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八丁味噌GI問題#4 八帖町が「八丁町」へ。市議会可決で八丁味噌蔵支援。

愛知県の発酵文化を伝えている私としては見過ごせない、八丁味噌のGI問題。イベントやブログで発信している中で、こんなニュースが飛び込んできた。

愛知県岡崎市八帖町が「八丁町」に 市議会可決、みそメーカー支援

愛知県岡崎市議会は21日、「八丁味噌(みそ)」の発祥地として知られる同市八帖町の町名表記を26日付で「八丁町」に変更する議案を全会一致で可決した。味噌の名前と町名を一致させ、伝統的な農産物や食品を保護する農林水産省の地理的表示(GI)制度の枠組みから外れた八帖町の老舗みそメーカー2社を支援するのが目的で、2社の敷地だけ表記を改める

 2社は江戸時代から伝統製法で味噌を造り続ける「八丁味噌(屋号・カクキュー)」と「まるや八丁味噌」。傍聴席で採決を見守ったカクキューの早川久右衛門代表(72)は「心より感謝し、これからも伝統産業を守って地域貢献を続けたい。国の対応も少しでも変わってほしい」、まるやの浅井信太郎社長(73)も「ご支援はありがたく、ますます市のために一生懸命尽力したい」と話した。(以下略)

毎日新聞 2022/12/21 12:16

岡崎市は「八丁味噌」という名前に誇りを持ち、名前の由来となった伝統食品をつないでいこうという意思を感じる。

「2社の敷地だけ表記を改める」

なんて、そんなことできるのね(笑)。

来年からNHK大河ドラマ「どうする家康」が始まる。
八丁味噌の名前の由来は、家康公が生まれたとされる岡崎城から八丁(約870m)の距離にあった町、八丁町で作られたことにゆえんする。
八丁味噌をはじめとする豆味噌が全国に広がらなかったのも、家康公が「こんなにいいものは内緒っ!」としたという説もある。

そして、今回、八丁町と制定されたのが家康公の誕生日である12月26日だそうで、【徳川家康】【岡崎市八丁町】【八丁味噌】がとても絡んだ年末のニュースになった。

NHK大河ドラマで岡崎市や愛知県が注目されることが多くなりそうな2023年。岡崎市議会の英断とともに、全国の人にも八丁味噌のGI問題について知ってもらうきっかけになったらいいな。

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