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「アンチエイジングとテストステロン」 について、AndL Doctorと話した件。

こんにちは!「安堵を得る」のアンドエル古橋です。
2023年10月に立ち上げて、ようやく2024年7月に2つのサービスリリースをすることができました。
まずはそれぞれ簡単に概要を説明します。

会員制予防ケアサービス「AndL Doc」
・パーソナルドクターズによるオーダーメイド型の予防ケア
・健康相談、診察、検査、処方、人間ドックまで全てワンストップで提供
・オンラインとオフラインで医師といつでも相談可能

法人向けオンライン診療サービス「AndL Work」
・いつでも通うことができるオンライン診療サービス
・従業員のパフォーマンス向上に
・企業の健康経営、採用定着率アップに貢献

上記に関わる形で京都・渋谷でクリニックプロデュースをしており、いきなりバタバタしていますw
そして、プレスリリースも先程出ましたので、詳しくはそちらをご覧ください!


対談について

今回は会員制予防ケアサービス「AndL Doc」を軸に、私のパーソナルドクターでもある荘子先生と

「アンチエイジングとテストステロン」

をテーマに対談形式で話しましたので、
「アンドエルってこんなことやろうとしてるのか」
「古橋って身体張ってるな〜」
をnoteで体感していただけたらと思います。

スピーカープロフィール
古橋智史 / Satoshi Furuhashi

アンドエル株式会社代表取締役。
2014年「BOXIL」を運営するスマートキャンプ株式会社を設立し、2019年にマネーフォワードにM&A。その後執行役員に就任。2020年7月「起業家発のベンチャーキャピタル」HIRAC FUND設立。シードアーリー向けに累計120億円規模で立ち上げ、数十社の投資実行済み。
2023年10月にアンドエルを設立。

荘子万可 / Mark Soshi
to clinic shibuya 院長。
杏林大学医学部卒。京都府立医科大学 泌尿器科学教室に入局し、泌尿器科、男性医療、透析医療に従事。京都府立医科大学泌尿器科学教室病院助教を経験後、CLINIC TEN SHIBUYAを立ち上げ。
男性がより良く生きる上での課題に取り組む中で、アンチエイジングに関しても造詣を深め、2024年7月にビジネスパーソンの持続的なパフォーマンス向上をミッションとし、to clinic shibuya を立ち上げ。AndL Doctorsとしても活躍。
日本泌尿器化学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本メンズヘルス医学会テストステロン治療認定医。

※専門家の監修の元で本記事をリリースしており、参考文献もリンクしています。
※本記事及び弊社サービス内での医療行為は全てクリニックにて医師が行っています。
※各治療にはそれぞれ副作用・リスクがある場合があります。必ず医師と相談の元行ってください。
※本記事は何か特定の医療行為を促すものではありません。

自己紹介

古橋:
こんにちは!アンドエル株式会社の古橋です。これから、

・会員制予防ケアサービス「AndL Doc」
・法人向けオンライン診療サービス「AndL Work」


を提供していきます。起業家・経営者、そして企業で働く従業員の方の健康をトータルでサポートできるようなサービス展開をしていく予定です。
そんな中で、今日は私が実践しているアンチエイジングやテストステロンについて、AndL Doctorsでもあり、to clinic shibuya院長の荘子万可先生と色々とお話したいと思います。万可先生、自己紹介よろしくお願いします!

荘子:
よろしくお願いします。
僕は医師のキャリアとしては、京都府立医大の泌尿器科で研鑽を積んだ後に、3年前からCLINIC TEN SHIBUYAを立ち上げ、主に若者に向けてDXを駆使してスムーズな医療体験を提供してきました。
それと並行して、僕自身のライフワークとしてメンズヘルス外来というのをやってきて、その中でより男性・ビジネスパーソンのパフォーマンスの向上、継続、健康維持、健康寿命を伸ばすことを自分のミッションと感じるようになりました。
それらのミッションによりコミットするため、今回7月からは、to clinic shibuya というクリニックを立ち上げます。
アンドエルとは京都で既に一緒に会員制クリニックを作っていて、渋谷でも、AndL Room(院内サロン)を作る予定です。

古橋:
ありがとうございます!
まさに今AndL Kyotoで収録しており、万可先生にはこちらのAndL Docもご担当いただいております。クリニックの院長という肩書きとしてあるわけですが、AndL Doctorsとしても活躍していただいている形になります。 

アンチエイジングとテストステロン

古橋:
さて、今日のテーマですが「アンチエイジングとテストステロン」にしたいなと思っています。最近、テストステロンというワードをよく聞くようにななり、興味を持つ方も増えてきたかと思います。 

