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シリー・シンフォニー全作品まとめ

ディズニー好きな人にはご存知の方も多いでしょう。シリー・シンフォニーのシリーズ!1923年に創業したウォルト・ディズニー・カンパニーが、1929年~1939年の間に製作した75本の短編アニメ映画シリーズが「シリー・シンフォニー」です。
1920年代は、初めて音声付きの映画作品が登場した映画の革命期に当たります。そんな時代に作られた「シリー・シンフォニー」。音楽を重視しているシリーズなので、最初期は白黒で音楽に合わせてキャラクターが踊る、という内容です。そしてカラー作品になり、セリフが付き、物語性のあるものが増え……と段々と進化していきました。アニメーションが毎回工夫され、進化していくことにも驚きます!
三匹の子ブタやドナルドダックも生まれた本シリーズ。ディズニーは本シリーズ無しには語れません。本シリーズを年代順にご紹介していきます!

① 『骸骨の踊り』(1929年)

あらすじ
墓場で骸骨やクモたちが踊り出す。

記念すべき第1作目!
内容はシンプルそのもの。真夜中の墓場で、骸骨たちが起きてダンスをしています。骨をポコポコ叩いたり、まるでチェロのように演奏したり……楽しそうに見えますが、ところどころ不気味でドキッとするシーンもありました。特に、こちら側(観客側)にスウィングする瞬間は、思わずビクッとしてしまいます!

② おそろしい闘牛士(1929年)

あらすじ
スペインのある酒場で。横暴な男が女性店員にちょっかいを出した。それを見た若い男は、女性を守るため横暴な男と喧嘩を始めてしまう。そして決着は闘牛場で行われることに……。

人間がメインのストーリーですが、中盤からの人間と闘牛の追いかけっこが一番の盛り上がりになっています。人と牛の「追いかけ、追いかけられ」がコミカルでテンポ良く楽しいです。アニメ「トムとジェリー」シリーズが好きな方はぜひ。

③ 春(1929年)

あらすじ
生き物や植物たちが踊り出す、春がやって来た。

「シリー・シンフォニー」シリーズには本作の「春」の他に「夏」「秋」「冬」のタイトルがあります。本作は、自然の中の春夏秋冬を表現したシリーズの1作品なのです。
虫や花たちが踊り出し……、特にカエルの表現が豊かでコミカル。

④ 地獄の悪魔退治(1929年)

あらすじ
地獄には恐ろしい悪魔が……そしてその悪魔には小さな使い魔がたくさんいる。ある時、一匹の使い魔が悪魔の命令を拒否してしまった。使い魔は必死で逃げていく!

本作は使い魔が一方的に追いかけられるストーリーです。恐ろしい悪魔から必死に逃げて……臨場感あるアニメーションにドキドキ!地獄は怖い所ですが、そこの住人たちは楽しそうなので思わず笑ってしまいます。

⑤ 森の小人(1929年)

あらすじ
森の中で、外の掃除をしたり、靴を作ったりしながら小人たちは暮らしている。

クネクネと踊る小人たちのアニメーションがクセになります!ディズニーアニメでよく表現されている、キャラクターたちの踊りが好きなら必見です。酒樽を回して、演奏して……楽しそうに暮らしている小人たちが羨ましくなります。

⑥ 夏(1930年)

あらすじ
夏は虫たちが活発な季節!

春夏秋冬の「夏」にあたる作品です。毛虫や蝶などの虫たちが、花や木々を踊り走り回ります。虫、と言ってもかなり可愛くデフォルメされているので、虫が苦手な方も観やすいのではないでしょうか。『春』よりも虫たちが活発なようです。忙しそうに踊り回る姿が可愛い作品。

⑦ 秋(1930年)

あらすじ
もうすぐ冬がやって来る。寒く厳しい季節がやって来るまでに食料を集めよう。

春夏秋冬の「秋」が舞台。リスやカラスなどの動物たちがせわしなく働いています。バケツリレーのように分担して一緒に動く姿が可愛いです!『夏』では虫がメインだったのに対して、本作では小動物がメイン。コーンを収穫する姿がオルゴールの様になるシーンが特に可愛らしいです。

⑧ 人喰い族の踊り(1930年)

あらすじ
ある民族がご飯を作っている所にライオンが乱入してきて……。

「人喰い」とありますが、人を食べる描写はありません。民族の踊りや演奏が楽しい作品。ライオンが料理をする描写がユニークです!ライオンとの追いかけっこにハラハラし、意外な展開に笑ってしまいます。

⑨ 夜(1930年)

あらすじ
真夜中、月やフクロウ、カエルが歌う時間。

夜と言えば、暗くて怖いイメージを持ちますが、本作の夜はとても明るいです!とても賑やかに歌い、踊ります。特にホタルが音楽に合わせて光るシーンが魅力的。

⑩ 海底のファンタジー(1930年)

あらすじ
海の中の魚たちはどんな生活をしているのか?

