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愛のエネルギー砲

押し殺すようになった感情



いつの頃からか、人前で感情を露わにするのが恥ずかしいと思うようになりました。


赤ちゃんや子どものころはもっと自由に感情を表現していた頃もあったでしょうに、大人になると、ついあれこれ考えてしまいがちです。

感情を押し殺して、表現しないのが癖になっていると言っても良いと思います。


一昨日わたしは、たくさんの初対面の人がいる集まりで泣いてしまいました。

(これはとても珍しいこと)


わたしとSTORIA(ストーリア)との出会い


一昨日わたしが勤めている職場でとあるワークショップがありました。

(ご縁あって、こどもの可能性を伸ばすサードプレイスを運営したり、仙台市の委託を受けて、ひとり親世帯の相談窓口を運営しているNPO法人で働いています)


2016年にできた団体で、1か所の子どもの居場所からスタートして、一人一人に丁寧に寄り添う、向き合うことを大切にしてきた団体です。


2018年ころから私も子どもの居場所スタッフとして関わらせてもらってきました。

(正直前職との掛け持ちはバランスを取るのが諸々の面で難しかった)


団体では、小学生が週2回、放課後立ち寄れる居場所を運営しています。


そこでは、大人の価値観を押し付けない、みんながそれぞれみんならしくいられるところ、というのを目指していて、過ごし方や何かを強制されることはありません。


スタッフ、ボランティアがいて、子どもたちが安全に自由に過ごせるようになっています。


思い思いに過ごし、皆で夕食を食べます。


居場所に来ていた小学生が中学生になり、高校生なり、今度はジュニアボランティアとして居場所に来てくれている子もいます。


子どもたちと一緒に考えながらつくる「体験プログラム」もやっています。


わたしがこの団体の代表と出会ったのは2013年。

某NPO法人で中学生向けの放課後の居場所をつくり、運営するお仕事をさせてもらいました。


諸事情あって、心身に不調を来してしまったわたしを、たくさん迷惑をかけてしまったにもかかわらず、ずっと気にかけてくださったのが、当時の仕事仲間であり、現在のSTORIAの代表でした。

(この頃も本当にたくさんの人に助けてもらいました)


因みにわたしは、人生の中で大きく2回、心身の不調を来した期間があります。

周り全てが灰色に見えて、消えてしまいたい、と思ってしまう時期がありました。

仕事にも行けなくなって、自分が何が好きだったかも思い出せないくらい、心に元気がなくなってしまった時代がありました。


そんな時に助けてくれたのは、家族、友人、仕事で出会った仲間たちでした。

あの頃ほど人の有難さを感じた時期もありませんでした。


昨年末、代表から声をかけてもらい、2022年4月から、今度は相談支援員として、関わらせてもらうことになりました。


奇跡の出会いの連続


まだまだ小さい団体ですが、それぞれに想いがある人たちが集まり、奇跡のような形で少しずつ成長しています。


スタッフだけでなく、想いに共感して集まったプロボノさんが全国各地にいて、かなり熱い支援、応援をしてくださっています。


昨日は、スタッフとプロボノさんが宮城県に集結しました(一部の方はオンライン参加)。


オンライン上で皆さんのお名前やお顔は拝見したことがあっても、ほぼ初めましての方が半分くらい。
遠くからわざわざ宮城県に来てくださったプロボノさんがたくさんいらっしゃいました。
(オンラインも日本全国、海外からの参加者も)


ワークショップの詳細については触れませんが、5時間くらいの間に、お互いの人となりだったり、団体の現在地だったりが確認できるような内容でした。


涙が止まらない


ラスト、1日を振り返ってみて、それぞれに想い等を紙に書き出す時間がありました。

何故だかこの時、わたしは涙が出てきました。

頭では泣くなんて恥ずかしいな、と思ったのですが。

わたしが発表する番になり、想いを伝えようとしましたが、こみあげてくるものがあって、ますます言葉になりませんでした。


何故、こんな風な感情が湧き上がってくるんだろう、言葉で説明しようとしても、全然うまく説明のしようがありません。


ただ、周りの人への信頼、場への信頼があったのだと思います。

安心できないと感情をそのまま表現することもできないので。


1か所の子どもの居場所からスタートした小さな団体に共感して集まってきた人たちとの、数々の奇跡の連続のような出会いがあって現在に至っている。その尊さを感じて、胸が熱くなりました。


(これは、オンライン上だけで体感するのは難しく、やはり人と人が直接会って時間と空間を共有することによって生まれるエネルギーの高さを感じました)


自分は何も貢献出来ていない、という方もいますが、それぞれにできることをできる形で提供し合っています。

寄付も立派な貢献です。大きな力をいただきます。

もっと広く言えば、誰かに笑顔を向けたりあたたかい言葉をかけたりすることも、貢献の一つかな、と。

なぜならそこから愛のエネルギーの渦が生まれるからです。

あ、あと子育て中の方はそのこと自体がものすごい社会貢献ですよね。


愛のエネルギーに当てられた


ワークショップが終わってから、愛のエネルギーに当てられたのか、だいぶ呆然とし、放心状態のまま車を運転して帰ってきました。

(まるで温泉の湯あたりみたいな状態)


常に新しいことにチャレンジしながら、常に本質的な問いを自分たちに投げかけながら、少しずつ成長していくこの団体は、奇跡の塊だな、と感じます。


今自分がこの団体の活動に関わらせていただいていることへの感謝と

全ての出会いへの感謝をこめて。



移動図書館へのご寄付もありがとうございます



認定NPO法人STORIA

(ストーリアはイタリア語で物語の意味です)

団体の活動の詳細については、ご寄付をくださった方へメールマガジンという形で月1回報告させていただいております。

STORIAの活動は、助成金や皆さまからのご寄付で運営されています。沢山のご支援ありがとうございます。いただいたご寄付は主に子どもの居場所運営、団体の運営に使わせていただいております。

(実はSNSを通じてやり取りをさせていただいている、デジタルご近所さんからもご寄付いただくことがありまして、本当に力をいただいています。ありがとうございます)



デジ近note部担当記事もあとラスト1回となりました〜。本当は全然違う内容をアップする予定でしたが、ホットな出来事だったので、急遽こちらをアップすることにしました。

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