みんな、働きすぎじゃない?余暇のために働く営業の一提言
こんにちは。営業6年目の@satoho0718です。
SaaSスタートアップで営業として働いています。
突然ですが、
みんな働きすぎじゃない?
私はそんなに頑張れない
と思って苦しくなることがありました。
仕事への価値観は人それぞれなので、
周囲を見て私が勝手に苦しく思う必要はありません。
でも、無意識に「私ももっとやらなければ!」という頭になってしまうことがありました。
これは営業歴2~4年目あたりで感じていたことです。なかなか苦しい思いをした記憶があり
当時を振り返って書いてみたいと思います。
あー。こんな人もいるんだ。くらいの心持ちで読んでいただけると幸いです。
1. 当時の私の頭の中
業務にキリがない。結局ハードワーク?
まず、毎期目標となる予算があり、予算達成に向けて毎日顧客と向き合う日々を過ごしています。
先にポジティブな話をすると、
営業としての喜びは、顧客の成功、顧客からの感謝、予算達成の喜び、報酬など語り尽くせません。
また、それらには大袈裟ではなく「人生の糧」になる素敵な体験が沢山つまっています。
しかし、日々の顧客と向き合う業務は、どこまで行ってもキリが無いものです。
よって自分でキリをつけなければなりませんが
ふとSNSを見れば、めちゃくちゃ意識の高い文章が目に入り
「まだまだ自分は努力が足りない」
「もっと苦しい経験を積んだものだけが次のステップに行くことができる」といったように感じてしまう。
ハードワークが苦手な私にとっては、ストレスや疲労につながりました。
周囲と比較して苦しむ
営業は成果が受注金額・件数などの数字で可視化されるため、簡単に周囲と比較できます。
ずっと一番で居続けられる人なんて、滅多にいません。
調子が良いときも悪いときもある中で、悪いときに自己嫌悪になったり、自信を喪失したりと、数字にメンタルが左右されていました。
そんなメンタル不調のときに、他の営業の方が顧客と良い関係性を築けている姿を目の当たりにして
「うわーこの人すごい・・・私こんなにコミュ力無いわ・・・営業向いてないわ・・・」(浅い言葉ですみません)
などと、あてもなく悩むこともありました。
こういった心身のストレスは、日々蓄積していきました。
この働き方、いつまで続けられる?
こうして、ハードワークによる疲弊、心身のストレスがある中で自然と彷彿するのは
「この働き方、いつまで続けられる?」ということ。
実際にいろんな営業の方とお話しする中で
「ずっとプレイヤーとして製品を売り続ける、という働き方は考えづらいので、いずれは管理職になりたい」(管理職も大変なはずですが)
「年齢を重ねる中で営業として売り続ける働き方はちょっと・・・と思っているので、別の部署にも興味があります」(部署変えても大変なことはあると思うけど)
という意見もたくさん聞きます。
また、営業の同世代の方々も、気づけばどんどんキャリアチェンジをしていき
周囲で営業を続けている人の数はどんどん少なくなっていきます。
(もちろん、キャリアチェンジの理由は人それぞれです)
2. そんな中で行き着いた考え
いや、私は幸せな人生を送りたいのに、
何で人生の大部分を費やす仕事に、大きなストレスを感じてしまっているんだ。
マインドを変えなければ。
そう思い、行き着いた私の考えは
私は、余暇のために働いているんだ。余暇を犠牲にしてまで働いてはならない。
ということです。
余暇というのは、仕事をしていない時間すべてです。
大切な人たちと大切に思える時間を過ごすことが、人生を豊かにする。
その時間を過ごすために必要な資金や環境を手に入れるために、働く。
私にとってはこれが一番大事なことです。
また、その余暇の時間も沢山ほしいと望んでいます。
営業のキリが無い業務に、余暇を過ごすためにキリをつける。
犠牲にしたくない余暇の時間は
・家族・友人との時間
・好きなことに費やす時間
です。いくら仕事をしていても、絶対にこれを守る。
どれだけ周囲の人が頑張っているように見えても、
自分の人生を犠牲にしてまで働かない。
周囲と自分を比較しない
自分の足りない部分とは徹底的に向き合う。
でも、他人との比較は絶対にしない。
いくら周囲の人が優秀で「自分なんて・・・」と思ってしまいそうなときも、
自分には他人が持っていない自分なりの強みが必ずどこかにある。
それを見つける努力をし、他人は気にしない。
他人と比較してしまいメンタルを壊したり、
「あの人と同じくらい働かないと」と、余暇を犠牲にすることは絶対にしない。
この思考になったことで、自分が人生において大切なことを守りつつ、
仕事でストレスを感じることがなくなりました。
3. 業務量をコントロールするためのマインドセット
日々、期待値調整
仕事で評価はされたい。その評価は、
「周囲の期待値を超えることが評価につながり、その期待値は自分で作るもの」だと思っている。
日々の言動・行動すべてにおいて、期待値調整。
特に、毎期任される予算はおおよそ想定できている状態でいることを意識しています。いい意味で。
仕事を選ぶ
自分がやりたいと思う仕事・ポジションを選びます。
やりたい仕事を任せてもらうために実績が必要であれば、ちょっと努力して実績を出してみる。時には努力も必要。
努力している時間が思ったよりつらくて長かった場合は、一次中断して別の道を探す。
この時に、守るべきものを犠牲にしない。
一人で抱え込まない
困ったら誰かに相談します。
4. そもそも、なぜ営業を続けているか
自分の器磨き
顧客には、営業である私を通して、プロダクトに価値を感じてもらう必要があります。
そのため、毎日自分の器磨きをしている感覚です。
人生の常なる目標は、器を磨き続けること。
仕事しながら器磨きができるなら、ラッキー。
スキルが身につけば、どこでも働ける
私は、売りたいと思うものを、売りたいと思う人に売れることが最高です。
私は3年半前、このプロダクトを日本全国の企業に売りたいと思い、全国区のオンラインセールスの立ち上げのため入社しました。
次は、地域に根ざして売りたいと思い、東海支社に異動しました。
まだ異動したばかりで言うのも憚られますが
人生の中で一度は国外の人と仕事をしてみたい、という気持ちもあるので、いつか実現させたいです。
何を売るのか、誰に売るのか、どこで売るのか、を自分で選び
様々な経験ができる営業、私はとても魅力的だと思っています。
5. 今後のキャリア
不安になるだけなので、長期目線でのキャリアはあまり考えていません。時代も変わっていきますし。
意識していることは、視野をできるだけ広く持ち、会社やプロダクトの課題を探すこと。
その課題を解決できる力を身につけることを意識していると、
自然と任される業務のスケールが大きくなっていくものだと思っています。
とにかく、仕事も余暇も楽しんで、最高の人生にします!
#営業アドベント2021 19日目を担当しました🙌
皆様、良いお年をお迎えください🍶
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