魚がタツノオトシゴに乗って移動したり、海の底に沈んでいるモノで遊んだり、とても愉快です。二足歩行でダンスをする魚が素敵。本作の盛り上がりは、タコに追われる魚たちです。ニョロニョロと追って来るタコにドキドキしてしまいます。

⑪ 北極の道化者(1930年)

あらすじ
寒い北極にはシロクマやセイウチ、ペンギン等がいる。

お母さんクマの上で踊る子グマが可愛らしい作品。子グマが氷の上で移動する姿を見ると、ミッキーを連想してしまいます。ダンスで毎回ワンテンポ遅れるペンギンもかなりコミカルです!

⑫ 真夜中のおもちゃ屋(1930年)

あらすじ
寒い夜……外にいたクモは、近くの家に逃げ込んだ。そこはおもちゃ屋。見慣れない物がたくさん並んでいる。

クモが不用意に触り、おもちゃたちが動き出すストーリーです。クモがピアノを演奏する姿に笑ってしまいます。「レコードの上を走るおもちゃ」等、映画「トイ・ストーリー」シリーズを連想させるシーンも多いです。

⑬ モンキーメロディー(1930年)

あらすじ
ジャングルにはサルやワニたちが住んでいる。

2匹のサルのデートが楽しそうで笑ってしまいます。ワニが二足歩行で踊る姿も可愛らしいので注目してみてください!でもワニはサルを食べようと狙っていて……。ディズニーらしいせわしない追いかけっこが楽しい作品。

⑭ 冬の夜(1930年)

あらすじ
冬は寒くて辛い季節……。でも楽しみもあるようだ。

春夏秋冬の「冬」が舞台の作品。前作の『秋』では、冬は辛いからみんな必死に食料をかき集めていました。では、実際冬になると……?冬眠せず起きている動物たちは生き生きしていて楽しそうです。みんなでスケートをしているシーンが素敵。

⑮ 森の妖精(1930年)

あらすじ
森の妖精パンは、動物たちと歌ったり踊ったり楽しく過ごしていた。しかし、ある時山火事が起きてしまい……。

山火事が起きて、動物たちを追い込むシーンが恐ろしいです!小人のように意志を持ってやって来る炎が怖くもあり、可愛らしくも見えます。パンはどうやって火を消すのか?ストーリー性もあって観ていて飽きません。

⑯ 共同戦線異常なし(1931年)

あらすじ
1匹のひよこがタカに捕まった!鳥たちがひよこ奪還のため動き出す。

色んな種類の鳥たちが1匹のひよこの為に力を合わせます。鳥によって声が違ったり、動きが違ったり、細かいところまでこだわられた作品。鳥たちがまるで戦闘機のように見えるのも面白いです。

⑰ 童話行進曲(1931年)

あらすじ
王様が「何か楽しいことはないか?」と言うもんだから、マザーグースのキャラクターたちが召喚されてきました。

ハンプティダンプティやボーピープなど、マザーグースのキャラクターたちが本から登場してきます。マザーグースの曲に合わせてキャラクターたちが踊る楽しい作品。王様の笑う顔につられてこちらも笑顔になってしまいます。

⑱ 桃源の夢(1931年)

あらすじ
ある男の子が皇帝の娘と恋に落ちてしまう。彼らは皇帝から逃げきって無事結ばれるのか?

ウィローパターンの恋物語がベースの本作。陶器に描かれた中国の風景に入り込んで物語は始まります。好きな女の子のために、立ち向かう男の子の話は王道ですが素敵です。元のお話をかなり脚色しており、ドラゴンとも闘います!
これからはウィローパターンのお皿を見ると「これにはどんな物語が?」と想像してしまいそう。

⑲ カワウソ物語(1931年)

あらすじ
カワウソたちがダムを作っている。ある時、鉄砲水が彼らを襲い……。

働くカワウソがめちゃくちゃ可愛いです!流れ作業で木を加工したり、仲間をクレーンのように使ったり、ユニークな動きも魅力的。物語後半は、仲間を助けようと活躍するカワウソが素敵です。

⑳ 恐怖の一夜(1931年)

あらすじ
夜に外に出されてしまった猫。外には怖いものが沢山あって……。

どこからともなく飛んできた靴で視界を遮られたり、水に落ちたり、鳥には逃げられたり……運の悪い猫のお話です。この日は特にツイてなかったようで、悪夢まで観てしまいます。現実の運の悪さはコミカルで笑ってしまいますが、悪夢のシーンは不気味で、観る人を不安にさせます。

㉑エジプトの夢(1931年)

あらすじ
ピラミッドの扉が突然開いた。クモが恐る恐る入ってみると、そこではミイラたちが踊り出していた!

クモがピラミッド内部に入るシーンにわくわくします!クモと一緒に行動しているような演出が素敵です。踊り出すミイラにクモは度肝を抜かれていますが、生き生きと楽しそうに踊る様はとてもコミカルです。

㉒夜の時計店(1931年)

あらすじ
人がいなくなった後、時計たちがどう過ごしているのか知っていますか?

