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いちばの本棚〜さよなら私〜

2018年2月掲載
文:カフェサナブリ いづみ
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私がおすすめする1冊は、マイブームやゆるキャラと言う言葉の生みの親・みうらじゅんさんの 『 さよなら私 』 です。


自分探しなんて言うのはよく聞きますが、みうらさんは、「自分」なんてもんがあるから、めんどうくさいことを引き起こしいろんな悩み不安がでてくる。 自分なんて見付けてる暇があるなら少しはボンノウを消そうとする「自分なくし」の方が大切なんじゃない?? とのこと・・・  

この本ではそんなみうら流「自分のなくし方」を教えてくれています。 何個が抜粋しますと・・・

「そこがいいんじゃない!」

あまりいい状況じゃないと脳が判断した時すぐさまその呪文を唱えましょう。 口に出して言うとさらに効果的です。 当然、脳の野郎は「そんなことないだろ」と、ツッコんできますが、耳を貸してはなりません。 いつしかこの呪文が口癖になり、かなり悪い状況でも効いてくると思います。

もう一度言いましょう。 「そこがいいんじゃない!!」

人は不安と真っ向に対峙したとき、必ず成長するものです。目の前の不安から逃げないで、どうにかうまくつきあっていこうとする気持ちが人を大人にするのです。 それにはできる限り他人にやさしくして、他人が喜ぶことだけを考えて、それを趣味に生きていけばいいのです。

偽善だって言われてもかまいません。 とにかく少しでも自分に興味をなくし、自分以外のものに興味を向けるべきなのです。

「不安だスティック!」

「不安だ」と思った時はその下に「スティック!」をつけ大声で叫びましょう。 「不安だスティック」。 なんだか素晴らしいことのように思えますよ。

などなど、みなさん薄々お気づきかと思いますが、8割「そなアホな」と思うような内容なんですが、あとの2割が凄い深い事を言っているような言っていないような?? 

とにかく笑えて、なんだか癒される。 みうらじゅん的人生訓。
 オススメです!

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