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日々の徒然

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#福井県

生産者訪問#6|塩|越前海岸志野製塩所

福井ツアーレポ④ 越前海岸で塩を作っている志野製塩所。代表の志野佑介さんの生き方は、塩をつくりたいのではなく、生きる上で欠かせないコト・モノ・ヒトの循環の中のひとつとして塩づくりをされている。 原材料「海」。以上!「塩の作り方をご説明する前に、まずは原材料を見に行きましょう」と案内してくださったのは海(笑)。 越前海岸には雄島、亀島、鉾島という3つの神々の島があり、それらを一望できるのは、志野製塩所の海岸からのみ!(島々の神話の話は後半で。) この景色に惚れたことと、越

生産者訪問#5|日本酒|南部酒造

福井ツアーレポ③ 福井県大野市で120年以上酒を造り続けている南部酒造。山田錦に並ぶ五百万石の名産地であり、名水がいたるところで湧く、酒造りに欠かせない米と水に恵まれた地域。南部酒造がある七間通りで開催されている朝市は400年以上の歴史を誇っている。 ”山のダシ”でつくる酒そんな名水のまちにある南部酒造。多分に漏れず、酒蔵の前にも〈七間清水〉という水が滾々と湧き出ている。ふくいのおいしい水にも認定されたこの水を南部酒造では仕込み水として使用。 蔵見学の最後に南部酒造のお酒

生産者訪問#4|蕎麦|内田製麺

福井ツアーレポ②:創業130余年。福井県の在来種と国産小麦で作っている製麺所。飲食店になっているわけではなく、シンプルに蕎麦を買うところ。 石臼挽き・自家製麺使用しているのは大野市の在来種の蕎麦。よく見る蕎麦の実よりも2周りほど小ぶり。 これを電動式の石臼で丁寧に挽いていく。一度挽いただけでは、微粉末にならないのでさらにふるいにかけていく。 石臼で挽いた蕎麦粉と国産小麦を5:5ほどで合わせ、麺にしているそう。在来蕎麦×国産小麦なんて、最高! お店では、1人前(100g

生産者訪問#3|有機純米酢|河原酢造

福井ツアーレポ①:1823年創業、福井県大野市で7代続くお酢屋さん〈合名会社 河原酢造(こうばらずぞう)〉。原料となる有機米の1/3量を自社栽培し、お米からお酢づくりまで一貫して自分達で作っています。 純米酢とは?純米酢は、「純粋にお米だけで作った酢」のこと。 お酢がどうやって作られるかというと、 米麹とお米で甘酒をつくる ↓ 酵母(アルコールをつくる菌)を入れてどぶろくをつくる ↓ 酢酸菌(お酢をつくる菌)を入れてお酢をつくる ザックリ言ってこんな感じ。 酵母や酢酸菌