1つのテーマを多様に表現するのも「シリー・シンフォニー」シリーズの特徴です。本作では「時計」。時計と一言で言っても、鳩時計、目覚まし時計、懐中時計、と様々です。いろんな種類の時計たちが、自分の特徴を上手く使って踊る様がコミカル。

㉓クモとハエ(1931年)

あらすじ
ハエのカップルがデートをしていた。すると、女の子ハエがクモの巣に引っかかってしまう。

たくさんのハエたちが台所で過ごしている所を見ると「やめてくれ!」と言ってしまいそうになりますが、彼らはとても楽しそうで……複雑な気持ちになります。物語後半では、ハエたちは女の子を助けるため、力を合わせて闘いました。バリエーション豊かな戦い方は必見です。

㉔キツネ狩り(1931年)

あらすじ
紳士たちがキツネを狩ろうと追ってくる!

主人公は紳士たち……ですが、キツネを追う格好良いキャラクターではありません。間抜けな事をするコミカルなキャラクターです。キツネが殺されてしまうのか……と心配になってしまいますが、最後のオチまでコミカル。

㉕みにくいあひるの子(1931年)

あらすじ
ニワトリの卵が孵った。しかし1匹だけ真っ黒!声もしゃがれている。追い出されたみにくいあひるは仲間を探しに出た。そこで、一緒に生まれたニワトリの子どもたちが水に流されているのを見つける!

童話「みにくいあひるの子」をベースにしていますが、展開や結末などはかなり違います。みんなに嫌がられたみにくいあひるの子が活躍するストーリー!かなり格好良い物語になっています。

㉖バードショップ狂騒曲(1932年)

あらすじ
カゴの中の鳥たちが歌い踊る。すると1匹の猫が鳥を狙ってやってきて……。

猫がやってきて鳥たちはパニックです!しかし、襲われている鳥のために、カゴから抜け出して戦う姿がコミカルで格好良い作品。救出するシーンも、「それをそう使うのか!」と笑ってしまいます。

㉗クマとハチ(1932年)

あらすじ
2匹の子グマが美味しいハチミツの詰まったハチの巣を見つけた。しかし、大きい横柄なクマに取られてしまう。

じゃれる子グマが可愛い作品!ディズニー版のプーさんのようにハチミツを舐めるシーンも可愛らしいです。しかし、ハチはクマに容赦なく……。軍団で戦うハチの描写が恐ろしくも面白いです。

㉘ワンちゃん放浪記(1932年)

あらすじ
ケージから逃亡することに成功した犬たち。ある犬が美味しそうな骨を見つけた!のだが、そのせいで他の犬たちから追いかけられることに。

あのプルートが登場します。可愛い子犬に懐かれていますが、プルートは気に食わない様子。しかし、困難を一緒に乗り越えて仲良くなっていきます。犬同士の追いかけっこが楽しい作品です。

㉙花と木(1932年)

あらすじ
美しい木に恋する木。恐ろしい木もその美しい木が好きで、ライバルを消すため恐ろしいことをする。

アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した作品。しかもカラー作品です。『森の妖精』の時のような山火事の描写があります。今回はその火事の描写もカラーで、恐ろしさも可愛さも倍増です。木々の色も多様で、虹も美しく、カラーの強みを最大限に活かした作品になっています。

㉚海の王ネプチューン(1932年)

あらすじ
人魚たちが居岩の上でくつろいでいた。その様子を海賊たちに見つかってしまい大ピンチ。ネプチューンがそれを知って……。

生き生きとしている海の生き物、人魚……相変わらず海の中の描写が素敵です。海賊たちも楽しそうで笑ってしまいます。しかし、本作では彼らは悪者です。かなり手荒な海賊たち。助けに向かう生き物たちが頼もしいです!このシリーズではよく悪役になっているタコも味方なのも魅力的。

㉛昆虫救助隊(1932年)

あらすじ
2匹の虫がデートをしている。だが、そんな彼らを狙うカラスがいて……。

『花と木』以降はカラー作品になっていますが、本作だけは白黒映画です。演奏したりスケートをしたり、人間が捨てたものを使って楽しく暮らす虫たち。虫の女の子の家やアイテムが素敵です。鳩時計の中に住んでいて、ベッドもあって、香水や化粧品も揃っています。おしゃれな彼らをきっと好きになるでしょう!

㉜魔法使いの森(1932年)

あらすじ
男の子と女の子が森で迷子になってしまった。すると親切なエルフたちと出会った。楽しいひと時をすごす2人だったが、突然現れた魔女について行ってしまう。魔女のお菓子の家に招待してもらった2人。だが、家の中には動物に変えられた子どもたちが!

童話「ヘンゼルとグレーテル」がベースですが、かなり展開も設定も違います。2人の子どもを助けようとエルフたちが奮闘し、2人の子どもも、他の子どもたちを助けようとしました。みんなかなりアクティブで楽しい作品になっています。

㉝サンタのオモチャ工房(1932年)

あらすじ
もうすぐクリスマス。この季節サンタやおもちゃを作る小人たちは大忙し!

