見出し画像

『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』

本屋さんで見かけて気になって、図書館で借りてきた
多良美智子さんの『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』

85歳で中学生のお孫さんとYouTubeの番組を始めたり、世の中の80代のイメージを覆す生活。
前向きさとか明るさが人気の秘訣なんだろうなと思う。

本の中で、65歳で調理師専門学校に通ったエピソードが書かれていて、
「何歳からでも好きなことを深めていけると自信になりましたし、その後、新しい世界を体験することもできました。」
と書いてあった。

何歳からでも新しいことに挑戦できる、というのはよく聞くけど、「好きなことを深めていける」っていう表現が素敵だなと思う。

多良さん自身は、行きたいところには1人でも行くし、興味のあることにはどんどんチャレンジしているようなので、そうやって色々やっているうえで、好きなことをもっと深めていくというのが素敵。

あと、
「やりたいと思ったことはみな、かなってきました。それは、かないそうもないと思ったことは、さっさとあきらめるから。だから、100%かなっていることになります。
私はあきらめが早いのです。執着しません。」
という言葉が、深いなと思った。

あきらめるってなんだか後ろ向きな印象を持たれがちだけど、前向きなあきらめというか、次に向かっていく感じがさっぱりしてていいなと思う。

こうやって年を取っている人が身近にいたら、未来が明るく感じられるだろうな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?