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聖書や神話を知らんと理解できんアートが多いのでエピソード別にまとめてみる(新約聖書篇5) 〜イエスの誕生

1000日チャレンジ」でアートを学んでいるのだけど、西洋美術って、旧約聖書や新約聖書、ギリシャ神話などをちゃんと知らないと、よく理解できないアート、多すぎません? オマージュなんかも含めて。
それじゃつまらないので、アートをもっと楽しむためにも聖書や神話を最低限かつ表層的でいいから知っときたい、という思いが強くなり、代表的なエピソードとそれについてのアートを整理していこうかと。
聖書や神話を網羅したり解釈したりするつもりは毛頭なく、西洋人には常識っぽいあたりを押さえるだけの連載です。あぁこの際私も知っときたいな、という方はおつきあいください。
旧約聖書篇は全65回で完結しました。こちらをどうぞ。

いまは新約聖書をやってます。ログはこちらにまとめていきます。
このあと、ギリシャ神話。もしかしたらダンテ『神曲』も。


いきなり問題です。

Q:イエス・キリストはどんな場所で生まれたでしょう?
A:厩(うまや)です!

うん、なんかそう習ったよね?
厩=馬小屋。
でも、どうも違うらしい。
家畜小屋らしいよ。家畜小屋の飼い葉桶(かいばおけ)。

たいした違いないって?
そうかなぁ? 馬だけがいる馬小屋と、牛やロバや羊や豚がいる家畜小屋と、ずいぶん印象が違うけどな。

ま、とにかくそこで生まれたわけだ。
どうやら訳の問題で日本では馬小屋になってしまったということらしい。

Q:では、なんで家畜小屋で生まれたんでしょうか?
A:・・・ええと、貧乏だから?

これまた違います。
旅の途中だったらしい。
旅の途中で「う! あ、やばい、産まれるぅ〜〜!」ってなって、宿の家畜小屋を借りて産んだらしい。



Q:じゃぁ、イエスはいつ生まれたでしょう?
A:いやいや、そんなの常識でしょ? 12月24日、クリスマス・イブの夜中でしょうよ

ごめん、それも違う。
前々回にやったけど、聖書にはそんなことどこにも書いていない。
しかも、実際に生まれたのは、聖書の記述からすると、冬ではないらしい。

じゃあ、なぜ12月24日の夜中に生まれたことになっているかというと、どうやら、イエスの死後何百年経ってから「誕生日は12月25日とする(生まれたのは24日の夜中)」って定めたらしい。

冬至の時期であるこの日前後には異教の記念日がいろいろ重なっているので、どうやら「そこにイエスの誕生日をぶつけた」というのが理由らしいのだ。

つまり、異教の記念日に正面から闘いに行って、他の賑わいを潰し、布教拡大に利用したわけですね。

ついでに言うと、夜中に生まれたかどうかも定かではない。

幾人かの画家が舞台を夜にして描き、それが話題になり、いつしか夜中に、というのが真相っぽい。



今日はその辺の話を見ていく回だ。

というか、「イエスの誕生」周りだけでも、「羊飼いたちの礼拝」「東方三博士の礼拝」「聖母子」など、いくつかの絵のモチーフがある。

それらを一回に掲載にすると大量になりそうだし、それぞれモチーフとしてまぁまぁ有名なので細かく分けることにする。

また、例によって4つの福音書や外伝などもごっちゃにして、「アートで描かれた有名なモチーフであればとりあえず取り上げる」というスタンスで紹介していこうと思う。実は福音書によって言ってることが違ったりするのだけど、あんまり細かいことを気にせず進もう。


さて、前回は「受胎告知」を取り上げた。

大工のヨセフという婚約者がいるマリアに、ある日何の前触れもなく天使が現れて「アヴェ・マリア(おめでとうマリア)、 あなたは神の子を身籠もりました!」と告知したよ、というお話だ。

人気テーマだけあって、いい絵・おもろい絵が多いので、まだの方はぜひ見てみてください。


で、告知されたマリアは当然おどろくわけだけど、婚約者ヨセフの驚きもなかなかのもんだ。

大工ヨセフ。
聖書に年齢の記述はないが、わりと高年齢で、一説には90歳とも言われている。

まぁ90歳はやりすぎだと思うけど、高年齢に描かれている絵が多いのでそういうことにしておこう。

そのヨセフじいさん、12歳(16歳説もある)のマリアを娶る。
まぁまぁドキドキしているのは想像に難くない。

でも、ショックなことに、マリアは彼にこう言うわけだ。

私、妊娠しちゃったの。
でもね聞いて!
誰か別の男の子どもじゃなくて、神様の子どもなの!


