保護犬を迎えて
8月6日に我が家の一員になったあずき。
繁殖引退犬で、ブリーダーの所から保護センターを経て我が家に来ました。
もうすぐ6歳のミニチュア・ダックスフント
人間でいうと40歳くらいだそうです。
4回お産をしていています。
我が家に来た次の日の早朝、ゆっくり時間をかけて
家の前の川沿いを散歩しました。
この子は、
リードを知らず
道路を知らず
車を知らず
猫を知らない。
しっぽは下がったまま動かず
お散歩のときにおしっこをするということも
知らない。
私の顔を見ながら
よちよちと 歩いては止まる。
だから、リードを引っ張らないように
あずきのペースで歩きました。
大きな音や 知らない音に 怯え
私が手に持ったハエたたきに怯える...
でも、声は出さない。
知っていますか?
犬が鳴かないように
割りばしで声帯を潰すブリーダーがいることを。
(あずきは声帯があります)
繁殖犬におとなしい子が多いわけを。
私は知りませんでした。
日本のペットショップで子犬がいくらで売られているか
知っていますか?
30万とか40万とか。
私は知りませんでした。
それを知った今、
ペットショップがなくなればいいと願います。
ドイツには、ペットショップも殺処分もありません。
犬税があって、飼い主は税金を納めます。
ブリーダーは尊敬される専門職です。
日本のブリーダーに資格はいりません。
だれでも簡単になれます。
そして、劣悪な条件のもと
高額で売れるペットショップへ
人気のある子犬を大量生産する
ペット工場と呼ばれる悪質なブリーダーがいます。
大切なのは、まず知ること。
そして、自分のできることをやること。
あずきは昨日、初めて「わん」と短く鳴きました。
そして今日、初めてしっぽを振りました。
嬉しいな。
しあわせになろうね。