トランスジェンダーでいることの辛さ

トランスジェンダーでいることの本当の辛さ、それは誰かを傷つけなければ誰かと関われないことです。親、兄弟、パートナー、親戚、友人、同僚、取引先、私と関わってくださる全ての人々が私のせいで傷つけられ続ける事、そして私の代わりに怒ってくださること、その度に申し訳なくて気が狂いそうになること、そして、それだけの事をしていただける人間なのかとサァーっと血の気が引いて低血圧で目の前が真っ暗になりそうな気分になる事です。もちろん笑顔で友人と別れた後、悔しくて悔しくて一人真っ直ぐに家へ帰れない事もあります。

死にたい気持ちになるような直接的な差別らしい差別は“それほど”受けてこなかったかもしれない、でもそれ以上に身の周りの人々を傷つけるような出来事が沢山あったように思います。私も私の友人も、何度「私なんか」と関わりさえしなければと思わされてきただろうか。こんな自分を傷つける言葉が呪縛のように心と体を縛り付けてくる。とりあえず、今日はここまで、走り書きで悪いけれど今はちょっと言葉がでない。

P.S. 私はある程度の自身に対する差別は受け止めるべきだとは思っている。そうしなければ一歩も前へ足が出なくなるからです。

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