自分の「おいしい」に集中できる息子がうらやましい。


我が家の息子は
好きなものを食べている時
ものすごく幸せそうな表情をします。


目を細め、満面の笑みを浮かべ
「うんうん」って
うなずきながら食べる。
こちらもとっても幸せな気持ちになるくらい。

逆に、嫌なものは
眉間にシワを寄せて
あからさまなへの字口で
嫌悪感満載の表情をします。

それはそれで私も慣れているので、
「カラダにいい味なんだから
これは食べなきゃだめだよー😎」

とか言ってあげれば、
そこからは、
いらずらっこのような顔をして

「カラダにいいはずがない。」
「まずいの域を超えている。」
「見えない。いらない。」
なんて、


坦々と冗談めかした返しをしながら、
でも、ある程度は渋々食べるんですけどね。


私が
野菜が嫌いな子でも
食べられるメニューを用意して、
工夫して食べるように働きかけなければ
きっと、息子は野菜なんて何も食べずに
生きて行くんじゃないかと思えてくるくらい、


息子の中で食事とは
「おいしい」を楽しみながら
お腹を満たすことだけのものと
思ってるんだろうなと
感じます。


栄養バランスなんてものは
頭の中にないし、
食材がもったいないなんていう
感覚もない。

だから、彼は自分の好きな味付けのもの
でなければ基本食べようとしない。
嫌いなものなら
お腹が空いていても食べない。

オトナ的立場の私にしたら
到底抱くことのできない発想。


私は健康管理は食事からという考えで、
自分でメニューを考えて、
自分で食材を調達して
自分で作る。
それが習慣になってます。

だからこそ、
好き嫌いは別にして、いろんな食材を
美味しく食べるにはどうしたらいいかを
常に考えるし、
新しいメニューにチャレンジして
失敗することもあります。

でも、作ったからには
もったいないから食べるんです。

ただの美味しさの追求だけではなく、
「カラダにいい」ということや
目新しさ、コスパ等という雑念(?)を
常に挟んでしまうんですよね。


でも 
息子にはそんな私の努力なんて
全く関係なくて、結果が全て。
おいしければ食べる。
好みじゃなければ食べない。


多少気を遣って
食べてくれることもあるけれど
自分に合わなければ
おいしくないが
あからさまに表情に現れますし、
そもそも箸が進みません。


それが、憎たらしいなと
思っていた時代もありましたが、
今は、一周回って羨ましくなりました。
そこまで、自分の味覚という
本能に素直に向き合っていられるなんて
いいなぁ…って。

息子は本当に
自分の中に生まれた感覚を
素直に出す子で。


自分がどういう感覚を持っているかを
丁寧に言語化して
説明してくれるんです。


好きなものは好き、
イヤなものはイヤ。


あるべき論なんて
関係ないんですよね。

親として、息子の素直な気持ちと
気持ちと反していてもどうしたって
向き合って行かなきゃならないものと
折り合いをつけていく
サポートはしなければと 
思ってはいますが、


あるべき論そっちのけで
自分の感覚に素直に従う。
そして、それしかできない!
と清々しいほど堂々と言ってのける。


そんな息子の子どもらしい感覚を
無性に羨ましく思う
今日この頃の私でした😌


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