教壇に立つこと(11・12月号)

こんにちは マスです!

11月がいつの間にか終わっていたので更新を忘れていました💦
日が沈むのも早くなりいよいよ年末が近いんだなぁと実感しています

また新型コロナウイルスの勢いも止まらず第3波が猛威をふるっている状況が続いています
医療関係者の方々には頭が上がりません

自身が感染したりさせたりしないように努めなくてはいけませんね


では11•12月を振り返っていきます


3回目の考査


勤務校では11月下旬から12月上旬まで考査がありました
2期制では後期中間 3期制では2学期末にあたる考査ですが
生物基礎の中でも最難関(だと思われる)単元の“恒常性”が範囲になっていました

以前からこの単元を指導する際に
「考査のために学習をするのではないのだけど 自身の身体のことがメインになっているし 免疫なんかはタイムリーな話題なのでこの単元は時間や手間をかけて理解してほしい」
と伝えていました

また 今回の考査では生徒の日頃の取り組み方を見直すきっかけにもなると思い 執拗に学習をするように説くようなことはしませんでした(後で触れます)

結果として 平均点は10点ほど下がりました
特に基礎的な内容が整理できていない解答が目立ちました

ホルモンがどこから分泌され どこにどのような作用するのか
自律神経系が作用すると部位によってどんな作用が起きるか
病原体はどうやって認識され どのように排除されるのか

覚えることはたくさんあって 図解などにしてもなかなか骨が折れる
だからこそ 「自分が免疫細胞とか視床下部になった気持ちで整理すること」をお勧めしました

ただ 実践できたのは数人程度だったかもしれません


「勉強しなさい」は言いたくない


担当してる学年にもよりますが 1,2年生はこれからまだまだ学ぶことが沢山あります
理科に限らず他教科を含めるととてつもない数の知識を入れてそれらを使う必要が出てきます

私は膨大な知識の中から必要なことを引っ張り出すのは練習が大切だと思っています
ここで言う練習とは「inputとoutputをどちらも行うこと」です


inputだけ outputだけで身に付いたと感じて本質に迫れず苦手だの嫌いだの言うのは違うはずです

映画の後半に何が起きるか知らないのに「あの映画はつまらん、見る価値がない」というのは簡単ですがそれはちょっと待てよと言いたくなります

ただ 映画と違うのは見たところで理解できるか 面白いと感じるかどうかはわからないことです
見た上でやっぱり…というのであれば今の自分の価値観や必要性にフィットしなかったんだなと考える

必要性を例とすれば 現在 ウイルスや感染症に対して社会も生徒も関心が強い
教科書上で免疫を学んで「じゃあ コロナウイルスはどう排除されるんだ?」
などと思いを馳せることもできます

ただ 時間が経って様々な経験をした際 何かのきっかけで再度生物学に触れたとき

「あれ? 植生と産業って関連があるのかも」
「これって ニュースになってたな」

その時のために 内容がある程度まで理解出来ていれば キーワード検索したり時間がない時でも学び直しができる気がします

そんな気がするんです


全てを理解する必要があるのか


ここ数日 色々と考える時間がありました
センター試験○割取れないといけないとか 掛け算順序の問題とか
教員方からの意見 教員ではない方の意見

教員が求められることはたくさんあるな〜と思う一方で
生徒にはどこまでを求めればいいのか 考えていました

目標と評価は各教科担当者が年度始めに決めています
私もそれに準拠した指導をしているつもりです

ただ 生徒の実態に合っていないような気がすることもあります
それは接している教師にしかわからないので自身で工夫するしかありません

目の前の生徒達にどこまで教えたらいいのか
どこからを生徒自身で開拓して欲しいか

まだその加減がわからず 教え切ろうとしてしまってます
そして それを生徒が全て理解できているとは思えない

生徒に教科書の全てを理解させることに重点を置いてしまっていいのだろうか?

そんなことを残りの3ヶ月の中で考えていきたいと思います



最後まで読んでいただき ありがとうございました
今後はもっと読みやすい文章になるよう精進していきます

では 良いお年を!