ダークな漫画も好き。#漫画感想文

『恨み屋本舗』

これはシリーズの初めから読んでいる漫画。正当な怨みを持つ者たちだけが依頼でき、その怨みをはらしてくれる怨みや本舗。オーナーが女性であるのも魅力的。一番好きなキャラは、十二月田。オタクなのにキーマンなところが良き。

『善悪の屑』『外道の歌』

怨みや本舗に似ている復讐漫画。様々なサイコキラーが描かれていて面白い。恨みや本舗は基本単話なのに対し、こちらはいろんな時間軸で事件が起こる。最後の同一人格者のキャラクターが身近にいたら、好意を持ってしまうと思う。『カモのネギには毒がある』のねずみ講と同様に孤立させ、情報を遮断されると操作されやすいことが分かる。いかなる時も家族と様々な友人、様々なコミュニティに属すことは精神衛生上よいし、騙されることも減るだろう。

『子供を殺してくださいという親たち』

親と子供の両方の視点に立って辛い。最低な親もいるし、生まれ持った性質から最低な子供もいる。愛情とはなにか、家族とは何かを考えさせられる。

『健康で文化的な最低限度の生活』

生活保護担当の公務員が主人公で、困難な立場にある人などとの交流を描く。生活保護を不正に受け取るビジネスモデルもある。この世には富める者から取るのではなく、困っている人や情報弱者から絞り出させるビジネスが多いなと思う。

『Hell dogs』

絵が綺麗だし、5巻で完結している点もスピード感があって読める。
何も知らないまま読んだ方が良い。普段生活していると関わりたくない人間だが、人間味がある面を描かれると心が動いてしまう。頭脳戦、心理戦がよい。

『ブルータル』

絵が綺麗で読みやすいが、他の復讐もののように感情移入はできない。


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