ホール練で思ったこと

ホール練で思ったことをつらつら書くだけです。もしなにか参考になることがあるといいなぁ。

ホール練の前に

そもそもホール練ってなんのためにしてるのか。ホールの響きとか、ホールで吹いたら普段とどれだけ違うように聴こえるのか(良いようにも悪いようにも)を把握するっていう目的が大きいと思う。

ただ、そのまえに、個人個人の基礎的な技術だったり音だったりが確立されてないと、もうホール練以前の話。

そんなのどこでだって練習で出来るよ!」ってことばっかりが気になって、表現をどうするって言うところまで行き着かない。

ホール練をしてみて

まぁ基本的に、個人基礎だろってことばっかりがいろんな人から言われた練習。

この時点で全員が同じ時間にそれを確認できたっていう意味では、すごく良かった。

これまではそういう機会がなくて、知らず知らずのうちに3月。あれよあれよという間にコンクール。流れ作業になってたような面もあるのでは。

誰が聴いても同じような意見になったのは、聴く人の耳が悪いんじゃなくて、技術がなさすぎたのが原因だと思う。

基本的に言われたのは、いつも言われてるようなこと。だからこそ、おざなりにしてた部分があるのか。本来そうなっちゃいけないと知ってても、ぶっちゃけ、言われ慣れてくるみたいなところはある。

今が千載一遇のチャンスだ。こんなにいい機会きっとこれまでなかった。

(自分としては複雑だけど)コンクールが県落ちになってしまったこと。そのおかげもあってこの時期にホール練を全員で出来たこと。

このきっかけに過ぎないようなチャンスを、しっかり繋げていかないといけない。次に起こすべき行動を考えよう、


これからやるべきこと。

これからやるべきことなんて、たったひとつ。

個人練。それだけ。

ただ、個人練のクオリティを究極に高める効率的にやる。短期間でいかに伸ばすかを考え抜く。

短期間で伸ばすためには、ほかの上手い人の練習をパクるのが手っ取り早い。

上手い人が普段何を意識してるかも聞くといいと思う。

どんな個人練にするか。

先生は特にロングトーンをやりましょうってよく仰ってる。

でも、そのロングトーンひとつにも、いろんなやり方がある。

ロングトーンは工夫次第でどうにでも変わる。

たとえば、音の質を全部揃えたい時。半音ずつ下がっていくようにしてみる。(Bを4拍、Aを4拍、2拍休みみたいな)

音色を根本から見直したい時。いちばん綺麗にでる音を、他の人に聴いてもらう。その音だけをしばらくロングトーンして感覚を掴む。そしたら、音の質を揃えるロングトーンに移る。

そうやって自分で考えたり、自分から人に聞いて得たやり方は、確実に成長させてくれる。

他の人から言われて受動的にやる練習は、誰だってできる。ぼーっとしてたっておわる。

その時間を、自分からやろうと思ってやる練習に変えられたときに、圧倒的に成長出来る

いくら先輩にいわれたことをそのままやったってなんの意味もない。

逆に自分から進んで、いちばんスタンダードな練習をやったら、驚くほど効果が上がる。たぶん自分でもびっくりする。

このアクティブラーニング的要素をもっととり入れた個人練が、いま、必要だと思う。

もし読んでくれてる人がいたら、やってほしい。

練習法がわからなければ、一郎先生や上手い先輩に聞きに行って欲しい。

個人の技量が高まったら、きっともっとすごいものができるとおもう。そうなってほしいなぁ。

以上、ホール練を経た感想でした。