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Bridge制作うらばなし『えくぼ』

最終日は、2曲目に入ります『えくぼ』です。

この曲は高1の頃につくりました。ミニアルバムの中では最も古い曲です。ありがたいことに「この曲好き!」って多くの人から言ってもらえる曲です。作った当時は高校入って半年くらい経ったころで、定期的にライブハウスに出るようになったのもそのころでした。色々な人とご一緒させてもらう中で趣味のあう先輩に出会い、その人の曲をパクってこの曲ができました。バレないように参考にするようなスキルがなかったので、もろパクりになってしまいました笑。周りの人には一発聞いてパクりってバレたんですけど、まあ別にそれを隠すつもりもなく、むしろ「パクりです!」って公言するくらいの勢いでやってました。なんだかんだみんなネタにしていじってくれるのでありがたいです。

歌詞については、ノンフィクションとフィクションが8対2くらいの割合になっています。まあほぼ実話ということで、これも別に隠すつもりはないんですけど、文字に起こすと長くなっちゃうしかなり恥ずかしいので「歌詞から想像してくれぇ」って感じです笑。この話は、話題設定のインパクトがかなり強いので、それをネタに悪ふざけでラジオにメールを送ったらそれが実際に番組内で読まれた、っていうことが2回あります。メールを送った時は、採用されると思ってないので読まれるたびに驚きと恥ずかしさとちょっとの嬉しさで複雑な気持ちです。そんな気持ちを2回味わってます。
若いうちはいいとしても、おっさんになってもこの曲をライブでやってるのかなと考えるとゾッとします笑。より愛される曲を作りたいと思いつつ、引き際を伺う今日この頃です。

少々浮かれてしまいましたが、書きながらなんだかんだ自分自身も気に入ってるんだなあと気づきました。作った当時の感覚ではもう曲が作れないと思うので、これはこれでありだなというのが正直な気持ちです。この曲は作ってから3年半くらいライブでやりつづけ、少しずつアップデートされてきた実感があるので、今がいちばんいい状態なのかなと思ってます。なので今音源にできることが、個人的にはとても嬉しいです。バンドでのアレンジも渋さとポップさが絶妙のバランスに仕上がったので、気に入っています。改めてバンドメンバーに感謝です。この曲の歌録りは、他の曲と違って2テイク目で採用になり、爽快でした。やっぱり何度も本番で歌ってきたことによって熟練されてきたのかなと思いました。音源を通して、絶妙な塩梅の渋さとポップさを味わってみてください。

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