ソリを磨いたり、おもちゃを作ったり、彼らの姿がとても楽しそうです。そして何より、おもちゃ工房!小人たちはいろんなおもちゃをここで作っています。カラフルで独創的で楽しそうな工房。こんなところへ行ってみたいと幼い頃思い描いた工房を観られます!

㉞小鳥の冒険(1933年)

あらすじ
ある鳥の夫婦の巣で3匹のヒナが生まれた。すくすくと成長した3匹、ついに飛ぶ練習が始まった。そのうちの1匹が迷子になってしまう。しかしこの小鳥、母親も呼ばずどんどん探検していく。

はぐれてしまったのに、好奇心旺盛にどんどん行動する小鳥がコミカルで楽しい作品。小鳥を追うハチたちの描写もユニークなので注目してみてください。

㉟ノアの箱舟(1933年)

あらすじ
もうすぐ大洪水が起きる。その前に大きな船を完成させて、動物たちを乗せよう!

旧約聖書に登場する「ノアの方舟」をベースにした物語。動物たちと協力して船を作り、リストでチェックしながら乗船してもらう様子などがコミカルに描かれています。スカンクを乗せないでおこうとするのは、臭い匂いが嫌だからなのでしょう。ちょっと心配になりますが、彼らもちゃんと乗り込めるのでご安心ください。

㊱三匹の子ブタ(1933年)

あらすじ
3匹の子ブタがそれぞれ家を作った。レンガで家を作る子ブタを他の兄弟はバカにしているが、いざオオカミが現れて……。

現在でもグッズが作られるほど人気のキャラクターたちの作品です。「オオカミなんて怖くない」でお馴染みのあの曲ももちろん登場します。何も考えていない2匹のブタが愉快です!でも一番コミカルなのはオオカミかもしれません。変装道具を持ち歩き、ノックする時はちゃんと変装します。……でもブタは扉を開けもせず「いや、オオカミでしょ」と見抜いてしまうのです。それと、ブタの家に飾ってある「パパ」の肖像画にも注目してみてください。

㊲おとぎ王国(1933年)

あらすじ
おとぎの王国の王様は童話のキャラクターたちを舞踏会に招待した。

上記でもご紹介した、1931年の『童話行進曲』のリメイク作品です。カラーで、より丁寧に各キャラクターが描写されています。相変わらず楽しそうなマザーグースの登場人物が素敵です。本作に登場する目の悪いネズミたちはこの先の作品にも登場するので注目してみてください。

㊳子守歌(1933年)

あらすじ
子守歌を歌ってもらって赤ちゃんは夢の中へ……。そして夢の中で、大好きなぬいぐるみと一緒に冒険する。

夢の中の魔法の国で大冒険するストーリー。ポテポテと歩く赤ちゃんとお世話する犬のぬいぐるみのコンビが可愛いです。魔法の国ではおむつや赤ちゃん用のイスが歩いていたり、刃物の生き物は危険だ!と忠告されたり、赤ちゃん目線で国が作られていることが分かります。コミカルなのですが、怖いものが襲ってくることも……。恐ろしいものが来るシーンはめちゃくちゃ不気味なのでご注意ください。

㊴ハーメルンの笛吹き(1933年)

あらすじ
ハーメルンの町の住民たちは、大繁殖したネズミに困り果てていた。町長がネズミの駆除に懸賞をかけると、ある不思議な男がその役を買って出た。その男は笛を吹いてネズミを追い出したのだ。

伝承「ハーメルンの笛吹男」が原作。「シリー・シンフォニー」シリーズでは原作の内容を変える作品が多いですが、本作はかなり原作に忠実です。赤ちゃんと運んできたコウノトリも、親に届けずそのまま笛吹き男について行く描写など、コミカルな表現が多いのも魅力的。大人には悲劇ですが、子どもにはハッピーエンドなのも素敵です。

㊵サンタのプレゼント(1933年)

あらすじ
クリスマスイヴの夜、サンタさんがたくさんのプレゼントを持ってやって来た。さて、この家ではどんなクリスマスの魔法をかけてくれるのか?

『サンタのオモチャ工房』の続編のような作品。オモチャを作った後はどうやって良い子のお家まで届けるのでしょうか?オモチャたちもツリーの仕上げをしたり、サンタさんは置手紙を呼んだり……こんなふうに一軒一軒楽しそうに回ってくれていたら素敵です!ミッキーが登場するので、お見逃しなく!

㊶真夜中の舞踏会(1934年)

あらすじ
陶器の人形たちは店主が帰ると舞踏会を始めた。だが、悪魔の陶器が女の子にちょっかいをかけた事をきっかけに大喧嘩が始まってしまう!