・・・ええええ!
   いや、信じられるわけないし!



普通なら、「このあばずれめ!」と、叩き出すところだ。
「この老人では不足かー!」ってなもんだ。
当たり前のように「それはもう婚約解消だな」とヨセフは思う。当時の常識ではそれは姦通という重い罪に当たる。

ただ、マジメでいい人だったらしいヨセフは、マリアを姦通罪として訴えず、黙って縁を切ろうとした。

そんな夜のこと。
神は抜かりなく、ヨハネの夢に天使を送って、フォローする。

ヨセフよ。
ダビデの子孫、ヨセフよ。
そんな悩んでないで妻マリアを迎え入れなさい。
マリアのお腹の子は聖霊によって宿ったのである。
神の子を宿ったのだ。
マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。
この子は私の民を罪から救うからである。


おお、神よ。
と、法悦に浸りながらも、「ホントかなぁ・・・」とは思うだろう。
でも、マリアもそう主張してたからなぁ・・・。

ヨセフは迷う。
でもまぁ敬虔な信者ヨセフは、結局信じたんだろう。
ヨセフは目が覚めてから、マリアを許し、妻として迎え入れる。


この「夢の場面」を何人かの画家が描いている。

ニコラス・ベルタン
天使がプット(赤ちゃん天使)を引き連れて、ヨセフに伝えに来ている。ヨセフは大工の仕事場で居眠りしちゃった感じ。構図がよく、いい絵。

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アントン・ラファエル・メングス

いやー、ハリウッド男優並みにハンサムかつ渋いヨセフ。かっちょいいなぁ。。。そしてなんか体臭まで匂ってくるようなリアルさがある。
というか、だんだんわかってきたけど、ヨセフの記号は「黄 or オレンジ色の服」だな。

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ガエターノ・ガンドルフィ
これはわりとお年寄りで疲れているヨセフ。人の好い、やさしげなヨセフを活写していると思う。

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ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
寝ているヨセフの前に現れた天使、なのかな。
なんか天使に見えないけど、ヨセフに語りかけているから天使なのだろう。
もしくはマリアの可能性もあるか。「ねえ、起きて」と。

ラ・トゥールはろうそくの炎を光源とした絵を多く描いているが、ここでは光源を隠し、神の代弁者としての天使(もしくはマリア)を明るく印象的に立たせている。

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ピア・パロセル
天使が雲の乗り物に乗っているのが珍しいパターン。

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旧約聖書篇のときの大常連、ジェームズ・ティソさん。
ティソさんは前回から一貫して6枚翼のセラフィムかケルビムに告知させているね。
というか、セラフィム(ケルビム?)って手があるんだw

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さて、と。

めでたく誤解(?)がとけ、わかりあった夫婦は、臨月になってわざわざベツレヘムに行く。

下の図の「ナザレ」に住んでいるわけだけど、そこからエルサレムを越え、エルサレムのちょっと南にあるベツレヘムまでえっちらおっちらロバで旅をする。

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なんで臨月にもなってそんなことをしているか。

これはね、「聖書のつじつま合わせ」だとボクは思うな。

実は、旧約聖書で、救世主(=メシア)登場の条件がいろいろな書に少しずつ書かれている。

(1)処女から生まれる(イザヤ書)
(2)ダビデの子孫から誕生する(サムエル書)
(3)ベツレヘムで生まれる
(ミカ書)
(4)ロバに乗ってエルサレムに入城する
(ゼカリヤ書)

これらすべてを成就させて、「イエスこそが救世主であった」と、新興宗教としてのキリスト教は強く主張したかったのだと思う。

で、最終的に(1)から(4)まで、エピソードが印象的に報告された。

(1)受胎告知(処女懐胎)
(2)今回
(3)今回

(4)エルサレム入城

(2)と(3)のために、とにかくベツレヘムで産む必要があったし、ヨセフはダビデの子孫でないといけなかった。

それを一石二鳥で解決するために、ヨセフとマリアは臨月でベツレヘムに行くことにしたのだと思う(つまりボクはフィクションだと感じてるということだ)。


背景としてこんな史実を(福音書を書いたマルコとルカは)利用している(ちなみに福音書著者4人のあとの2人、マタイとヨセフは、イエスはナザレで生まれたとしている)。

当時、ユダ王国(バビロン捕囚からエルサレム帰還を果たしたユダヤ人国家)はローマ帝国の支配下にあり、ローマ皇帝アウグストゥスが、全領土の住民に人口調査を命じたんだな。

で、その住民登録は「祖先の出身地」で行う必要があった。

ヨセフはダビデの子孫でなければいけないから、出身地もダビデの出身地と同じベツレヘムでなければならない。

そのため、ヨセフは妻マリアとともに、住んでいたナザレから、「祖先の出身地ベツレヘム」まではるばる帰らないといけなかったわけ。

そして、ちょうどベツレヘムに滞在しているときにイエスを産むと(2)と(3)を一石二鳥で両立させることになるわけだ。

いや、ヨセフがダビデの子孫だろうがなんだろうが、マリアは処女懐胎しているわけじゃん? だったらいずれにしてもヨセフの血(つまりダビデの血)は入ってない、ってことなんだけど、それはいいのん?


