香港に行ってきた
週末ふらっと弾丸香港に行ってきたのでその旅行記
年末に友人と会った際なぜか香港に行こうという話になり1月中旬に行ってきた。単純に旅行という意味もあったけれど、デモが行われている香港の今を見たいというのが本当のところ。ネットでは今香港旅行は危ないとの噂もあったが、実際はデモをやっている場所にさえ行かなければ平和なものであった。
香港の街は古い建築物と新しい建築物が混ざりあっておりサイバーパンク感がすごい。夜間のネオンはもちろんのこと日中も写真の被写体を探すのに苦労することはなかった。
ちなみにネットの情報ではデモの影響で空港から市街地への高速鉄道が、空港<=>香港駅直通で途中の駅は通過と聞いていたのでホテルを香港駅付近に取ったのだが、実際は通過せず普通に運行していた。
このマンションは偶然見つけた物なのだがカッコよすぎて立ち止まり何十枚も写真を撮ってしまった。
こちらはインスタなので有名なMan Mo temple。内部は線香の煙が立ち込めており厳かな雰囲気であった。
香港島の中環エリアにはストリートアートが多く写真映えするスポットが多くある。建築物自体の造形もさることながら、そこに書かれている言語も中国語・英語が入り混じっており非常にクールだ。
夜も更けて来たので地下鉄で香港島から九龍にやってきた。ネオンを撮影し尽くすためにテンプルストリートから北上し旺角までブラブラ歩いていった。
普段バンコクに住んでいるためこのようなネオンはよく見ているのであるが、やはり香港のネオンは格別だ。
テンプルストリートにあるナイトマーケットを上から撮るとこんな感じになる。これもインスタで見慣れた光景ではあったが、写真よりも実物のほうがキレイであった。
テンプルストリートを後にしてゴールの旺角に到着した。写真を見返して気付いたのだがバスの写真ばかりを撮っていた。いや本当に尋常ではないぐらい枚数が多い。香港は道を埋め尽くすぐらいバスが走っているので不思議ではないのだが、日本のバスとは違ったその力強さに魅了されてしまった。
おそらく女子中学生と思われるグループが走りながら1人目が接着剤を塗りつけ2人目が紙を貼り付け3人目が押し固めていた、まるでカマイタチのように。何かと思って見てみるとデモ関連のチラシであった。頑張って解読してみると明日日曜日にセントラルでデモをやると書いてあるようだったので明日行くこととする。
そして旺角から地下鉄で2つ北上し地元民に人気という夜景スポットに来た。一般的な観光客は香港島のヴィクトリア・ピークから夜景を眺めるのであろうが向こうは混みすぎているため今回はこちらに来た。
この丘は普通のマンションの裏にあり、獣道を懐中電灯で足元を照らしながら登る必要があるため万人にオススメをすることは出来ないが、夜景はかなりのものであった。15分の登山を終えるとそこには多くの人がおり皆各々に夜景を楽しんでいた。
2日目はデモを見に行くためにホテルからセントラルへ移動。上の最後の写真はガラスにデモのチラシが貼られて剥がされた跡のようだ。
デモに来た。今回の旅の目的である。
周りに武装した警察が沢山いたがデモに直接干渉することなくスムーズに進んでいた。この回のデモは次週の大規模デモの前集会だったようで小規模なものようだ
デモ参加者は見たところ中学生〜大学生が多いように感じた。彼らはSNSの力を理解しておりカメラを向けるとポーズを取ってくれた。
デモの後はあの有名な超巨大マンションを写真に収めるべく大老に移動。ここまで来るとかなりローカル感に溢れており、新しいビルはグッと減り古い集合団地がひしめき合っている。
そしてここが噂の超巨大マンション内部。トランスフォーマーの映画で使われてから有名になり観光客が押し寄せていたが、今回行ったらその影響か有志の監視員さんがいたり、ポーズ決めるためによじ登っていた台がバリケードで封鎖されていたりした。まあ現地住民に迷惑をかけるのは良くないよねと。この建物自体が立入禁止にならないことを願うばかり。
そういえば香港に行く飛行機でテンションを上げるためにジャッキー・チェン映画で一番好きなプロジェクトAを見たた。子供の頃好きすぎて100回以上見た作品だが今見ても色褪せない映画であった。撮影当時はイギリスからの返還前なので今の香港とはだいぶ様子は違うが、その残り香を感じることができる。
セントラルまでのは2階建てトラムで帰路に付くこととした。タクシーであれば20分弱でつくがトラムだと1時間の旅だ。しかしこのノスタルジックさとアトラクション感は時間に勝る。運良く2階の最前列席をゲットできたためたった数十円で香港の夜景を満喫することができた。
そして旅の締めはクラフトバーガーとクラフトビール。香港は白人も多いため西洋料理のレベルも高い。
ここ数年はアジアに飽きていたためアジア旅行を避けていたが、今回久しぶりにアジア旅行をしてみて新たな発見があった。今年は再度色々行ってみたいと思う。これが今回の旅の一番の収穫ではないだろうか。
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