パソコン作業こそ着物かも。#無重力着付け①
〈無重力着付け〉というものを習ってきた。体験後に感じたことを一言でいうと、
着物を通して、和の身体の使い方と精神性を呼び覚ますもの
かな。
その辺りは別の機会に書くとして、今日はパソコン作業をする時こそ、浴衣を着たらいいかもしれないと思ったことを書こうと思う。
現代人の悩み:肩こり・腰痛
スマホやパソコンを使うことで、前傾姿勢が続き「巻き肩」といわれる状態になる。体の前面の筋肉によって肩甲骨が引っ張られ、それによって背中や方が凝る。また、座りっぱなしが腰にくる。(←これ、私)
自分では姿勢が悪くなっていると思ってなかったけれど、整体の先生に
「肩がすごく前に来てて肩甲骨が本来あるべき位置より広がってるから背中が辛いんだよ」
と指摘されました。
椅子のない部屋でパソコンしてるからかなー。最近ずっと、背中に鉄板が入っているかのような感覚でした。
着物は身体を整える
仕事で浴衣を着ていると帯をした時に背中がツラくて、「帯はやっぱりキツイなぁ」と思っていたんだけれど、逆だった。
帯はコルセットのように身体を支えてくれるものだった!
帯をする→肩が後ろに引っ張られる→普段できていない姿勢でツラい。
という図式だったみたい。
着物を着るとシャンとする感じがするけれど、姿勢が良くなるんだな、と。
ところがどっこい、無重力着付けだと背中のツラさがないまま、身体が楽になる感覚に。むしろ、服よりも着物の方が背中が軽くなる感じ。
身体の重心を感じられる着物
裾除け→襦袢→着物→帯、と来ていく中で大切にされていたのは、身体の重心。
重心を意識しながら紐を結び、帯を結び、身体に着物を添わせていく。
重心に集まるから、身体がふらふらしない。歩きやすい。動きやすい。苦しくない。
着ているものと身体が一体になりつつ、身体を自然に補正してくれる感じ。
帯をしたまま寝れば、腰に畳んだ帯の部分が乗っかって、程よい腰への刺激になり腰痛改善になりそう。
パソコン・スマホで巻き肩になった身体を、着物生活で癖を正していけるかな。
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