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事実と真実

飛行機で「周りのお客様の不安を解消するため、マスク着用をお願いします」という意味合いのアナウンスが流れた。うまい言い方だな、と思った。

・身体的理由でマスクを付けられない人がいる
・逆に、マスクを付けていないと不安、マスクを付けていない人が近くにいると不安な人がいる

どちらも事実。

子ども(18歳以下)のマスク着用による精神的・肉体的な影響を報告したドイツの論文。(Google翻訳でもある程度読めた。)

マスクを長時間着用することで、精神的・肉体的な悪影響があり、学習障害も出てきているとのこと。これも、科学的に調査研究されたものだから、ひとつの事実。

私はそもそもマスクの穴からウィルス通るじゃん?意味ないじゃん?と思っているんだけど、この論文の中では、「成人のマスク着用は、原則的に、ウィルスのパンデミックを遅らせるのに安全で効果的」とも言っている。


事実と真実の違いって何だろう?


と最近考えていた。今、ふと分かった。

現象である「事実」をどう(自分が)解釈するか・信じ込んでいるかが「真実」なんだ。事実は客観、真実は主観。

名探偵コナンは「真実はいつもひとつ!」と言っていたけれど、それは、コナンにとっての「真実」であり、世界中の人の「真実」ではない。「真実」の中の「真」は「まこと」=本当の事。だから、「事実」よりも「真実」の方が、格上・・・というか、真理に近いものだと思っていた。

そうか、真実は十人十色なんだ。

・ウィルスはちっこくてマスクでふさげる大きさじゃないから、マスクは意味ない→私の真実(マスク効果は賛否両論で結論がついていないらしい)
・カゼだろうがコロナだろうが、ガンだろうが、病気や疾患・感染症に負けないためには、自分の免疫力で何とかするしかない→事実
・子どもたちにマスクを強要することで、様々な問題が生まれている→事実

マスクしない人が周りにいると不安になる人の気持ちをさらに不安にさせたいとは思わない。でも、単なる同調圧力の一端を担いたくもない。

一番大切なのは、色んな「事実」を把握して、自分の考えをもって行動すること。思考停止は、最もコントロールされやすい「真実」だから。

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