シンガーソングライター 竹内まりやさんの軸

昨年の紅白にも出ていた、シンガーソングライターの竹内まりやさん。シンガーとしてデビューしてから40年が経つそうです。

直接意識して彼女の曲を聴いたことがない人も、100曲以上も楽曲の提供をしているそうなので、きっとどこかで彼女の曲を耳にしたことがあるはず。(プラスチックラブなどは、ジャパニーズ・シティ・ポップとして最近海外でも人気です)

https://www.youtube.com/watch?v=XMmUXamntPI

彼女が、夫であり、編曲&プロデュース役でもある山下達郎さんと編み出す曲たちは、抜群の安定感と、ちょっと切ない歌詞とともに、POPSの王道と言えると思います。

そんな彼女も、芸能界でシンガーとしてデビューして、多忙のあまり自分らしく歌えなくなってしまったことから、歌手を休業。子育てをしながら、作詞作曲活動を始めます。なんでも、ノルマのように音楽を作り続けるのではなく音楽を楽しい形で、自分の中から自然に湧き出るものを音楽にしていったらどうなるか、模索したとのこと。

そして家庭(子育て)と仕事(楽曲提供)を行ったり来たりしながら、自分のペースで音楽を産み出すことに活路を見いだします。

その頃のことをこんな風に彼女は振り返っています。

「こどものよだれがついたトレーナーを着て髪振り乱している自分が、ドラマティックでロマンティックな恋を書いている。そのギャップがすごく楽しめる」(NHK 竹内まりや Music&Life 2019年12月29日)

山下達郎さんが、彼女の曲が時代が経っても色あせない理由を次のように言っています。

時代のトレンドには、媚びず追随せず、その先の普遍性というものを常に模索してきたというのもあるが、何より全ての作品に人間存在に対する強い肯定感が通底している。
この考え方が、浮き沈みの激しい音楽シーンの中で、長く受け入れられてきた最も大きな要素であると私は考えている。

竹内まりやさんの軸には、人間だけが送ることのできる人生へのリスペクト、人生賛歌があり、それを自然体で紡いでいっている。誰もが、生きている喜び、生きていこうとする力を感じると思います。

元気をくれる、人生もまんざら悪くないって思わせてくれる、人生賛歌。

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このnoteでは、生きていくことにあたって、何があっても、自分に揺らぐことのない力を与えてくれる、企業においては他社と差別化して、顧客との約束を築くことのできる”軸”についての気づきを得られることについて書いていきます。


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