見出し画像

『特急!ロケハントレイン!~アシスタントと奇妙な手紙~』 クリアしました

 アシスタントってこんな仕事なのか?(笑)

 小田急電鉄さん、結構頻繁に周遊謎解きを開催してくれるのですが、今年は街ハック!さん製作の「特急!ロケハントレイン!」というタイトルです。

 天才映画監督のアシスタントになれた主人公が、全然インスピレーションが湧かないと悶え苦しむ監督を助けるために、小田急沿線のよさげな場所を巡って映画のスクリプトのヒントを探す……というストーリー。
 本編とエクストラ編に分かれていて、一応別々に遊べますが、まあ両方やるよねもちろん(笑)。

 何しろ運行範囲の広い小田急だけあって、ボリューム満点の謎解きです。われわれは2日にかけて遊びました。たぶん1日で両方クリアは、不可能じゃないけどかなり無理じゃないかな……。


謎はなかなかややこしい

  • 街ハック!さんの謎解きは、個人的には確か2タイトル目なのですが、かなりややこしい謎を組んでくるなーという印象があります。
    今回も「いやこれ何をすれば」みたいなパズルがド序盤からビシバシ投げられるので、大丈夫だろうかオレちゃんとクリアできるだろうかと不安になりました(笑)。
    いわゆる説明文を曖昧にする系の謎が多いので、閃かないとフリーズしたまま全然進まないということが多いです。

  • ヒントはちゃんとヒントになっているので、解けないということはなさそうです。なのでノーヒントにこだわらず、詰まったらさっさとヒントを見るようにしていました。
    ただ、後半になってきたら出題の癖というか傾向が見えてきたので、ヒントを見る回数は減った気もします。

  • テーブルや座る場所の配慮はあまりないです。一応、現地に行ったら写真さえ撮れば何とかなるので、手がかりを掴んだら移動でよいかと。ただ写真に撮り難い手がかりが多くてねぇ……(苦笑)。

  • 謎の難易度のメリハリも、そこまで意識されていないので、休憩するタイミングなどは全部自分で考えないといけません。逆に好きなタイミングで休憩しても、そんなに面倒なことにはならないとも言えます。

住宅街から定番観光地まで

  • 行く場所はかなりバリエーションがありました。広く色々な地域に跨がった小田急という沿線の強みを生かしていますね。

  • 移動距離も長いので、本編を1日でクリアするなら1日乗車券は必須でしょう。われわれは2日にまたがったので、普通にICカードで乗り降りしましたが。

  • 駅から離れるところもあれば、駅から全然出ないところもありましたが、特に駅から離れるところでは、知らない場所に連れて行ってもらえることが多くて、街歩きとして楽しかったです。

  • エクストラ編は、ほとんど駅のみで完結しました。最後の場所でゆっくりしてね!という配慮を感じます。でもわれわれ、本編クリアの後に着いたのですでに夜、全然ゆっくりできなかった……。自業自得である(笑)。

ストーリーはハチャメチャさを楽しめます

  • こちらからアイデアになるものを提示すると天才監督が閃いてもりもりと脚本を書き出すというストーリーです。
    もしかして:監督の中身はChatGPT
    最終的にはオチまでこっちで考えないといけない展開になります。アシスタントってそういう職業じゃないと思う(笑)。

  • エクストラ編は、場所にちなんでいるのですが、終盤からいきなりストーリーが急旋回して「ええええそういう方向!?」となります。いや本編の伏線からある程度想像はしてたんだけど、そういう形で実現するのか……という(笑)。
    何だかんだで伏線は全部回収されるので、ハチャメチャなストーリーなんですが辻褄はちゃんと合ってます。ツッコミ入れつつも楽しみました。

 自分で考えてペース配分する必要があったり、平たい場所でないとやりにくい謎が座る場所の少ないところで指定されてたり、そもそも移動距離が長かったりと、全体的に中級者以上向きではないかなと思いました。
 初めての謎解き!でこのタイトルをやると、かなりの確率で心折れると思う(笑)。いいからSCRAPさんの地下謎あたりで慣れておくんだ……。
 逆に、初心者を脱したあたりのプレイヤーは、他の謎解き製作者さんの定番とは違った方向性の謎を楽しめるので、新鮮に遊べるのではないかな。
 4月いっぱいで終了予定のようなので、GWを待たずに、お天気のよい時期に遊びに行って見てくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?