ええとね、そこはいいらしいw
聖書はそのことについてはまったくスルーしているw

まぁなんかよくわからんな。。。

とにかく、ベツレヘムまで旅をして、ベツレヘムで産んだ、ということだ。


このベツレヘムの人口調査について、あのピーテル・ブリューゲルがその名もずばり「ベツレヘムの人口調査」というタイトルで描いている。

いやー、地味な題名w
でもね、なかなか味わい深い絵だったりするのである。

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いつものブリューゲルと同じく、当時のイスラエルの風俗を無視して、ブリューゲルが生きた16世紀のフランドル地方の情景にすり替えている。だって雪降ってるもんねw

で、実はマリアもヨセフも出てくる。
さて、どこにマリアがいるか、わかるだろうか?

もうね、すっごいさりげない。
というか、誰かに説明されなければ絶対わからない。

ここ、ここ!
真ん中ちょっと下の、ロバに乗った地味な女性!

そして、ロバを引いているのは(ノコギリを持っているコトから)大工ヨセフだろう。

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このさりげなさが実にいい。

この夜、イエスが生まれる(つまりクリスマス・イブなのだ)(実はイエスは12月に生まれてないことは前々回に書いたが)。

つまりこの夜、人類史が大きく変わるわけだけど、それに誰も気がついておらず、普通に賑やかにいろんな人それぞれの暮らしがそこにある。

そのことが実に味わい深いな、と。


で、味わい深いだけでなく、わりと重要なストーリーでもある。

マリアたちが目指す旅籠は、住民登録の会場になっていて超混雑しているのだ。

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だから、彼らは宿の主人に断られる。

あ、お泊まりですか?
申し訳ありません、ご覧の通り、いま住民登録で大混雑でして・・・お部屋もありませんし、対応も出来かねます。
・・・おや、奥さん、今日にもお産になりそうですね。
大丈夫ですか? 
良かったら、うちの家畜小屋ならご休憩にお貸しできないこともないですが・・・


こうして、その家畜小屋で、イエスを産むのである。

なるほどそういう段取りだったわけね・・・。
マルコ伝とルカ伝はこの説を採っているらしいのだけど、上手にまとめたなぁ、と思う。


ということで、ベツレヘムまで旅してきて、この旅籠の家畜小屋で、イエスを産む。

イエス誕生の絵に移っていこう。


アルブレヒト・アルトドルファー

もう廃墟みたいなところで産ませている。
これ、ちゃんと意味があって、イエス以前の世界は不完全であった、ということの隠喩だという。
つまり、ボロボロに描けば描くほど、「イエス以前は不完全、イエス以降にそれが完全になる」ということだ。。。いや、それにしてもね、あまりにボロボロすぎない?w

遠くにいる天使は、たぶん次回の「羊飼いたちの礼拝」の羊飼いたちに天使が告知している姿。

ちなみに、この絵は西洋絵画史上最初の夜景画のひとつ、らしいよ。

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ジョット
これもあばら屋というか、掘っ立て小屋ですらないところで産んでるね。
右手前にいるのは、羊飼いたち。上の絵と同じで、この羊飼いへ天使の告知はほぼ同時刻に起こっているので、この絵のなかで同居している、ということだろう。

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フランチェスカから2枚。
この楽隊は天使かな、羊飼いかな。
右にいるのは、次々回に出てくる「東方三博士」かもしれない。これもフライング。
というか、この辺、あまり境がなく、いろいろ出てくる。

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こちらのフランチェスカは、珍しい構図。
天使たちが開いた天幕から出産直前のマリアが出てくる、という「お出まし」パターンだ。
このマリアの前割れデザインの服、ちょっとオシャレ。

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ヘールトヘン・トット・シント・ヤンス

やけに小さな赤ん坊イエスと、それを見守る小さな天使たち。
空にひとり飛んでいるのは、受胎告知をした大天使ガブリエルだろうか。それとも羊飼いたちに知らせているところだろうか(たぶん後者)。

