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コロナ2割派の私の奮戦記

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軽症8割、重症2割。そんな言葉がしたり顔でまかり通っていた2020年の春。ほとんどの人が自分は8割に入るだろうと安心していたのでないだろうか。しかし、私は、これまでの経験から、自…
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2020年6月の記事一覧

【エッセイ】コロナで変わる4) 電車に乗らず、誰にも会わず、仏像にお会いしに行く!

 「コロナでも少数派の私の違和感と決意とは?」で、自分はレジリエントに変わるのだと大見えを切ってしまった私が、実際にどう変わったのかを検証していくシリーズ。4回目にして、ついに仏像拝観の話。制限あるからこその楽しみがある! 4) 仏像拝観は自転車圏内で、誰とも会わずに  週末になると仏像拝観に出かけていた私だが、2月の三連休に関西に出かけて以来、遠征は控えている(2020.6.27現在)。厚労省のサイトによると、外出自粛期間中でも、体力維持のための最低限の外出は許されていた

【エッセイ】コロナで変わる3) かゆい! なぜ? 疲れが出たか?

 「コロナでも少数派の私の違和感と決意とは?」で、自分はレジリエントに変わるのだと大見えを切ってしまった私が、実際にどう変わったのかを検証していくシリーズの3回目である。今回は自発的に「変わった」わけではなく、テレワークに向けた努力の副作用として「かゆみ」に襲われたという話である。 3) 皮膚掻痒に襲われる  4月7日、緊急事態宣言を翌日0時で発令と発表された日。この日は仕事で役所に行かなければならず、その後、深夜まで事務所で仕事をしていた。夜遅く、急に鼻の奥がムズムズして

【エッセイ】コロナで変わる2) ポータブルなLTE搭載パソコンでバットマン気分!

  「コロナでも少数派の私の違和感と決意とは?」で、レジリエントに変わると大見えを切ってしまった私が、実際にどう変わったのかを検証していくシリーズの2回目である。 2) ポータブルなLTE搭載パソコンで、バットマン気分  在宅ワークを始めるにあたり新規購入した自分のパソコンは、あえて小さくて軽いものを選んだ。テレワークを在宅だけでなく、あらゆる場所でできるようにするためである。思い切ってLTEも搭載した。かなり高額な仕様となったが、その甲斐あって、どこでもいつでもパソコンを

【エッセイ】コロナで変わる1) 元祖在宅テレワーカーが久しぶりに在宅テレワークに復帰~もうばたばたです~

前回のポスト「コロナでも少数派の私の違和感と決意とは?」では、 自分はレジリエントに変わるのだと大見えを切ってしまった。それでは、コロナ禍が始まってからどれだけ変わったのか検証してみよう。 1) 在宅テレワークの態勢を整えた  オリンピック延期の決まった3月末、小池百合子都知事が突然に外出自粛だのステイホームだのと叫びだした。都内の新規感染者数が急増し、コロナ危機はすぐ身近に迫っていた。私は通勤時間が長いこともあり、このまま通勤を続けていたら、自分が死ぬと思った。何度でも

【エッセイ】コロナでも少数派の私の違和感と決意とは?

 コロナが始まってから、いくつかの違和感と向き合っている。  最も大きな違和感は、COVID-19に対する世の人々の反応である。  コロナ禍が始まった当初よく言われたのは、「感染者の8割は軽症で、重症・重篤化するのは2割にすぎない」というフレーズだった。私は思った。自分は2割に入る、と。振り返ると、二十代の私は、インドで細菌性赤痢に感染している。バックパッカーのような野性味あふれる旅をしたわけではなく、そこそこ高級なツアーに参加したのに、ツアー参加者の中で私だけが罹患し、帰国