開催レポ|酒粕コスメワークショップ
今回初開催となった、「夏の肌疲れをチャラ!発酵コスメづくりワークショップ」。8名の方にお越しいただき、酒粕の魅力をお話させていただきました!
以前から酒粕コスメwsをやりたかったんだけど、知識が浅はかだったので、もうちょっと発酵と美容の深堀をしてからやりたくて。「発酵美容成分の開発」という研究論文集を読み、それをアウトプットする形で今回開催させていただきました!
酒粕とは
酒粕は、米麹とお米と水を発酵させた「醪(もろみ)」を搾った時に残った固体。搾った液体は「日本酒」ですね。
板粕、バラ粕、練り粕、踏み込み粕など色々な粕の形がありますが、それらは搾り方やその後の加工・保存方法・用途などによって違いが生まれています。
単なる保湿や美白では終わらない「酒粕」
酒粕にはコウジ酸・アルブチン・フェルラ酸などの美白成分やレジスタントプロテインのような便秘解消につながる成分、アミノ酸やペプチドによる血行促進作用など、様々な美容効果・健康効果が報告されています。
その中で、今回皆さんに重点的にお伝えしたのが、「α-EG(αエチルDグルコシド)」という成分。
実はこの成分、日本酒が「並行複発酵」という世界でも珍しい発酵メカニズムだからこそ生まれている成分だそうで、ワインやビールにはほとんどなく、日本酒にたくさん含まれているんです。
色々な成分から酒粕を考えると、酒粕コスメは単なる「美白」「保湿」ではないことがご理解いただけたと思います!
酒粕パックで夏の肌疲れをチャラに♪
ワークショップでは、「お肌のしくみがどうなってるのか」もお話させていただき、実際に酒粕パックでしっとり体験☆
みなさん口々に
「すごい!しっとりする~♡」
「なんか色も白くなった感じがする♡」
とお喜びの声♡ これを顔に塗った時にふわっと甘い香りが何とも気持ちいいんですわ。
無農薬米の酒粕&減プラ容器
今回使わせていただいたのは、岐阜県各務原市にある酒蔵 林本店さんの無農薬・無化学肥料・EM栽培のお酒の酒粕。通常販売はしていないこの酒粕を今回特別に送っていただきました。
やはり、お肌に直接触れるものだから、無農薬の酒粕がいいですよね。
そしてもう一つ。どんな容器に入れてお持ち帰りいただこうか色々探しました。
・蓋つきの台所用のパック→直接指を突っ込んでしまうので、衛生的ではない。
・そもそもあまりプラスチック容器を新規購入したくない。
・かといって、浴室でパックをすることを考えると、ガラスは危険。
「ガラスではない」「プラでもない」「チューブ型で絞り出しやすいもの」「詰め替えやすいもの」「なんなら、使っていっても空気の層が増えないもの」「なんなら、洗いやすいもの」「でも、高くないもの」・・・
等々考慮して見つけた容器がこちら。
蓋部分はプラだけど、本体はシリコン。チューブで、酒粕パックのとろみでもちょうどいい出具合。(灰色なのは、麻炭入りだから)
漏れ防止の弁までついてて、
プラ部分はBPAフリー。詰め替えも洗うのもストレスフリーな構造。最高。
そしておまちかね「酒粕ランチ」♪
・酒粕ドリア
・バーニャカウダ酒粕ディップ
・酒粕クリームコロッケon酒粕シーザーサラダ
・カボチャ甘酒と玉葱麹のスープ
・自然発酵酵母の自家製とうもろこしパン
・酒粕厚揚げステーキ
・茄子の塩麹炒め
・酒粕レーズン入りベジアイス
会場となったゆいの森主宰・くーみん先生のおいしいおいしい酒粕ベジランチ♪ボリューム満点で、皆さん大満足!
参加者さんの感想
「楽しかったです。酒粕の効果について、こんなに詳しく説明していただけるとは思っていなかったので、すごく勉強になりました。お肌についても、体感だけでなく、理論や数値があって納得。何より生徒さんたちがあたたかく雰囲気がよくてほっとして受講できました。」
「日本酒(酒粕)のすばらしい成分について知ることができてよかったです!これからは、酒粕を塗って、食べて活かしていこうと思います。ありがとうございました!」
「知らない成分α-EGを知ることができました。ますます発酵っておもしろいと思え、楽しく使えそうです。」
アンケートを読むときはいつもドキドキします。初めてのパターンの時はなおさら。でも、喜んでいただいてとても嬉しいです。またいずれ、酒粕パックwsやります!
次のワークショップは、9/11(土)無投薬のエビと洗剤の会です。
イベント案内が欲しい方はLINE登録お待ちしています(*´▽`*)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?