわ~』と思いたいので若干ほしい。

色々紹介したが、君こういうの好きなんだふーん。でいい。
新しい何かを取り入れることは、自分らしさをなくしてしまうものではない。何かひとつでも気になるものがあれば幸い。

私に服を教えてくれたまーくんは今釣りにハマっており、釣り人のような格好をしている。
それも良い。生活に合っていればそれでいい。

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