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後悔する未来をつくらないために

あなたは「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言えているだろうか。

恥ずかしい、言いづらい、意地をはってしまう。

そんなときが誰しも一度はあるはずだ。

映画『コーヒーが冷めないうちに』は、喫茶店で起こる奇跡の話だ。ある席に座っている間だけ、過去(望んだ日・時間帯)に戻れる。しかし、その時間はコーヒーを淹れてから冷め切るまでのたった数分間だ。

過去に戻るには、忘れてはいけない前提条件ある。

「既に起こってしまったことは変えられない」

そう、何も変えられない。アメリカに行った幼なじみを引き止めることも、妻の病気をなかったことにもできない。戦国時代にタイムスリップする映画のように、事実を塗り替えられないのだ。

「それでもいいからあの日に戻りたい」。そう願う人々は、1杯のコーヒーに想いを託して過去に戻る。

この映画の主題は「過去に戻れたら何をするか」ではないと思う。過去を取り扱うことで「現在」に焦点を当てている。後悔しても、事実は変えられない。だからこそ、「後悔しないように今を生きることが大切」だと教えてくれている気がするのだ。

「あのとき伝えておけばよかった」

後悔する未来をつくらないために、いま伝えよう。
ちょっとの時間でも会いに行こう。

そう思わせてくれる映画である。

臆病で、意地っ張りで、強がりな人にこそぜひ見てほしい。



自分の経験談を交えて感想を書きたかったのですが、ギブです。思いついたらそのうちしれっと追記しておこうと思います。

映画が終わった瞬間、「傑作や~」と連呼してしまうくらい心が温まりました。コーヒー1杯、侮れません。

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