2015年5月の記事一覧
肉体のなかに夜を隠して
精神だけでものを考える癖が
たびたび裏目に出るから
本当のことをいうのをやめてしまった
本能だけで求め合うような関係の純度を
わたしは信じないけれど知っている
絶対に誰かが傷つかねばならない
彼が童心を埋めた場所がうるさく光るから
噛み付いた
君の目から星の死骸がひとつ零れ落ちた
そのことにあたしはすっかり怖くなって
君の目に映ったら終わりなんだと知った
毒のないものはただ意味もなく正しいだけ
刺をもつものが人を惹きつける
みんな悲劇に舌なめずり
ちゃんとしてないあたしを責めないで
早起きなんてしないわよ