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Bouquet ロミオとジュリエット・番外編:「おぉ、花材よ花材。あなた達は一体何処へ行ってしまったの?」洗礼セッションのこと。


こんにちは。
どんより曇り空の東京から、咲凛さとです。

ブーケ・セラピー「ロミオとジュリエット」開催ご報告の番外編として、洗礼セッション大阪場所の出来事を綴ります。

大阪場所ご参加者さまには、色々とご迷惑をお掛け致しましたことを詫び致します。

4日目の到着

心配かけないでよー!もー!

1月29日の13時ごろ。宅急便屋さんの入り口で、花箱を開けた瞬間に思わず叫んだ言葉です。安堵のあまりにどっと全身の力が抜けました。元気な花達が、ニッコリ悪戯っぽく笑っているように感じました。

冷たい風と寒さでかじかむ手で、届いた花の仕分けを行いました。花屋さんの大変さをほんの少し米粒ほど味わいました。いつも仕分け作業をありがとうございます!

その日のわたしくしは、最悪の想定をしていました。「現地で花材廃棄もしくは、萎れた状態で東京に送り返されること。代替花を仕入れてご参加者さまに発送すること。」

何よりも花材廃棄だけは避けたかったのです。花の命を粗末にすることだけは、避けたかった。

最悪の事態を避けて、無事に花材を引き渡せたこと。ご参加者さま達が、花材受取に足を運んでくださったことも。心からありがとうございます。

ご参加者さま達が、花材に喜んでくださったことが、何よりもの救いでした。

色々とご迷惑をお掛け致しましたこと、改めてお詫び致します。

4日間の迷走劇


大阪場所は、1月28日15-17時が開催予定でした。

花材達は、1月26日東京発送→翌日27日大阪着の予定でした。わたくしは、出張のため27日に大阪入りしていました。ホテルに荷物は届いていませんでした。

28日ブーケセッション当日の朝、午前便には乗っておらず花材達は所在不明。13時便で届くのでは、と微かな希望を持って、今できることに集中しようと努めました。

そして、運送会社から午後13時の便にも乗っていない連絡を受けました。翌日29日に延期開催できる見込みに掛けて、もう一泊大阪延泊を決めました。

28日最終17時の便。

そこにも花材は、ありませんでした。所在不明のまま、セッション当日は過ぎていきました。その時のわたくしは、どっと疲れが出て頭が回っていませんでした。

「最悪の想定、天変地異や不慮の事故を想定した上で、今後の対策を練りなさい。遠征開催のために生かさないと勿体無いでしょ。」

そう有難い助言を頂いても、その時のわたくしには先のことを冷静に考える余裕は皆無でした…

今、考えても仕方のないことは、考えない!

窮地にいる自分を、更に自分で追い込むことはしたくない。疲れ果てた状態で良い案など出てくる訳がない。

自分の本心に従って、余計なことは考えずにグラスビールと美味しいご飯を食べて、さっさと寝ました。

わたしは、こう思います。

自分の本音や直感は自分が一番大切にしてあげないと、そこは自分にしかわかり得ない部分だから。

周囲に闇雲に流されてしまったら、うまくいくものも進まなくなる。

本心を掴むのに時間掛かることだってある。それまでは、物事を保留にするのも一つ。

自分の大切な情熱を掛けている物事を、自分自身の本心を置き去りにしてまで、相手に明け渡すことはしたくないです。

相手に合わせるのなら、どうなろうがその結果も含め自分で責任をとる。その覚悟も大事だと思います。覚悟ができないのなら、NOを伝えることも凄く大事。そう自分に言い聞かせています。

悔し泣き

29日朝一。午前着の便にも、花材達は乗っていませんでした。悔し泣きしました。この時点で開催キャンセルの判断を下しました。

わたくしには、開催キャンセルよりも悔しくて仕方のなかったことがあります。

✔︎大量の花材を廃棄するかもしれない自分
✔︎ご参加者さま達や花師匠達の大切な時間を奪って迷惑を掛けている自分

そんな自分自身に腹が立って、悔しくて悔しくて仕方がなかったのです。

こんなことになるくらいなら、最初から開催するんじゃなかった!!