しなやかに動く陶器たち、その質感の表現が魅力的です。素敵な陶器たちが喧嘩に巻き込まれて酷いことに……。こんな事になって、どうなってしまうのかドキドキします。オチまで含めてオシャレな作品になっているので最後まで目が離せません。

㊷アリとキリギリス(1934年)

あらすじ
働き者のアリたち。キリギリスはそんな彼らを笑い、今を楽しもう!と歌う。しかし、冬はすぐそこまで迫っていて……。

童話「アリとキリギリス」が原作。ラストは本作オリジナルの展開になっています。英語版のキリギリスの声は、グーフィーの声も担当したピント・コルヴィグ!なので、字幕がオススメです。様々な食べ物を運ぶアリたち、彼らの家はかなり豊かで素敵!ストーリーもキャラクターもアイテムも曲も魅力な作品です。

㊸楽しい復活祭(1934年)

あらすじ
もうすぐイースターの季節。この時期はウサギたちがお菓子や卵の準備に大忙し!

『サンタのオモチャ工房』のように流れ作業でいろんなアイテムを作っていました。その様子は独創的で、わくわくします!虹から色を取っていたり、いろんな方法で卵をデザインしていたり……何かを作っているシーンが好きな方は必見です。

㊹赤ずきんちゃん(1934年)

あらすじ
赤ずきんちゃんがおばあさんの家へお見舞いに。途中であの3匹の子ブタたちに出会った。働き者の子ブタは近道するな、と言うが、2匹の子ブタは聞きゃしない。赤ずきんを連れて近道の恐ろしい森へ行ってしまう。

童話「赤ずきんちゃん」をベースにしています。しかし、3匹の子ブタが登場し、オオカミもあのオオカミで……原作とはかなり変わっています。かなりコミカルです!オオカミも妖精のフリをして気合い十分。そんなオオカミから赤ずきんちゃんを助けてくれるのは……もちろん働き者の子ブタです!

㊺かしこいメンドリ(1934年)

あらすじ
子どもをたくさん抱えるメンドリ。ブタやドナルドダックに「コーンの栽培を手伝ってほしい」とお願いする。しかし、彼らは仮病を使って手伝ってはくれない。そこで、メンドリはその場にある物を使って上手に農業をする。

あのドナルドダックの初登場作品です。面倒なことを頼まれて、突然お腹を痛がる姿もキュート。そして本作で何より魅力的なのは、コーン料理!パン、マフィン、スープ、そしてバターの乗ったコーン。どれも美味しそうで、観ているだけでお腹が空いてきます。

㊻空飛ぶネズミ(1934年)

あらすじ
子ネズミは鳥のように飛ぶのが夢だった。ある時、女神に羽を付けてもらったのだが……。

飛べるようになった子ネズミは鳥の仲間にもネズミの仲間にも入れず……というストーリー。「自分らしくいれば、幸せになれる」というメッセージの物語です。
(しかし、X-MENのミュータントの彼を思い出してちょっと切なくなります……)

㊼フグとペンギン(1934年)

あらすじ
好きな女の子に魚をあげようと考えたペンギン。しかし、彼が捕まえたのは膨らむフグで……。

ペンギンだらけの本作。ペンギンが好きならぜひ!上手くいかないことばかりでも、好きな子のために危険なことでも立ち向かうペンギンが頼もしいです。フグを食べた時の表現は「シリー・シンフォニー」シリーズでずっと使われてきた表現。カラーやタッチ等表現の仕方は変わって来ましたが、魅力的な表現方法はずっと受け継がれています。

㊽春の女神(1934年)

あらすじ
春の女神が悪魔にさらわれてしまった。地上から春は消えて、寒く辛い季節が……。ずっと泣きどおしの春の女神に、悪魔はついに怒る。

ギリシア神話の「ペルセポネ」の物語が原作。本作も大まかな流れはその神話のままです。ただ、彼女のお願いを聞くのは悪魔が自発的にやる等オリジナルの部分もありました。なんだかんだと女神を大事にしている悪魔が可愛く見えてきます。踊る花たちや恐ろしい地獄の表現が魅力的。そしてオペラや音楽も素敵です!ぜひ字幕で。

㊾うさぎとかめ(1935年)

あらすじ
レース大会。うさぎのマックスとかめのトビーが競争する。ゆっくり走るかめはうさぎに勝てるのか?

