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年金請求手続きをしてみたら思ったよりスムーズだった件(後編:年金事務所で請求手続き)

2021年の春、61歳で年金請求の手続きをしました。
結論はタイトルのとおり、すんなりと請求手続きができました。
わたしの体験をもとに請求手続きの流れをお伝えしますね。
前編「年金請求書の記入と請求手続き予約」に続いて、後編「年金事務所で請求手続き」をお届けします。
【年金請求をした人】
satomiu(1960年1月生まれ、女子。1984年に出版社に就職。雇用継続中)

STEP1:年金請求に必要な書類を準備した


「老齢年金請求者専用フリーダイヤル」で教えてもらった必要書類の用意を進めます。
1.戸籍謄本
本籍地の役所へ郵送で依頼したところ数日後に封書で届きました。
2.雇用保険被保険者証のコピー
就職したときに会社から受け取っていたはず…。よかった、ありました(みつからない場合は、居住地のハローワークで手続きすれば再発行してもらえます)。
3.年金振込先金融機関の通帳のコピー
通帳かキャッシュカード、どちらかでOKです。わたしは現物を持参してその場でコピーしてもらいました。
このほかに顔写真付きの本人確認書類が必要だったので運転免許証を持っていきます。
わたしは自分の老齢年金のほかに、夫の老齢年金と夫が死亡した場合の遺族年金の試算も希望したので、この3点のほかに夫の委任状も用意しました。縁起でもないと言われるかもしれないですが、夫はわたしがライフプラン関係の仕事をしていることを知っているので抵抗なく書いてくれました(様式は日本年金機構ホームページからダウンロードできます)。年金はライフプランのかなめ。ライフプランは生涯の生活設計ですから遺族年金額の把握はとても重要だと思います。
◆ポイント
必要な添付書類は年金請求書に同封の説明書に記載されています。「老齢年金請求者専用フリーダイヤル」でも確認できます。
窓口では、年金額の試算をしてもらえます。配偶者の年金や遺族年金の試算もしてくれますが、委任状が必要です。

STEP2:予約した日時に年金事務所に出向いた

さあ、請求手続きのため予約した日時に年金事務所に出向きます。
予約した手続き・相談時間は、次のとおりです。
老齢年金の請求手続き:45分
遺族年金見込額の試算:30分
受付後ほどなく手続き用の窓口へ案内されます。やっぱり事前予約しておくとスムーズですね。
窓口では担当の社会保険労務士さんがマンツーマンで手続きを進めてくれます。
持参した請求書と添付書類をいっしょに見て、記載もれなどがないかチェックしていきます。
記載には特に問題がなかったので、無事受付終了です。
そして窓口のマシンから出力された年金額の試算結果をもとに年金見込額について説明を受けました。
◆ポイント
年金事務所の請求手続きの窓口では社会保険の専門家である社会保険労務士が、受付業務にあたっています。年金相談もできますので、気になることがあれば電話予約の際に伝えておくと安心です。
窓口のマシンでは、日本年金機構が持っている年金個人情報にもとづいた年金額見込額の出力ができます。繰上げや繰下げした場合の年金額、受給年齢後も在職した場合の年金額なども試算できます。

まとめ:手順どおりに進めれば請求手続きはスラスラ進む

年金請求手続きは難しそうというイメージがあったのですが、思ったよりもすんなり進められました。
その理由は次の3点です。
1.「老齢年金請求者専用フリーダイヤル」でいろいろ疑問を解決できた
とにかくこのフリーダイヤルのシステムが優秀で、説明が的確で対応もほんとうに丁寧でした。
1回の電話で年金請求書についての疑問解決と請求手続きの予約ができました。
2.請求手続きの予約をした
年金事務所での手続きを予約したのであとは添付書類を準備してその日を待つだけでした。予約した日時に行けば待つことなく手続きできます。
3.窓口で年金のプロに手続きしてもらった
年金事務所で対応してくれるのは年金のプロである社会保険労務士です。
その場で請求書の記載内容をチェックしてもらって手続きを完了できたので安心でした。

年金は生涯つきあう強い味方

年金請求手続きを郵送ですませる手もありますが、用意されているサービスを使わないのはもったいないと思い、フリーダイヤルにかけたり年金事務所に出向いたりしました。ちょっと遠回りかなと思いましたが、直接いろいろ確認できたことはとてもよかったと思います(フリーダイヤルの案内は受給年齢前に届く年金請求書に同封されています)。
年金はこれからのライフプランの大きな柱。生涯つきあう強い味方です。
この記事が皆さんの年金請求手続きのお役にたてたら幸せです。

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