「出来事は、すべて自作自演」とみるならば、大阪開催に最初から抵抗を感じていたのかもしれません。そんな風にすら思えていました。

運送会社に対しても、聞きたいこと言いたいことは山ほどありました。詰め寄って問いただしたい気持ちもありました。

大切な大切な花材達を、ご参加者さま達の大切な時間を一体どうしてくれるの??
本当に荷物を26日に発送したの?集荷場に置き忘れていたのではなくて??
泣き寝入りするのはわたし??
どうしてくれるのよ!!弁償してよ!!
心の叫び

だけど、誰も悪くないんです。運送会社を責めたところで何も変わらない。言いたいことは、グッと堪えて心の中にしまい込みました。

(随分と丸く大人になったなぁ)

「大変ですね。雪だから。こればっかりは仕方がないですものね。」

そうは言っても、悔しくて悔しくて手足バタバタして歯を食いしばって泣いてました笑笑。ここまでの悔しさを味わったこと、随分と久々です。

29日の12時半過ぎ、カフェで待機していたわたくし宛に電話が入りました。

「午後一便でとどきましたよ!」
思わず歓声を上げました!!

そして、ちゃっかりと宅急便屋さんの場所お借りして、資材やら段ボールも無料で頂いちゃいました♪それぐらい可愛いものです!!


夢 〜感覚、空間、光のアトリエ〜

花材は生物です。鮮度が命。遠隔地開催だと前日着が精一杯の対応。前もって早めに届ける対処はできません。

トラブルで届かなかった時、現地で花桶や鋏に花材を買い集めて代替品でセッション実施することは、今のわたくしには無理です。当面は、出張開催は行わないつもりです。

東京にアトリエ構えて、そこで開催してみたいです。会いに来ていただけるような、そんな自分自身を目指したいです。

そして、花が一番美しく見えるのは、自然光の中です。たくさんのブーケを束ねてきて、そう実感しています。

感覚、空間、光

わたくしは、ちょっと前にこんなことを綴っていました。

「ブーケを包み込む空気感、空間、
それらの広がり、光とかを想像して
束ねるとまた新たな広がりと気付きが
生まれるのかな」


自分のアトリエ、癒しの空間が欲しいです。印象派のように。空間と光の演出もこだわって、ブーケ・セラピーを開催したりカウンセリングを開くアトリエ。

印象派は、感覚を絵画に落とし込んで表現してる。自然の中の光,空気感,水の揺らぎを『感覚』で捉えて表現していく。

それが印象派だそうです。印象派が好きな理由が、掴めた気がします。感覚を何よりも大切にしているから。

今日もお読みいただきありがとうございます。
咲凛さと

🤍ご案内🤍

懲りずに、東京開催を続けてまいります!


(追伸)
東京、大阪間往復した花材達は今も元気です!
やり場のない怒りや悔しさを、束ねることで昇華しました!

真夜中のロミジュリ・熟女編♪

Satoimosan・咲凛さと on Instagram: "・ ・ ロミジュリ熟女編 この花材は、東京大阪間を 往復しています。 ロミオとジュリエットは 4日間の物語📖 それに呼応するかのように、 花材は4日掛けて届きました。 1/26東京発の宅急便 →迷走迷走迷走行方不明 1/29午後大阪着 そこから新幹線で東京まで 手で運ぶ。 1/29夜中お家着 しっかり水あげして 生き返ってます🤍 気温低かったこと 花の品質管理 行き届いていること これらが復活の要因かと 思います。 #おバカ #ブーケ #心理学 #セラピー #ロミオとジュリエット #熟女編 #悔しさをバネに #仁王立ち #加工メイク" 53 Likes, 2 Comments - Satoimosan・咲凛さと (@satoimo_3153) on Ins www.instagram.com