童話「ウサギとカメ」がベース。内容はいつものようにオリジナルです。うさぎの嫌な奴加減が楽しいです。うさぎは途中で昼寝をしますが、起きていろいろなところへ寄り道をします。その内容もコミカルで魅力的。かめも余裕でゴールするのではなく、いい勝負になる展開は、意外性があって楽しいです。

㊿黄金の王様(1935年)

あらすじ
金貨を数えるのが何よりも好きな強欲な王様。そう、黄金が大好きなのだ。ある時、妖精に「触れるとなんでも黄金にしてしまう」能力が欲しいとお願いしてしまう。

ギリシア神話の「ミダース」の物語ベースにした作品。能力を得てしまった王様をコミカルに描いています。食卓に並ぶ食べ物はどれも美味しそう!観たらハンバーガーを食べたくなります。

51,子猫の武勇伝(1935年)

あらすじ
悪者に憧れる子猫。ママにお風呂に入るよう言われるが、「悪い奴はお風呂に何か入らない!」と家を飛び出す。そして外で本物の悪者に出会う……。

悪者ダーティ・ビルとの歌のシーンが愉快です。しかし、子猫が駅馬車を襲って金品を奪ったと嘘の話をすると空気が一変し……。コミカルですが教訓もいっぱいの子猫の冒険物語です。悪い顔する子猫が可愛くて憎めません。

52,蓮池の赤ん坊たち(1935年)

あらすじ
朝になると蓮の花が開いて、中で眠っていた赤ん坊たちが起き出す。

水上の移動は鳥たちやカメや魚、葉っぱを使って。地上ではカエルなどの生き物たちと遊んで……。セリフや詳しいストーリーはあまりありませんが、ユニークな世界で楽しそうにすごす赤ん坊たちが素敵です。

53,クッキーのカーニバル(1935年)

あらすじ
お菓子たちの国でクイーンとキングを決めるイベントが始まった。そのパレードのはずれで、シュガークッキーの女の子が泣いている。ジンジャーブレッドマンがその女の子に気付いて聞いてみると「こんな服じゃクイーンになれない」と言うのだ。そこで、ジンジャーブレッドマンは彼女に衣装を作って、化粧をしてあげる。

様々なお菓子たちが登場します。どのお菓子も魅力的なキャラクターで、コミカルに踊る姿も素敵。そして何より魅力的なのは、シュガークッキーの女の子が変身する様子です。どんどん可愛く、愛嬌いっぱいの素敵な女の子に変身します。彼女の笑う仕草も素敵なのでご注目ください!

54,誰がコック・ロビンを殺したの?(1935年)

あらすじ
コック・ロビンが愛しい女性に歌を歌っている時、何者かに弓矢で撃たれて倒れた。誰だ?誰がコック・ロビンを殺した?裁判が開かれる。

アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『サボタージュ』でも本作の映像が流れたことでも有名なこの作品。演出も音楽も印象的で、一度観ると忘れられません。キャラクターたちの造形は当時のハリウッドで人気だった俳優たちをモデルにしています。このキャラクターは誰なのか?予想しながら観ても楽しいです。

55,音楽の国(1935年)

あらすじ
弦楽器などのシンフォニーの国とサックスなどのジャズの国があった。二国の仲は悪く……しかしある時、シンフォニーの国のバイオリン王女とジャズの国のアルトサックス王子が楽しく遊んでいる姿が発見されてしまう。

本作にはセリフがなく、代わりに楽器の音が流れます。バイオリン王女が笑うとバイオリンの音が楽しそうに流れ、アルトサックス王子が怒るとアルトサックスの音が流れるのです。1つだけの楽器が音を鳴らすだけでこんなにも感情豊かに表現出来るんだ!と驚きます。また、音楽の国同士の攻撃方法もユニークなので、ぜひ注目してみてください。

56,三匹の親なし子ネコ(1935年)

あらすじ
寒い雪空の下で三匹の子ネコが凍えていると、一軒の家の窓が開いていることに気付いた。三匹は家の中でいたずらし放題!

最初はかわいそうな子ネコだった三匹は、家の中に入ると生き生きとします。好奇心旺盛にいろんなものにちょっかいをかけて、お皿を割って、ピアノで遊んで……。まるで小さな悪魔です!憎らしいけれど愛おしい三匹が魅力的です。

57,踊るニワトリ(1935年)

あらすじ
ポクシングチャンピオンであるニワトリは、格好良くて他のニワトリたちをメロメロにしている。あるメスのニワトリもメロメロ。このメスのニワトリに恋している若いニワトリは、彼女に振り向いてもらおうと、無謀にもチャンピオンに勝負を挑む!

様々な鳥が登場する本作。ニワトリ以外にもお尻が魅力的なあひる、羽が美しい孔雀、キュートなひよこ、それぞれのダンスが素敵です。それに、ニワトリの先を予想できないロマンスがも魅力的!

58,捨てられた人形(1935年)

あらすじ
壊れた人形が捨てられ、ゴミ捨て場へやって来た。そこには人形の他にも壊れたおもちゃがいっぱいいる。そこで、人形は「壊れている部分を治せばゴミ捨て場から脱出できる!」と言って、みんなの修理を始める。

映画「トイ・ストーリー」シリーズが好きなら本作も気に入るはず。おもちゃ同士が汚れを洗ったり、磨いたり、壊れている部分は他の物と交換したり……治療するシーンが楽しいです!一番のみどころは、目のなくなった女の子の人形の「移植手術」。緊張感が流れており、まるで本物の手術のようです。さて、「治療」が終わったみんなはどこへ向かうのでしょうか?心温まるクリスマス映画です。

