茨城 ”ふくまる” 出会いをくれる奇跡の米
"ふくまる" は、私史上最高のお米と言って過言ないでしょう。
農家になる前の数年間、茨城県庁のPRのお手伝いをしていた時はじめて知った新品種のお米 それまでコシヒカリしか知ら無かった私は、実家にすぐに帰り、父親に「ふくまる」を作ってほしいと嘆願。むしろ俺が作ると。
ここ茨城県古河市では早くから作り始めたタイミングと、古河市唯一の酒蔵「青木酒造」が茨城県産の酒米を探しているとのタイミングが合い、お酒を作っていただく事となった。元々は、食用米として栽培されたが、コシヒカリと比べても大粒でタンパク質や脂肪分も僅かに少ない為、酒米にも向く品種でもあったなんて、(やはり色々と、もっているらしい!)
最初は、カメムシがかじった黒い斑点も多く良い米ではなかった。
次第に品質は良く大粒になっていったが、それでも青木酒造さんの杜氏がコツを掴むまで苦労したそう。
そんなお互いのチャレンジの中で生まれた「御慶事ふくまる」 今では、純米吟醸酒として市内の皆さんなどに「美味しい」と言ってもらえる事が農家冥利に尽きる思いです。殆どが杜氏さんのお陰です。
【御慶事 ごけいじ】茨城(青木酒造)
三代目当主が大正天皇御成婚の折、皇室の繁栄と日本の国のますますの隆盛への願いを込めて「最高のよろこびごと」という意味で命名した。----青木酒造HPより
ふくまるのネーミングも相性良いですね。
「ふくまる」らしい米のふくよかな旨みと、後からほのかに香るフルーティーな香りを持ち節句ごとに、みたらし団子🍡に山椒をまぶして呑むと相性抜群です。これから春を迎える時にぜひ飲んでほしい!
そのご縁も、私たちと共にお酒の楽しさ、茨城の可能性をずっと宣伝してくれていた 知佐さんがいてくれたので様々な出会いを頂けました。
最初は一緒に 筑波大学 TEDxUtsukubaでした
ふくまる御慶事に会う、ふくまるおにぎりを作っていきましたね。
同じ「ふくまる」を酵母を変えることでもっと若い世代に向けた「二才の醸し」も20代の大学生や社会人限定で製造もしましたね。カラフルなラベルがみんなの夢を表現していてとても可愛らしかった。TEDのおかげで筑波大学生がたくさん手伝いに来てくれましたね!
そして、そこに参加した若者の一人がSAKE TIMESに勤めるほど、日本酒にハマって今度は「米作り〜酒造りまで」全て繋げていく【8brewコミュニティ】ができたことも本当に最高の思い出です。
コロナだったから、皆 本当の自由を求めて秋庭農園と青木酒造に来てくれていたし、その時の米作りの様子は今でも鮮明に思い出されます。
(ぜひHP動画を見ていってください)
動画に残せなかったのが残念だったけど、稲刈りの日「巨大台風直撃」だったにも関わらず、みんな来てくれた。 せっかく自分たちで田植えしたんだから、台風でも稲刈りしたいと無謀な決断だったかもしれないが、なんと稲刈りの時間だけ晴れた! 最高すぎる自分たち!と
そして、稲を「ハザかけ」に干して、最後記念写真を撮ろうとした瞬間に、ハザかけが一気に崩壊した瞬間、みんなで大笑いしたwwww
みんなで田植えから稲刈りまでやりきったからこそ実感できる達成感は、一生モノです!
その先の新米ご飯のおいしさに悶絶し、日本酒に歓喜する!汗だくになって帰ったら、今度はサウナに入る それを教えてくれたのも8brewでした!
このルーティンは、毎年やめられない秋庭農園コースとなっています。
”ふくまる"ビールにもなった
そう、炊いたご飯と大麦とホップで作った「ふくまるビール」は、市内のber38の宮本さんに作ってもらって、生樽で提供されました。ビールの爽快感の後にくるお米の甘味フレーバーが美味しいお米ビール。コロナ中はお休みしていましたが、今年再開したら嬉しいです。
もう何にでもあう奇跡の米になっていくかも。と勝手に思っています。
せんべい、米パン、米酢、米油、、
そして、最年少(保育園)チームはみんなで動画撮影しました。
【こめちゃんのうた】
友人の青井さんに歌ってもらったこの歌は、うちの食育テーマソングとして語り継がれていて、何よりもうちの息子たちが大好き!!タミさんありがとうございました^^
もちろん、台風や毎年の温暖化の変化で食育ができないこともありましたが、ふくまるから始まった秋庭農園のストーリーはこれからのチャレンジに必ず生かされていくはずです。息子たちも小学生に上がり、さらに社会的な視野を考えつつ、農業を見始めています。 長男は、うちのお米が御慶事になっている事が誇らしいらしい。
今年のふくまる御慶事は、2023年2-3月にできるそうです。
みんなの思いがリレーして出来上がった「奇跡のお米」の味を
ぜひ皆さんで、アッパレ花見酒と行きましょう!
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