私が今年36歳で、2年前の33〜34歳ぐらいからですかね、急に元気がなくなってしまって
疲れやすくなったりとか、気分が落ち込みやすくなったりとか。これまで結構トレーニングしていた分、筋肉も落ちて見た目に変化が出て凹んでいました。
そんな中、色々自分でも試しながらその一つにテストステロン補充療法というものを知って、そこから先生と出会って今マンツーマンで診てもらっています。

この辺りから聞いていきたいのですが、
その前に私が健康を維持するためにどんなことをやっているかと言いますと、

・テストステロン補充療法(注射、塗り薬)
・低用量のED薬の服用(血管拡張作用によるアンチエイジング効果)
・肌治療(シミ取り、ボトックス)
・ビタミンC内服薬
・血糖値のコントロールを促進する薬

など、これ以外にも毎朝HIITトレーニング・水シャワー、週1日サウナ、オートファジー、週2〜3回の筋トレ、月イチゴルフ…と色々やってはいるんですが、ドクターと相談してきちんと検査した上で処方していただいているものが上記、という感じです。

とまずはさらけ出したわけですが、私どうですか?やりすぎですか?

荘子:
良いと思います。副作用などリスクとのバランスをちゃんと考えながらやっていけばこれからも継続して良いと思います。

古橋:
ありがとうございます。安心しました。
まずはテストステロン療法に聞いていきたいのですが、どのような治療なのでしょうか? 

荘子:
そうですね、まず、テストステロンというのは男性ホルモンの中でも一番多く占めるものになります。男性ホルモンと言うからには、筋肉とか性機能っていうイメージを結構持ちの方が多いかなと思うのですが、実際は脳に対する作用が重要で、それによって意欲を向上させたりとか、やる気が出る、更に頭の回転を良くする働きなどがあります。
認知機能・睡眠の質改善といった点にも効果があることが知られています。

古橋:
すごいたくさんありますね。ちなみにテストステロン値って大体何歳くらいから下がってきますか?

荘子:
大体20代前半にピークになり、その後はゆっくり下がっていきます。女性の更年期は閉経を境に一気に低下することで起こりますが、男性の場合は徐々にテストステロン値が下がっていってしまうことで、症状が出ていても気づかない、ということが多々あります。これがいわゆる男性更年期障害というものにもつながっていきます。

男性更年期障害とは:
病気ではないのに、中高年男性で「なんとなく不調」「突然のほてりや発汗」などが続けば、男性更年期のトラブルかもしれません。女性特有と思われがちな更年期の症状は男性にもあり、"性ホルモン"の低下やバランスの乱れが原因とされています。
女性の更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少する閉経前後のおよそ10年間に起こり、閉経後は徐々に慣れて症状は治まっていきます。
男性の場合、男性ホルモン(テストステロン)は一般的に中年以降、加齢とともに穏やかに減少します。

出典:
一般社団法人日本内分泌学会
https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=71

また、テストステロンは社会的なストレスがかかったりとかすると下がることが知られているんですね。逆に社会参画して、物事にチャレンジをして達成すると上がっていくので、男性のテストステロン値は社会的な要因によって上下すると言えます。

古橋:
私も過去、男性更年期障害を疑ってスクリーニングテストを受けたのですが、その結果ベースだと男性更年期障害の可能性があると言われたことがあり、ああこれがそういうことなのか、と思いました。

あと、素人目線だと、筋トレをしたらテストステロン値が上がるという理解なのですが。

荘子:
それはありますね。週に3回ぐらいの適度な筋トレをすることによって、テストステロンは上がるという一定のエビデンスがあります。
ただ、例えばそれがその先ほどの社会的なストレスによって下がっているものを、筋トレだけで補い切れるかで言うと難しいことがあって。ガッツリ下がっている時にそもそもダンベル握ることはできるのか?という話もあります。

古橋:
確かに元気がない時って、筋トレする元気もないですね。(苦笑)
テストステロン値ってどう測れば良いですか?健康診断や人間ドックでは項目がない気がします。

荘子:
健康診断や人間ドックで最初から入ってることはほぼないと思います。
テストステロン値は午前中に採血した方が良いなどの理由もあって、正しい数値を見る上で時間制限が出来てしまうのもあります。
なので専門で、テストステロン値を測ってくれるクリニックにかかるのが一番だと思います。

古橋:
具体的にテストステロン補充療法でどのようなことをしているかも教えていただけますか?