59,子ぞうのエルマー(1936年)

あらすじ
子ぞうのエルマーはみんないじめられている。彼の鼻が他の動物たちより長いせいだ。どうにかして鼻を短くしたいエルマーだったが、そんなある時火事が起きて……。

映画『ダンボ』の原型とも言える作品です。ダンボの場合は他のゾウと比べて耳が大きくていじめられますが、本作では他の動物と比べて違う所をからかわれてしまいます。また、ダンボは「母親に再会する」ため頑張りますが、エルマーは好きな子のために頑張ります!シンプルで明るい喜劇なので気軽に見られます。

60,オオカミは笑う(1936年)

あらすじ
オオカミが息子たち3匹に、ブタについて教える。そして、息子たちをブタ狩りに連れて行く。

またまた『三匹の子ブタ』の続編です。今回オオカミは息子たちと協力して恐ろしい計画を企てています……。オオカミたちがちゃんと調理をして子ブタを食べようとするシーンが魅力的に映ります。そして2匹の子ブタの愚かさも健在!働き者の子ブタも「レンガの家」に負けないすごい物を作っているのでご期待ください!

61,うさぎとかめと花火合戦(1936年)

あらすじ
うさぎのマックスとかめのトビーがボクシングをする!さてさて、トビーは今回もマックスに勝つことができるのか?

『うさぎとかめ』、『三匹の子ブタ』、『誰がコック・ロビンを殺したの?』など、「シリー・シンフォニー」シリーズに登場してきたキャラクターたちが勢ぞろいしたお祭り作品。コミカルで終始楽しい作品になっています。レースで油断しているうさぎ相手だったから、かめは勝つことができましたが、今度はボクシング。どうやって勝つのか?意外な展開が楽しい作品です。

62,ネズミ三銃士(1936年)

あらすじ
目の悪い3匹のネズミ。ネコが罠を仕掛けているところへも勇敢に出かけて行く。

『童話行進曲』にも登場したネズミたちが主役の本作。三匹のネズミがすべての罠を華麗に避けながらチーズを探すストーリーです。ただ運が良いだけなのか、すべて計算のうえで動いているのか?掴みどころのない三匹が魅力的です。ネズミとネコの追いかけっこが楽しい作品。「トムトジェリー」シリーズが好きな方はぜひ。

63,田舎のネズミ(1936年)

あらすじ
田舎のネズミは「田舎なんてもう嫌だ!」と、都会のネズミの家へやって来る。

イソップ寓話『田舎のネズミと町のネズミ』が原作。ストーリーもだいたい原作通り。ただ田舎のネズミも結構楽しんでいる様子で……。お酒を飲んで酔っ払ってしまう描写がコミカルで可愛らしいです。

64,プルートはお母さん(1936年)

あらすじ
ある日、プルートの家の中でニワトリの卵たちが孵ってしまった!迷惑な話だ、とプルートは困って、あの手この手で出て行ってもらおうとする。

再び、あのプルートが登場します。今回は子犬ではなく、ひよこたちに懐かれたプルート。迷惑に思っていますが、段々と愛情が湧き……。なんだかんだ愛し愛されの関係が素敵です。しかし、ひよこたちには本当の親がいます。どんな結末が待っているのか……?

65,いたずら子猫(1936年)

あらすじ
あまりにいたずらするもんだから、外に追い出された三匹の子猫。外で大きな飼い犬に出会う。

『三匹の親なし子ネコ』の続編です。今回登場する犬は、映画『ピーターパン』に出てくる犬のナナのように、おっとりしていて世話も焼いてくれます。子猫たちに振り回されてかわいそうでもありますが……。その優しさに癒されます。今回もとんでもないいたずらをする子猫に笑わせられる作品。

66,森の音楽会(1937年)

あらすじ
森の奥のナイトクラブでは、夜な夜な音楽ショーが行われている。今日はハエの女の子とクモのちょっと悪い男性のストーリー……。

帽子を被って手袋をした紳士な虫、綺麗なドレスを来た虫、オシャレな虫たちが集まってきます。これからショーが始まるのだ、とワクワクする冒頭から本作はスタート。その演目もわくわくドキドキ。ロマンスと軽快な音楽が楽しい作品です。

67,小さなハイアワサ(1937年)

あらすじ
ハイアワサは一人で狩りに出かけた。そこでいろんな愛らしい動物たちと出会う。

狩りに出てきたインディアンのハイアワサはまだまだ小さな子どもです。まるでオムツをしているような大きなお尻。ずれ落ちるズボンを何度も直す姿が可愛らしいです!さて、彼は可愛いうさぎに弓を引けるのでしょうか。そしてそんな彼はクマに狙われて……。

68,風車小屋のシンフォニー(1937年)

