見出し画像

ウェブカメラに「SIGMA fp」を導入してみた


afterコロナだか、postコロナだか、withコロナだか知らないが、このコロナ禍で一気に普及し、これからもたぶん残るであろう習慣のひとつが「オンライン会議」だろう。

そりゃ一部の人はとっくに気がついていた。
でも、ネット後進国である日本において、それは本当に一部の理解だった。

それが今回、晴れてネットに疎い方々も気がついてくれた。
いきなりほぼすべての会議がオンラインで済ませられる段階まで普及が進んだ。

これがどれほど喜ばしいことか。
2年前からZOOMの有料会員であるボクは本当にこの日を待ちかねていたのである。


で、喜ぶと同時に「これが日常になるのであれば」と、考え始めたのが画質の向上音質の向上である。

これからも確実に日々多用するのであれば、なるべく初期に投資しておいたほうが、運用コストが下がってお得だ。


というか、プレゼンを少しでもやったことがある人はわかるよね?

「プレゼンの見栄え」は確実に結果に影響を与える

オンライン会議でのプレゼンの場合、プレゼンする人(ボク)の映りの良し悪しや、音質の良し悪しは、それなりに結果に影響を与えるだろうし、なにより相手への説得力が違ってくる。

そしてボクはオンライン講座とかセミナーにも出ることがちょいちょいある。

まぁmac bookについてる純正のカメラもまぁまぁいいんだけど、やっぱ専用のウェブカメラが欲しいところだなぁ。

とはいえ専用のもたいしていい画質のないしなぁ、なんかいい画質のカメラが欲しいなぁ、と思ってはいたのである。


そんなとき、こんな記事を読んだ。


あ〜、これだ! と思った。

実はボクは前からSIGMAファンで、SIGMAの福島工場に行ったこともある。

SIGMAの山木社長の情熱も素晴らしいと思っているし、なによりモノづくりの会社としてリスペクトをしていて、SIGMA製品であれば基本好き、というくらいはファンなのだ。

でも、なぜかウェブカメラとして簡単に利用できることをスルーしていた。そうかそうか、fpがあったか。

↓山木社長の新商品発表会プレゼンビデオ(fpは35分18秒くらいから)。



調べたらわりと想像を超えるいいお値段ではあった。

でも、

●ウェブカメラ専用ではなく、実に撮り味のいい世界最小・最軽量フルサイズミラーレス一眼カメラでもあること。
●超小型なのに本格的映画が撮れる実力派であること。
●外出自粛で個人会社の経費をほとんど使っていないこと。
●約1週間後に誕生日が来ること(オレがオレにプレゼントする!)

などを考慮にいれて、「えいや!」と買うことにした。


念のためネット上のいろんな記事を読み込んだうえで(あとはSIGMAへの信頼もあって)、ポチった。

ちなみに、このレンズ付きのセットだと(↓)、上の山木社長の動画の前半(4分16秒あたり)に出てくる「45mm F2.8 DG DN」がキットとして付いてくる。

ネット上で調べたらとっても評判のいいレンズだった。


家に着いたのが5月21日(木)。

画像7


大きさ的には手のひらサイズ。
でも、マジでフルスペックだ(世界最小・最軽量フルサイズミラーレス)。

画像8


1枚目に撮ったのが、愛犬ハテの写真。
保護犬で、やけに斜頸だなと思っていたら右耳が聞こえなかった。
だから、左耳を立て、いつも右側にハテナって頭を傾けている。だから、ハテ。

画像10

画像11


何にも調整せず、そのままシャッター押しただけでこのクオリティ。

これは写真が楽しくなりそうだ。。。

21:9のいわゆるシネスコモードでスチルを撮れるのも魅力。


さて、では、デスクに置いてみよう!

いまはモニター5面体制で変態的にいろいろやっているんだけどw、小さな三脚を立ててセッティング完了。

画像9


SIGMA fpの弱点はバッテリーが弱いこと。
1時間くらいしか持たない。
なので、長時間のオンライン会議などの場合には、AC電源をつなげて使う必要がある。これは必須。


でも、必要なのはそれだけで、あとはSIGMA fpから直接USB-Cでmacにつなげば完了だ。超簡単。

画像10



本体をシネマモードにして、「ビデオクラス(UVC)」を選べば(USB-Cを本体にさすと液晶に選択肢が表示される)、すぐZOOMのカメラ設定のところに「SIGMA fp」という項目が現れた。

ちょっと使ってみた感じだと、動画のオートフォーカスが弱いので、ZOOMなどではマニュアルでフォーカス固定にしたほうが落ち着く。

で、これ(↓)が初期設定のままとりあえずZOOMに映してみた画像である(スクショ)。

スクリーンショット 2020-05-22 12.38.24


おお、すごいボケ味が出る!
そして細かいところまで超くっきり(しわとかシミまでくっきりw)。

うわー、(被写体はいったん忘れるとして)なんかすげー!


試しに顔ライティング用のLEDを消して映してみたらこんな感じ。
皺とか隠れるけど、ちょっと暗いな。

スクリーンショット 2020-05-22 12.56.48


じゃ、露出をもうちょっと明るくしてみるか。

ついでに、いろいろある「カラーモード」でちょっとオレンジ目の「サンセットレッド」を選んでみよう。

スクリーンショット 2020-05-23 7.24.03


おお、暖かい色になったぞ。

そして、白色灯をつけると、こんな感じ。

スクリーンショット 2020-05-23 7.23.14


うん、まぁまぁイメージ近いかなぁ・・・。
でも赤いかなぁ・・・。


ちなみに、カラーを「フォレストグリーン」にしてみたらこんな感じ。
もうちょっと暖かみが欲しいかなぁ。

スクリーンショット 2020-05-23 7.36.46


ハリウッドが最近よく使っているという「ティール&オレンジ」もわりといい。

結局、一番最初の初期設定のが一番いいか。。。

ということで、まだまだ設定をいじり中だけど、映像はかなり満足してきた。

※ 夕方から夜はこんな感じになる。

スクリーンショット 2020-05-26 17.49.25


さて、次は音質だ。

「プレゼンとは声である」という格言もあるくらい、音質は重要。

これからそれを探す旅に出る。

だれか「これぞ!」というのを教えてください。

ちなみに、「ハゲ頭にヘッドセットをすると滑稽になることがある」というのは考慮に入れてくださると助かりますw




古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。