右奥に存在感うすくヨセフがいる。
暗い中に浮かび上がるイエスがなかなか美しい絵。

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というか、牛が可愛いw
「モモモモモ」って見てる。
この牛が可愛いので、「今日の1枚」にしようと思うw
となりにうすーく馬(ロバ?)も見えてるけどね。

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ジョルジュ・ド・ラ・トウールからもう1枚、「聖誕(Nativity)」。
左側にいるのは、マリアの母アンナ。彼女の手で隠されたところにろうそくの光源があり、その光源はイエスのみを明るく照らしている。
印象的ないい絵。

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ボッティチェッリ
この絵は「羊飼いの礼拝」も「東方三博士の礼拝」も両方入っているオールスターバージョンだ。
家畜小屋で生まれているイエスの、向かって右側に羊飼いたち、向かって左側に三博士がいる。
空には天使たちが舞い踊り、手前では天使たちがハグしあっている。
右下と左下には悪魔もいる。これは後にイエスを騙そうとする悪魔がいまから邪魔しようと絡んでいる感じだろうか。

それにしても、全部を表現しようとしすぎた、えらく説明的な絵だね。

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ジャン・エイ
(「ムーランの画家」として知られている)。
この絵のタイトルは「枢機卿ジャン・ロラン寄進のキリスト降誕」。

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マリアの後ろの赤い衣が寄進者(金を出した人)ジャン・ロランだ。

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んー・・・なんか友人にも上司にもしたくない感じのオジサンだw
超悪人面。髪型も変w
しかも寄進者だからって自分をこんなに大きく描かせ、題名にも明記させるとは、なんてドあつかましい(きっとヤなやつだ)。

このジャン・エイという画家も、この寄進者に好意をもってないね。あえて偉そうに描いている気がする。

ちなみにこの絵、マリアの顔が青すぎるのが気になる。貧血すぎ。産んですぐだからかなw
すっごく遠景で、天使が羊飼いたちに告知しているね。その手前のおっさんふたりは何だろう? 枢機卿と同じくらい意地悪な顔しとるw


ドミニコ・ベッカフーミ
これもオールスターキャスト的に賑やかだ。

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生まれてすぐのイエスがむくって起き上がっているのもすごいけど、この絵の白眉は最上部の白鳩(聖霊)を中心に円を描いている天使たちじゃないかな。すげーなこの構図w

すげーでしょ?って天使も言ってるw

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そして、さりげなく顔だけ天使(つまり上級天使であるセラフィムかケルビム)が左上にいる。
神の子の誕生をチェックしに来たんだろう。

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これまた常連、マルク・シャガールさん。
イエスの未来を暗示させる「降誕」の絵。
なんで牛が赤いんだろう(羊?)・・・牛の下の月みたいのはなんだろう・・・
これは新約聖書の話をいろいろ読み終わってからのほうが味がわかるのかもしれない。

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さて、最後はコレッジョ
とてもいい1枚。ただ、もうすでに家畜小屋ですらない。美化しすぎているかも。でも、こういう美化は新約聖書の絵としては普通かな。
美しいね。

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ということで、今回はオシマイ。

次回は、このイエスの聖誕を羊飼いたちが見に来る、という「羊飼いの礼拝」だ。

今回と似たような絵が続くけど、有名なモチーフだし、「きよしこの夜」の歌になった場面だよね。

2番のところ。

きよしこのよる 星はひかり、
すくいのみ子は まぶねの中に
ねむりたもう、いとやすく

きよしこのよる み告げうけし
まきびとたちは み子のみ前に
ぬかずきぬ、かしこみて

・・・この、「御告げ受けし牧人たち」のお話だ。




この新約聖書のシリーズのログはこちらにまとめて行きます。
ちなみに旧約聖書篇は完結していて、こちら

※※
間違いなどのご指摘は歓迎ですが、聖書についての解釈の議論をするつもりはありません。あくまでも「アートを楽しむために聖書の表層を知っていく」のが目的なので、すいません。

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この記事で参考・参照しているのは、『ビジュアル図解 聖書と名画』『キリスト教と聖書でたどる世界の名画』『聖書―Color Bible』『巨匠が描いた聖書』『新約聖書を美術で読む』『名画でたどる聖人たち』『アート・バイブル』『アート・バイブル2』『聖書物語 新約篇』『絵画で読む聖書』『中野京子と読み解く名画の謎 旧約・新約聖書篇』 『天使と悪魔の絵画史』『天使のひきだし』『悪魔のダンス』『マリアのウィンク』『図解聖書』『鑑賞のためのキリスト教事典』『西洋・日本美術史の基本』『続 西洋・日本美術史の基本』、そしてネット上のいろいろな記事です。



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