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音メモ。

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風景の音にアコースティックな音を添えサンプリング等の手法を交えて公開する「音メモ」シリーズ。
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#田舎暮らし

音メモ 51 - Lively farming -

にぎやかな、農作業。 目を閉じると、いろんな方角から、いくつもの機械音が重なって聞こえる。 やかましい小鳥が頭の上を回ったり、休憩を知らせる大きな声が遠くから響いたり。

音メモ 50 - 折れた木からも芽は育つ -

2018年の、個人的な失敗として。 間違えて、切ってはいけない木を切ってしまった、ということがありました。 誰に咎められたわけではないのですが。 何十年もかけて育った木を、不必要に切ってしまった。 先日、またその場を訪れてみると。 切ったところから、小さな芽が出ていました。 少しだけ、自分を責める気持ちが、和らぎました。 何年かかって、どれくらいの大きさになるのだろう。 育てることで、乗り越えたい。 音メモも、50曲目になりました。 いつも聴いてくれて、ありがとうございます。

音メモ 49 - 旅立つハクチョウ、見送るスズメとカラス -

旅立つハクチョウ、見送るスズメやカラス。 暮らしている場所の、今朝の風景です。 ピアノは、ひとりでよく口ずさむ、知人の曲を。

音メモ 48 - まだ寒い朝の空に熱気球 -

音メモ17 も気球でした。気づけばもう、48。季節をいくつ巡ったかな。また来年、この季節まで、どんな音メモを作れるだろうか。

音メモ 47 - Please stay safe -

数日前の朝。夜中に吹雪いた雪が、ばらまかれたように窓全体に付き、そこに朝日が反射して、すごく綺麗でした。窓の外が絵画のように見えた、という話はたまに聞きますが、自分のまわりでそんなことを思うのは、初めてかもしれない。嫌な夢を吹き消すように、不安や悲しいニュースに打ち勝つように、綺麗な朝でした。

音メモ 46

いつもより少し足早に冬がやってきました。あっという間に真っ白です。放射冷却でマイナス8度の凍った朝は、きれいでした。雪かきの音など、ここ数日の身近な音を混ぜこぜにして。

音メモ 45

「月に手を伸ばす必要はない」 古い映画の台詞が頭に残って、そんな気分で即興で。 最近よく思うところにリンクするような台詞。違和感をなくす、穏やかな気持ちになる心がけ。頭のなかでは興味と想像が地球を飛び越えて宇宙の果てまで飛んでいくけど、口にするのは半径3kmくらいのことまでにしよう。知ったふりをやめよう。自分ができないことをできる人には常に敬意を。同じように自分ができることに誇りを。 CD「inacagraphy+」。引き続きよろしくお願いします。CD店、amazon、配信、生活に合うもので。https://www.amazon.co.jp/dp/B06X9WQC2N

音メモ 39

走れ 夕日を背にし 今日が終わる 泣いた理由なんて 西の空に飾れ ・・・今日の午後、鼻歌に合わせてふいに出た言葉が気にいったので、その場で小声で録音し、その場の音と合わせて、帰ってから作りました。今日のうちに更新したいなと思ったので、かなり忙しない出来の音メモですが、聴いてもらえるとうれしいです。

音メモ 38 - 昼花火 -

田舎あるあるかはわからないですが、何かにつけて音だけの花火が鳴っています。地域の人に何かを知らせるとき、とりあえず「バン!バンバン!ドン!」。お地蔵さんの掃除して終わったら飲みましょうとか。草刈りして終わったら飲みましょうとか。納涼、収穫、祈って祭ってとりあえず飲みましょう、とか。田舎のおじさんやおじいちゃんは飲んでばっかりですね(仕事した後で)。今日も鳴ってましたが、一昨日も昨日も鳴っていたので、もはや何かわかりません。 音だけの昼花火は、雷(らい)というらしいです。三回鳴らせば「三段雷」、五回鳴らせば「五段雷」。最後に必ず大きな音がくるので、それにタイミング合わせて手を叩いたりジャンプして着地が決まったりすると楽しいですが、だいたいズレます。 ここ数回、ICレコーダーで家のいろんな場所で楽器を録音して、あまり加工せずにそのまま重ねる作り方をしています。不思議な混ざり方で楽しいですが、予期しない音も入っているため、編集中にヘッドホンしていると思いもよらない方向からドアの音や歩く音が聞こえて、びくっとなります。

音メモ 36

夏の終わりに、湖で。音メモを作るの、久々です。田舎に遊びに来ていた甥っ子や姪っ子を連れて、秋田の観光地をまわりました。田沢湖で泳いでいるとき、甥っ子(小1)は海と湖の違いを初めて知り、目を丸くしていました。小さい身体にどんどん知識を入れて、大きくなって、いつか思い出してくれるかな、と。 夏のこと、少しだけブログに書いています。 blog ( http://satohyoh.blogspot.jp/ ) site ( http://satohyoh.wixsite.com/works )

音メモ 29

雪国の朝は、除雪車の音で始まります。まだ暗い時間に、ロータリーの音が遠くからだんだん近づいてきて、また遠くに過ぎていく。早起きのご近所さんの雪かきの音が聞こえたら、うーんと背伸びをします。道路から玄関まで、積もった雪を寄せて道をつくる。この季節の朝のコーヒーは格別です。こうして聴くと、除雪車の音とお湯の沸いたやかんの音は似てる気がする。短いですが、雪国の朝の音メモです。

音メモ 28

雪を踏む音と、ピアノです。先日載せた大きな槻木のまわりを歩きました。膝まで埋まりました。偶然入った友人の声。方言っていいですね。雪で覆われた田舎の夜です。

音メモ 27

晴れ間がでて暖かくなると、積もった雪が屋根を走り出します。ゴゴゴ、カラカラ、ポツン、ベシャ。冬の晴れた日は、屋根の上が騒がしい。雪とピアノの音メモです。