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Bridge 詩集

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1st mini album "Bridge" の歌詞をまとめています
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6. Switch

いつもの通りに 天気予報ははずれて いつもの通りに 傘を置き忘れ いつかの絵空事や 遠い未来の話が ふいにのしかかって 逃げ出せないでいる 時代は流され いつの間に廃れて このままじゃ僕ら 予定調和のまま 顔を洗って 頭ん中洗い流すのさ 今この場所から僕ら 生まれ変われる気がするの 僕らが生まれたその訳は 幸せを掴むため 意地も見栄もプライドも いっそ全部捨てちゃって 楽になろうだなんて 時々苛まれる すり減らしてく 自分とせめぎ合う ここが正念場 まだ負けてない

5. てんきあめ

久しぶりにちょっと出かけよう せっかく空は晴れてるんだし このままどっか知らないところへ 行ってみてもいいかもな この調子なら 傘なんていらないや 備えがあれば憂いはないらしいが 今日は手ぶらでいたいのさ 歩きながら考えた 遠くにいく君のことを ほっぺたが冷たいのはてんきあめのせいかな? 前を向いているのに どこかちょっと寂しくて 新しかった日々がまた 変わっちまうようで だけどそれぐらいが ちょうどいいみたいだ 僕らまだ 朝焼けの光の中 てんきあめによく似た 心模様が

4. 夜更かし

眠れない夜は決まって あなたの夢に 出れやしないかなんて想う 隅っこで眠ったままのメロディ あなたが思うよりぼくは 大人になったんだよ 消えかけた蝋燭の火を包むように 覆いかぶさった埃を払うのさ 訳もなく 目を閉じたままで 夜を更す あなたが思うよりぼくは まだこどものままみたいだ 在り来りな言葉でお茶を濁して 守ってたはずの火に そっと息を吹きかけてたんだ 気づいた頃には 戻れないほど遠くまで来ていた 笛吹く音に誘われた 裸足の少年よ 幼心が生みだした幻想に 惑わ

3. your song

こんなときに 浮かぶのが 君の笑顔で ほんとによかった 目の前にある この幸せを いつになく 眩しく見せるもの 今朝見た夢の続きを話そう 貴方の言葉に色をつけるから 見えない物に怯えて 騙されぬよう 生きてゆこう 風に揺れる その笑い声と 陽射しを揺らす 走り出す記憶 あの船に乗せた 僕らの証が 貴方のもとへ 届くように あの日のままの君に また明日会いたいな 味がしなくなるまで噛んだ オレンジ色のガムが 青い光を閉じ込む 君の横顔を 思い出させるの 雨の中を 駆け

2. えくぼ

分かっちゃいるのさそんなこと バカなやつだと笑っておくれ くだらねえ明日を夢見てるバカな野郎だと いい加減気づいたよそんな嘘 今となっちゃ笑い話 優しいウソにも気づかないような馬鹿な野郎だろ やさしいだけだと思ってた あんたにも実は裏があって おつかれモードの週末 弱気なこと呟いてた もうあんたには逢わないが その事でぼくはメロメロさ 弱音吐くこともあるんだな そんなとこもいとおしい でもどうか哀しまないでくれ 君の美しさに気づいておくれ 君からしてみればちっぽけなぼくな

1. カフェイン

気づいた頃には朝だった 考えごとに耽っていた 目が冴えていたはずなのに 悪い夢から醒めたあとの様 忘れてた 髭を剃り終えた 長い休みはこれだから困るんだ どうでもいいこと 忘れて躍り明かすよ 今夜だけ放ったらかされて 忘れられない夢を見るの 視たい映画が溜まるように 想い出したのは当たりくじ 珈琲にくすぐられるように 自分に酔ってる午後3:00 聞き慣れたアルバムだけで 今日は 忘れてくれたような気がした 矢印を追ってるだけじゃこのまま逃げ出せないや 駆け上がってく