あらすじ
もうすぐ嵐がやって来る。いろんな動物が住んでいるこの風車小屋はどうなるのだろうか。

セルを上下に組み合わせ、マルチプレーンカメラで撮影された本作。嵐や水、雷の様子が大迫力で映画かれています。アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞し、映画『白雪姫』や『ピノキオ』など、その後の作品にも大きな影響を与えました。ディズニー作品の中でも重要な作品と言えるでしょう。

69,モスの消防隊(1938年)

あらすじ
洋服屋で蛾たちは帽子や服、布を食べている。その中のある1組のカップル。オスが帽子を食べるのに夢中になっている間に、メスは火に言い寄られてしまった。そして火はどんどん大きくてっていく。

オスの蛾はとことんダメな男で笑ってしまいます。ご飯に夢中でメスのことを忘れてしまったり、火を消そうとしてオイルをかけてしまったり、ダメな蛾ですが一生懸命なところに共感を持てるかもしれません。火はこれまで「シリー・シンフォニー」が描いてきた「悪魔」のような造形です。恐ろしくて魅力的な火から目が離せなくなります。

70,子どもの夢(1938年)

あらすじ
夢の世界、3人の子どもが木靴に乗って空を飛ぶ。そして星々の中で釣りをしていた。

雲の中で座礁したり、星を釣ろうとするのに星に一杯食わされてばかりだったり……愉快な夢の世界を楽しめる作品です。魚のような星も子どもたちも可愛くて癒されます。大物を狙う彼らの冒険、釣りやギミック、オチまで素敵です。

71,田園交響楽(1938年)

あらすじ
牧場に朝がやってきた。あるニワトリがみんなに朝を告げに回る。

牛が起きて背中をかく、子ブタがママを起こしてお乳をもらおうとする、あひるが集団で移動する……牧場の日常がコミカルに描かれています。そして朝を告げるニワトリの恋路のストーリーも。セリフなどはありませんが、鳴き声で歌い会話をする動物達が感情豊かで楽しいです。

72,人魚の踊り(1938年)

あらすじ
波の泡から生まれた人魚たち。海の中でパレードが始まる。

泡が生まれ弾けるまでの一時の楽しいパレードの物語です。馬のようなタツノオトシゴ、像のようなタコ、観ているだけでワクワクします。映画『リトルマーメイド』のような海の中のストーリーが好きな方はぜひ。

73,ハリウッドのマザー・グース(1938年)

あらすじ
本が開かれて、マザーグースのお話が始まる……。

MGMのライオンのようなオープニングから始まる本作。出てきたのはライオンではなくあひる。そして「登場人物が実在の人に似ているのはただの偶然です」というメッセージで本編が始まります。登場する人々はキャサリン・ヘプバーンやチャールズ・ロートンなど当時の人気の俳優やコメディアンたちです。どのキャラクターがどの俳優なのか探しながら観るのも楽しい作品。どちらかというと大人が楽しめる作品と言えるでしょう。

74,働き子ブタ(1939年)

あらすじ
2匹の子ブタがオオカミに誘拐された!働き子ブタはオオカミを尋問する……。

『三匹の子ブタ』の彼らの続編です。今回も働き者の子ブタが大活躍します。今回彼が作ったのは「ウソ発見器」!畳みかけるような展開に笑ってしまいます。テンポの良いコメディが好きなら本作は必見です。

75,みにくいあひるの子(1939年)

あらすじ
あひるの卵から1匹だけ大きくて白いヒナが生まれた。みんなから追い出された白いヒナは仲間を探しに出かけることに。

クリスチャン・アンデルセンの童話『みにくいアヒルの子』が原作。「シリー・シンフォニー」シリーズでは以前にも同じ原作で作品が作られました。その時は原作のストーリーをだいぶ変えた内容になっていましたが、本作は原作に近い展開になっています。また、この「あひる」のせいで両親が別れたり、仲間がいない哀しさを別のもので心を埋めようとして失敗したり、といった本作のオリジナルの展開も。それらの展開のおかげで、本作はより多くの人に共感されるようになったのではないでしょうか。

視聴方法

「シリー・シンフォニー」シリーズは、ディズニー公式サブスク「ディズニープラス」ではその一部しか見ることが出来ません(2021年4月現在)。
しかし本シリーズ全ての作品の著作権は切れており、パブリックドメインになっています(1954年以前の作品なので50年で著作切れ)。なので、YouTube、ニコニコ動画などのサイトでも検索すると観ることが出来ます。シリーズ前半はほとんどセリフや歌詞もないので、英語が苦手……という私のような方でも大丈夫です!
しかし、カラー作品になるにつれ、セリフがどんどん増えていきます。カラー作品はAmazonプライムなどサブスク配信サイトでも、配信されている場合があるのでそちらを是非!

まとめ


すべてのディズニー作品の原点とも言える「シリー・シンフォニー」シリーズ。1本5分~10分程度と気軽に観られるのも魅力のひとつ。音楽が美しいのはもちろん、どの作品もハッピーで楽しい気持ちにさせてくれます。ディズニー作品が好きな方はもちろん、明るい作品が観たい方はぜひ本シリーズを。

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