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言葉のことばかり【へんな偏】

右に妻あり

うちの息子が娘に書いた伝言メモ。
「凄いケーキあり」

ケーキに対する修飾語に「凄い」はないだろ。
しかも、そういうときだけ漢字で書くなって。
凄いケーキってどんなケーキなのか。
想像が膨らんでしまいますね。

ところで「凄い」って、
なんで「妻」なんですかね。右側。
しかも左側は「水」だし…。

ひょっとして、
ずぶ濡れになった妻の姿があまりにも…
これ以上は言えません。

にんべん

うちの息子がこう言いました。

『人べん』に『困る』でなんて読むか?
 あん、そんな字はないだろう…
…「のび太」。

絵が浮かぶとこがすばらしいですね。
と言うことは
『金へん』に『頼る』と書いて「スネ夫」か。

いろいろできるなあ。と二人で話していたら、
じゃあ、しずかちゃんは?ってことになり、
「そりゃ、風呂へんに覗かれるだろう」
…風呂へんってなんだ。いったい…

おんなへん

偏(へん)のことを考えると
いつもへんだと思うのが女偏です。

嫌、奴、嫉妬、怒、妨、妄、妖、奸、努、
なんか嫌な文字が多い。
男尊女卑だよな、って思っちゃいますよね。

ところがポジティブなものも意外にある。
好きとか嬉しいとか。

いったん偏見やめて共通点探してみると
気持ちを表してるものが多い気がする。
女性の方が感情豊かってことかもね。

男尊女卑って昔からあるみたいだけど、
日本での歴史は浅いって聞いたことがある。

そんな、江戸時代だって酷かったじゃないか
って思わなくもないけど、
昔は子供を産む女性はすごいんだ、
って考えが強くてもっと大切にされてた。
逆立ちしたって男にはできない。
光る君へ(大河ドラマ)見てても、
位の高い女性にいかに婿入りするかって
話ばっかりしてるしな。

男は女が不思議でしょうがなくて
すごく神聖なものだと思ってた。
卑弥呼の時代とか巫女が権力持ってたもんな。
巫女って不思議な力で呪ったりするし。

不思議な力は感情の力だからな。
現代でも男はみんなそれを恐れてる。
あ、僕だけかもしれませんが…。

まあそういう考え方も男目線ではあるので、
根本的におかしい気もしますね。

たばかる

姦しい(かしましい)って、
女が3人いると、やかましいってことだよね。
完全に男目線だ。

じゃあ男みっつだとなんて読むか。
当然それは思うよね。
「たばかる」(謀る)だって。
男は3人寄るとよくないことをたくらむのか…
こっちの方がよっぽど嫌な奴だけどな。

次回の言葉は「チクタク」です。


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