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ホットコーヒーをひとつ。砂糖は無しで。


人生は、ドラマのように全ての事象に意味があるとは限らない。
ドラマでは脚本があって、ここで犯人が死を選ぶ理由があって
星を眺めるシーンさえもが伏線になる。
でも人生とはそこまで深い意味もなく突然物事は動くし
後に繋がる事象にも気づかないほどあっさりと色んなことが過ぎ去っていく。

ケセラセラにと何も考えずに生きていくと
確かに刹那は楽しい。
でも振り返った時に
短い人生の1/75秒以外には果たして何が残るのだろうか。


特に仕事においては誰よりも1番自分に厳しくいたいと思う。
職業に貴賎はないけれど、同じ職の中に貴賎は存在する
という言葉の通り
それはきっとプライドの差。上下関係というより
どれだけ真剣に、ストイックに仕事と向き合えるかということなのかなと。
空っぽの自分を疑って、悔しさを噛み締めて自力で壁を乗り越えて
自分を自分で肯定していくしかない。




人生は甘くない。
人よりも幸せな経験をさせてもらっている自覚がある分
辛いことがあっても仕方ないと思っている。
温かい人生には砂糖はつかない。

でも人生であと何回
この苦くて冷たいコーヒーを飲むのであろうか。
自ら頼んでいる時もあれば
温かかったはずなのにいつの間にか冷めきってしまうこともある。

心があったかくて幸せなときも
苦しくなって冷たくなるときも
人間だから仕方ない。温め直す方法さえ知っていればそれでいい。

もしくは

誰かと半分にして飲み切るのも有り。

たまにはズルしていつの間にか甘くなったコーヒーを飲むのも悪くない。





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