荘子:
注射が一番多いですね。あとは塗り薬や内服薬があります。

古橋:
私も2〜3週間に1度の頻度ですが注射ですね。個人差はあると思いますが、打った翌日からトレーニング効果などを実感しています。

荘子:
まずは、2〜3週間のサイクルを3ヶ月くらいやってそこで効果判定をしていくのが一般的です。
テストステロンにも副作用のリスクがあるので、リスクヘッジしながらやっていくというものになります。

※本対談内での処方・治療は全てクリニックにて医師が行っております。

古橋:
どのような副作用がありますか?

荘子:
肝障害や多血症、頭髪の脱毛、体毛の増加、そして精巣機能の抑制などがあります。これらのリスクをモニターし、適切にコントロールしながら治療を進めて行く必要があります。

低用量ED薬服用によるアンチエイジングとは

古橋:
さらに、低用量ED薬を飲むことで血管拡張作用を促しアンチエイジング効果があるという話があって、私も毎日服用しています。前に血管年齢が50代という検査結果が出たことがあり、相談して始めました。 

荘子:
これはPDE5阻害薬という名前なのですが、これは血管拡張作用によってEDを改善していくという治療なんですね。

これがまさにアンチエイジングと関連するということになるのですが、その機序は、血管機能に重要な役割をもつ一酸化窒素(NO)という物質を増やすことで、臓器の血流を改善したり、血管内皮細胞を保護する、また血管新生と言って新しい血管ができてくる。人間の身体は血管でできていますから、血管を健康に保つことにより皮膚を含めた全身の臓器に対する抗老化作用が期待できます。

※以下、参考記事

肌治療について

古橋:
肌の話もしたいのですが、最近は男女問わず美肌とかシミ取りなど聞くようになった気がします。見た目を整えるというのもアンチエイジング効果が高いのではないか?と思っているのですがどうでしょう。

荘子:
はい、とても大事だと思います。まず見た目の問題ですね。
メラビアンの法則と言うものがあり、人間が他者を判断する時の要素として6割は視覚情報だと言われています。したがって出会った瞬間に大半の印象が決まる。社会の中で生きていく、成功するという目的を考えたときに、これは非常にインパクトがあることです。
そして、皮膚は臓器のひとつであり、その役割は多岐にわたりますが、中でも重要な機能として、外からの刺激に対するバリア機能があります。したがって、肌を強く健康にすることによって外部からの刺激に対する防御力が高まりますから、結果として見た目だけではなく身体の内部のアンチエイジングという文脈でも重要であると言えます。

血糖値コントロールについて

古橋:
最後に、メディカルダイエットとして血糖値コントロールする治療も始まっていると聞きます。最近もSGLT2阻害薬が老化防止作用があるという記事も読みました。

※以下、参考記事

荘子:
はい、可能性のあるものがたくさんあって、メディカルダイエットで使われてるSGLT2阻害薬は余分な糖を尿中に排出することで摂取カロリーを減らしダイエット効果があります。、またGLP1受容体作動薬という食欲を落とすことで減量するというものがありますが、これらは血糖値のコントロールを経ての効果のみならず、その他種々の機序によって抗老化作用を示すと考えられています。また、メトホルミンという薬にもアンチエイジング効果があると言われていますね。
これらは糖尿病に対する治療薬なのですが、糖尿病治療薬がアンチエイジングに良い理由をお話するにあたって、まず糖尿病という名前がよくないと思います。

古橋:
どういうことですか?

荘子:
糖尿病って尿に糖が出る病気だと一般的には考えられているかと思いますが、その本態は血管の疾患なんです。
高血糖状態は血管機能に対して非常に悪影響を与えますので、糖尿病は血管がダメージを受けてボロボロになっていく疾患なんですね。先ほども申しましたように、人間の体は血管でできてるので、血管がダメージを受けることでいろんな合併症が出てくるわけですが、全ての臓器の老化が加速していくというものなので、糖尿病はアンチエイジングという観点で非常に恐ろしい病気です。
そういう目線で糖尿病を予防していくとか、血糖値の上昇を防ぐための行動は、日頃から意識すると良いですよね。

古橋:
私も祖母が糖尿病だったので、遺伝的に糖尿病になる確率も高いと思っていて。なのでできる限り防げることは全部するつもりです。

というわけで今日は、万可先生と「アンチエイジングとテストステロン」についてお話させていただきました。今日はありがとうございました!

荘子:
ありがとうございました!

AndL Docでは、皆さんの健康をサポートします

AndL Docでは、本対談のような相談もパーソナルドクターズと1on1で相談しながら、予防ケア、健康相談、薬剤処方、人間ドックまでワンストップで提供します。
オンライン診療は勿論、オフライン(京都・渋谷)で診察を受けることも可能です。

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