2021年3月の記事一覧

「自分には価値がない」の心理学

【今日の本】「自分には価値がない」の心理学 根本橘夫著 朝日新聞出版 2016年 ❶[3セレクト] ①なぜ、生きるのがつらいのか?生きづらさを引き寄せる無価値感。無価値感が強いと、いろんな場面で人と比べてしまう。なぜなら、優劣が自分の存在価値に直結するからである。自己価値感のしっかりした人は、相手を称え、自分もがんばろうと建設的な方向へ意識を向ける。しかし、無価値感の強い人は、自分が劣ることに過度にこだわり、自分を否定する方向に心が動いてしまう。私たちは、成長過程で、多か

他人に支配されず、自由に生きる技術「あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。」

【今日の本】他人に支配されず、自由に生きる技術 「あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。 安富歩著 大和出版 2016年 ❶[3セレクト] ①なぜ、自己嫌悪を感じてしまうのか?自己嫌悪は結果でなくて、原因。しかも「諸悪の根源」です。もともと自己嫌悪があるから、自己嫌悪を感じてしまう。 空気を読んでしまうのもまた「もともと自己嫌悪がある」からです。自己嫌悪の強い人は、日々不安を感じています。 そのままの自分に対して「何かかけている存在」だと感じ、それをカバーするた

193の心理研究でわかった「お金に支配されない13の真実」

【今日の本】 193の心理研究でわかった 「お金に支配されない13の真実」 クラウディア・ハモンド著 株式会社あさ出版 2017年 ❶[3セレクト] ①人とお金の関係はいつから始まるのか? お金に対する執着心。お金を数えると、死に対する恐れが少なくなる。お金ではないものを数えた時と比較するとその差は5分の1近く軽減されていた。お金を数えれば、死の恐怖を退けられるとは夢にも思わなかっただろう。現代人は、地獄を恐れなくなった。人々が共有するのは、非実在とか空虚といった無に対する

メンタルが強い人がやめた13の習慣

【今日の本】 メンタルが強い人がやめた13の習慣 エイミー・モーリン著 講談社 2015年 著者のエイミー・モーリンは、23歳のときにくも膜下出血で母親を亡くした。母親を亡くして3回目の命日に、今度は心臓発作で夫を亡くした。 その後、出会った新しいパートナーの父親ががんの宣告を受ける。 「なんで私ばかり大切な人を何人も失わなければいけないの?」 そんな思いで彼女が作ったのが「メンタルが強い人がやめた13の習慣」というリスト。 そのリストを作った数週間後に、パートナーの

毎日情報に触れているのに知識が深まらないのはなぜか?”読んだ本の差で人生は変わる”読書する人だけがたどり着ける場所

【今日の本】 「読書する人だけがたどり着ける場所」 齋藤 孝著 SBCreative 2018年 ❶[3セレクト]①読書が人生の深みをつくる いつの時代も、読書は素晴らしいものです。思考力を伸ばし、想像力と豊かにし、苦しい時も前進する力をくれる。自己を形成し、人生を豊かにするのに欠かせないのが読書です。 その価値はずっと変わらないのですが、あえて「いまこそ」と言いたいと思います。 *全国大学生活協同組合連合会による学生生活実態調査。53.1%が1日の読書時間を「ゼロ分」

最速で経済的自立を実現する方法

【今日の本】 最速で経済的自立を実現する方法 「FIRE」 グラント・サバティエ著 朝日新聞出版 2019年 ❷[3セレクト] ①お金と時間のトレードオフ 将来投資に回すための資金をもっと稼ぐために、今日どれくらいの時間を差し出すのかを決めるのは、あなただ。 毎晩ネットフリックス を見たり、外で遊んでおきながら、数百万ドルを稼ぐことはできない。余計なことは、辞めよう!大切なことだけに集中するのだ。喜びをもたらさないもの、やる「必要」がないものであれば、すぐに辞めてしまおう。

7歳から投資マインドが身に付く本「お金の教育がすべて。」

【今日の本】 7歳から投資マインドが身に付く本 「お金の教育が全て」 ミアン・サミ著 かんき出版 2019年 ❶[3ポイント] ①お金の教育は子供の未来に福利をもたらす お金の教育を行うことは、単にお金の知識が身に付くだけでなく、「福利」の効果、つまりは子供たちの様々な能力を開花させることができる。就学前の子供は、財布の中の小銭を数える。買い物の合計金額を計算させる。「ジュニアNISA」で投資に挑戦する。海外にいかずとも高い「英語力」が育つ。テストや偏差値重視からの解放で「

「与える人」こそ成功する時代『GIVE&TAKE(ギブアンドテイク)』

【今日の本】 GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代 アダム・グラント著 三笠書房 2012年 人には、「ギバー」(与える人)」「テイカー(受け取る人)」「マッチャー(バランスを取る人)」がいる。3つのタイプの本質的な違いを理解するためには、それぞれのタイプの“意図”と“行動”を時間軸でみると良いそう。ポイントは、ギブとテイクのどちらが先に来るかということらしい。 ❶[3セレクト] ①GIVE&TAKE テイカーの目的は「テイク」にある。何でも自分中心に考え、自

「心がつながるのが怖い」愛と自己防衛

【今日の本】 「心がつながるのが怖い」愛と自己防衛 イルセ・サン著 ディスカバー ・トゥエンティーワン 2017年 "自身の痛みや他者の間に距離を置くことに、信じられない多くのエネルギーを費やしている人がたくさんいます。痛みを引き受け、悲しみや渇望を感じることを自分に許せば、もっと自由になることができます” 世の中には、愛情溢れる関係を築けたことが一度もない人がいます。そのような人の心の中では、どのような心の機制が働いているのか、どのようにして、自己防衛の戦略をとるように

ノーリスク・ハイリターンの時間術「レバレッジ時間術」

【今日の本】 ノーリスク・ハイリターンの時間術 『レバレッジ時間術』 本田直之著 幻冬舎 2007年 10年以上前に購入して読んだ本だけれど、内容は今も全然色褪せてない。 この本は、 ・いつも「忙し忙しい」と言っている人 ・いつも「いっぱいいっぱい」の人 ・一生懸命やっているのに成果が出ない人 ・コツコツやることができない人 ・面倒くさがりやの人 ・怠け癖のある人 ・物事が続かない人 のための本 ❶[3セレクト] ①あなたがいつも忙しい理由  何よりも一番高く着くのは時

今の働き方いつまで続けますか?24時間すべてを自分のために使う「タイムマネジメント 大全」

【今日の本】 24時間すべてを自分のために使う 『タイムマネジメント大全』 池田貴将 著 大和書房 2021年 今の働き方いつまで続けますか? 今すぐ働き方を変えたくなる!科学的に「自分の時間」を増やす方法の全て もう、「他人の期待に応えるため」に時間を使うのはやめよう! 「汝の時間を知れ」(マネジメントの父、ピーター・ドラッカーの言葉) 時間の使い方を把握することは、何よりも「自分を知る」ことにつながる。 ❶[3セレクト] ①「今の生き方をいつまで続けるんだろうか?」

スタンフォード大学 マインドフルネス教室

【今日の本】 『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』 スティーヴン・マーフィ重松 著 講談社 2016年 意識を変えるだけで、あなたの才能・能力はまだまだ伸びる! あなたは目の前のことに本当に集中できていますか? ❶[3セレクト] ①マインドフルネスとは 自己と他者を理解し受け入れること、感謝を抱いてつながりを感じること、欠けたところのない全体となること。 自分が何者であるかを探り、自分の世界観と自分のいる場所を問いながら、意識を目覚めさせて事故や世界と調和して暮