見出し画像

言葉のことばかり【対比】

龍虎相打つ

ノ門に『医院』
という名前の病院がある。
こういうの、大好きなんだよね。

門の前に虎が構えている。
それを上から龍が睨んでいる。
という絵が浮かぶ。

院長さんが龍さんという名前らしいので、
まあ偶然なんだろうけど、
なんかかっこいい。

築地に『山櫻』という紙製品の会社があって
そのとなりに『川梅』という
甘味屋さんがあったりする。

これもお店同士に関係があるとは思えないので
やっぱり偶然なんだろうけど、
まるで屏風かふすまの絵みたいだ。

山には櫻、川には梅。
梅と桜だけでも対比しているのに、
さらに山と川。合言葉か。
ちょっと出来杉君である。

対比は
同じジャンルが前提

「対比」って
比べて違いを区別することだけど、
ポイントはむしろ違うことより、
同じとこがある、ってとこ。

対比がおもしろいものって、
共通する部分があるとこがいい。

同じと思ってたら違う、んではなく、
違うと思ってたら同じじゃん。
の方がいい。
いい、ってのは僕が好きだってだけですが。

双子はそっくりなところより、
黒子の数が違う、みたいに
違うとこがおもしろい。

対比がほとんど似てるけど
だからこそ違いが際立つんだとすると

龍と虎ってそもそも釣り合ってない。
どっちも強いってことだろうが、
そもそも大きさが違う。

どう見ても龍の方が強そうだけどなあ。
いや、小さいのに強いのがいいのか。
そういえばゴジラ対キングギドラの絵柄も
こんな感じだもんな。
意外にネタもとかもしれん。

次回の言葉は「後の祭り」です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?