夜を手放す決意をした。
夜の空気に包まれるのが好きな、超夜型人間。
そんな私が、毎朝ちゃんと起きる決意をした。
夜中に一人で部屋にいるとき、自分が自分でいられる気がする。
小説の世界に引き込まれたり、考えごとをしたりして、そのまま朝を迎える。そんな夜が好きだった。勉強に集中できるのも、もちろん夜。
夜中に吸収したものがたくさんあるから、私は夜型を正当化してきた。
大学時代、寝坊が原因で10単位ほど落としたにも関わらず。
それでも、夜の空気感に包まれていたかったし、かけがえのない時間を誰にも邪魔さ