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【今日の読書旅✈︎】

さぁ才能に目覚めよう
マーカス・バッキンガム&ドナルド・0・クリフトン 著 日本経済新聞出版社 2001年


強みを築くにはまず自分を知ること。
「汝自身を知れ」とはアポロンの神殿に掲げられて以来、2000年を超す人類普遍のテーマ。
人間をいくつかの類型に分類し、そうした類型を通じて読者に自らを知らしめようと試みる類書が多い中、本書は、人間そのものではなく、人間の資質を分類し、その組み合わせによって、わたしたち1人ひとりの特殊性、個性を数理的に立証している。
34の資質のうち、5つの資質が全く同じになる確率は3300万分の1!
才能を把握し、必要な技術と知識の助けを借りて才能を磨けば、誰もが強みを生かした強固な人生を築くことができる。


❶[3セレクト]


①才能を突き詰める最善の方法とは


4つの手がかりを最大限に利用して、自らの行動と感情を長期にわかって見つめること。最強の脳内回路のある場所を教えてくれる。
(様々な状況下で自分は無意識にどのような反応をしているか、自分自身を観察すること)

*4つの手がかり
「無意識の反応」「切望」「修得の速さ」「満足感」


②弱点にはどうやって対処すればいいか


あなたの弱点は何か?
わたしたちの多くは、弱点にこだわっている。弱点は、恐れなければならないものではない。得策は、強みに主眼をおいた上で弱点に対処する方法を見つけること。それにはまず最初に弱点とは何か知る必要がある。

弱点とは、「すぐれた成果を得るのに妨げになるもの」
【進歩がのぞめない分野(自らの足を引っ張る弱点)に対する戦略】
1、少しでもよくする
2、サポートシステムを作る
3、才能の力で弱点に打ち勝つ
4、パートナーを見つける
5、とにかくやめてみる


【対処の際の注意点】
その弱点が、技術に関するものか、知識に関するものか、才能に関するものかしっかり見極める。


③強みを土台にした企業を築くには


「最も得意な仕事をする機会に毎日恵まれている」という質問に対して、「恵まれている」と答えた従業員はわずか20%。


「恵まれている」と答えさせるには、1人ひとりの環境をあらゆるかっく度から注意深く観察しなければならない。

1、人の際才能は1人ひとり独自のもので、永続的なものである。
2、成長の可能性を多く秘めているのは、1人ひとりが1番の強みとして持っている分野である。
(⇆2つの誤り)
1、人は誰でもほとんど全てのことにおいて、能力を発揮することができる
2、誰にとっても最も成長の余地があるのは、その人の一番弱い分野である。


【対策】
・個々の従業員を型にはめ込むのではなく、あくまで最終的な結果に重きを置くべき
・研修にかける時間と資質は、従業員の弱点を矯正してスキル・ギャップを埋めるのではなく、1人ひとりの強みを発揮し、それを伸ばすために費やすべき


❷[エピソード]

 
人生にとっての悲劇は、傑出した強みを持たないことではなく、強みを生かせないこと

「日陰の日時計がいったい何の役に立つのか」眠れる強みとは「日陰の日時計」にほかならない(ベンジャミン・フランクリン)


❸[今日からのアクション]


先日亡くなった俳優の田村正和さんのお話を思い出した。田村正和さんが、なぜテレビ業界で活躍したのか?「映画も舞台もやってみたけれど、自分には合わなかった」という。経験した結果、早期に損切りして自分が活躍できる場所で仕事し続けた俳優さん。わたしたちは、つい弱みを克服することだけに時間もお金も注ぎがちだけれど、元々持っている才能を伸ばせば、そのどちらも短縮でき、最適な環境でいかされた時、逸材になれる。
積極的に芸術的活動をしていく。まずは、オンラインの書の個展に出品するための作品を書いてみる。


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