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【今日の読書旅】Day168

2割に集中して結果を出す習慣術
古川武士 著 ディスカバー 2017年

「メリハリ」こそが、結果を出すコツ!

❶[3セレクト]

①完璧主義は悪いのか?

仕事で結果を出す人は、仕事の本質を見極め、成果がでるポイントに全力投球し、それ以外の部分は上手に力を抜いている。「最善主義思考」を持っている。

一方で、いつも頑張っているのに結果を出せない人は「完璧主義思考」を持っている。

完璧主義の人は、「きちんとやり遂げる」「細部にこだわる」ことに美徳を感じている。それ自体は間違っていないが、わたしたちは、”限られた時間で”成果を出す必要がある。つまり、過剰な完璧主義はビジネスでは弊害になる。

【完璧主義の人の仕事のしかた(例)】
・自分が決めた通りに物事が進められないと、「ダメだった」と自己否定してしまいがち。
・どんなことでも、正解があると考えて、その通りにしないといけないと考える傾向がある。
・些細なミスであっても、「仕方ない」と自分を許せない。
・相手が求めることより、自分のこだわりに固執しがち。
・繁忙期でも全ての仕事に理想を求めて妥協せず、長時間残業になりがち。
など

【完璧主義の3タイプ】

1、二者択一の判断(100点か0点か)
2、過度の理想主義(どんな仕事にも高い行動基準、完成基準を設ける)
3、否定の恐怖(人からの拒絶や恐怖を気にするあまり、空気を読みすぎて行動できなかったり、決断できない)

②単位時間あたりの集中力はどれくらい?

神戸製鋼で7連覇を達成した伝説の元ラガーマン平尾誠二さんが、日本代表監督になったときの最初の方針は、

「日本のチームは練習しすぎだ。練習時間を週に3回、2時間にする」というものだった。

海外のチームの練習時間は日本より圧倒的に短い。日本だと5、6時間練習するところを、海外だと2時間。

日本は6時間の力の全てを使い切るように練習するので、時間あたりに発揮する集中力が低い。

集中力を最高潮に持っていく力が弱いと考え、平尾監督は、分密度を高める改革をした。短い時間で成果をあげるためには、働く時間に制限を設けたり、集中力の精度を高めることが重要。

③戦略的に妥協して最適化する

完璧主義の人は、全てを完璧に進めようとして混乱する。一方で、上手に力を抜く人は、限られた時間で仕事を終わらせるやり方を考えだす。

自力で全てを行うことはまず不可能なので、他人の力を借りる。全て自分ひとりで予定通り進めたいという気持ちを抑えて、妥協しなければうまくいかない。成果を出すためには「妥協ポイント」を見つける。

+1:影響力の大きい仕事に注力するのが重要

「上位20%が80%の売り上げをもたらしている」というのは、多くの業界で当てはまる。

完璧主義の人は、「20%の重要な顧客もその他のお客様も大切だ」と、全てのお客様に同じ努力で営業活動をする。

結果、小口の仕事に追われ、常に忙しい。一方で、うまく力を抜く人は、上位20%のお客様に徹底したアプローチをする。20%になりそうなお客様の開拓に時間を使い、限られた時間で大きな受注を得る。

❷[マイエピソード]

 「あー、私って完璧主義だったのかぁ」と気づいたのがはやくてよかった。(とはいっても、その時には既に30年も経過していて…だいぶ命を損した気がして悔しかった)

昔の私が、この本を読んでいたら、本の中の”完璧主義の人”は、「わたしです!!」って間違いなく、ピシーッと手をあげていました。

今では、「完璧主義ってかっこ悪ー」って思っています。つまり、かっこ悪かった昔の私をようやく認められたってことです。時間がかかりました。。

それくらい、筋金入りの完璧主義だったんです。

ある時、「ねぇ、完璧主義を墓場まで持っていくの?」って自分に質問したら、「もう嫌です!」っていうので、やめました(笑)


❸[今日からのアクション]
毎日20%にフォーカスすることと、80%の無駄にも気づいて手放す

このnoteを書いている人について・・


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