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色々思い巡らせたメモ -水玉と草間彌生とEdward Hopperとグラフィティ-

今日は息子が微熱があって学校を休ませた。
なんなら私も体がだるくて、ほっといたら悪化しそうだったから、
仕事と約束時間以外は、息子と一緒に布団で横になって寝てた。

かなりぐっすり眠ったおかげか、今夜は寝かしつけの真っ暗な時間にものすごーく色んなことを考えた。
それも、最近ずっと考えるような現実的なこととか近い将来のこととかじゃなくて、
もっと自分の好きなことや心が震えた時の感覚が蘇ってきた。なんでかわかんないけど。なんとなく、意識とか心の深いところに久々に潜り込めた感じ。

で、実際に何を考えたかをメモ。時系列ゆえにものすごく話が飛躍します。

やっぱり水玉が好き

昔から水玉模様が好きだった。

とくに、テロンテロンの素材の夏用ブラウスで小さめの水玉が散ってるようなのを見かけたら、即買ってしまう。
たぶん、20才くらいから今まで水玉ブラウスを切らしたことはない。

そこから思考の流れは2つあって、まず1つ目。

水玉をテーマにWEBサイトを作りたいな

この思いつきのタネはたぶん、シーライクスのWEBデザインコースの卒業制作だと思う。
卒業制作では、実際のお店のホームページを作る人もいるけど、架空サイトを作る人もかなり多い。
架空サイトとなると、かなり自分の好きな要素で好きなもの、好きなテイストで作られて、例えばサービスそのものがすごくオリジナリティあふれている。
(だから私は、みんなの卒制を見るのがめちゃくちゃ大好き。たぶんこの世で作られるWEBサイトの中でも、ほんとに面白いアイデアにたくさん出会えるから。)

で、私自身はすでに卒業制作は作って提出したのだけれど、他の方が作ったものをTwitterなどで目にすると、「そんな素敵なこと考えてたのか〜!!めっちゃおもしろい!!!」と感動して、自分も作りたくなる。

今後、WEBデザインとかWEB制作で仕事をしていきたいのなら、これからポートフォリオ用に作るのも実案件に近い、参考になるものを作るべきなんだろうけど、ふと私は「やっぱり私が好きなもの」を作りたいなって気持ちがムクムク湧いてきた。

で、水玉サイト。

いや、正直、水玉でWEBサイトって、よくわかんないけど、たぶん水玉は大好きだから、水玉のこと調べてまとめてみるだとか、水玉で色んなアニメーションつけて遊ぶだとか、もう、何するにしても楽しめると思う。自信ある。

あー、好きなものでいうと、時代小説まとめるとかもやってみたいな。
いわゆる江戸時代の考察とかじゃなくて、ほんと「時代小説」を気軽に楽しむためのまとめサイトみたいな。
まあそれは著作権とか関わるから、作っても公開しないだろうけど、絶対楽しそう。作る目的で改めて時代小説たくさん読み漁りたい(時代小説って、ほんと日々たくさん作られるよね。これも不思議。歴史の本とか一部の層しか普通読まないんじゃないの?日本だけ?世界でも時代小説ってあるのかな?)

水玉でほんとに心が震えて泣いた経験

水玉めっちゃ好きなんだな、と自分でも気付いたのは、
20才くらいのときに、東京旅行中に森美術館でたまたま草間彌生展をやっていて、立体アートの展示室に入ったとき。

これが近いはず。

草間彌生さんのアート作品はふんわりしか知らなかったはずだったけど、私はここでめっちゃ涙が出た。

感情はうまく言葉にできないけど(残念すぎる!!!)、とにかく私の心の真ん中らへんで「私はこういうのが好きなんだ!」って確信した記憶がある。
あと、たぶん水玉じゃなくても暗闇でなんか光ってるものは好き。

子供がアート本を読んだ

そう、実は20才前後の頃、美術館とかめっちゃ言ってたしアート本も読んでた。彼氏のお父さんが芸術家兼芸大の先生で、美術の教科書も勧められるままに読んでた。

当時、彼氏とどっかに行くと言ったら、田舎か美術館か古レコード屋か古着屋のどれかだった。そのノリで近畿の各地に行ったし、なんならロンドンとニューヨークまで行ってた。

当時はそんな旅行に行くくせにめっちゃケチで、行った先であんまりアーティストの本とか買わずにいた。
それより、なぜか色鉛筆集めに夢中になってたりしたんだけど。

で、唯一くらい買ったアート本が、たぶんニューヨークのMoMAで買ったEdward Hopperの小さめの画集。
モダンアート大好きだから、当然MoMAもめちゃくちゃ楽しんだんだけど(1回の旅行中に2回は行った)、そこで初めて知ったのがEdward Hopperさん。

あ、Hopperさんの代表作「Nighthawks」もよく考えたら夜の闇の中の光だな。好きなんだよ。

ちなみに、夜の暗闇で光ってるもので一番好きなのは、家の灯り(主にマンション)なんだけど、それで共感してグッときたのは、ヒップホップ映画「Wild Style」でグラフィティを描きまくる主人公が最後アーティストとして依頼された作品。(画像探したけど出てこなかった。映画見てください)

話が飛んだ。

で、週末家でまったり過ごしてたら、長男が私の本棚からEdward Hopperさんの本を取り出したの。

「ママ、これ読みたい。むずかしい?」
「いや、ほとんど絵だから、全然むずかしくないよ。ママ、この人の絵が大好きなんだよ」

という会話をした後、子どもたちと一緒に楽しく読んだ。あ、たぶんこれがめっちゃ楽しかったんだ。

「ママ、この絵、好き?どこが好き?」ってすごく素直に聞いてくるから、
「この光の加減とかもうたまらないやん(素人)!なんでこんな懐かしい気持ちになるんやろう、不思議やなって思ってまうやん!」と子ども相手に力説してた。

で、あとになってすごく後悔した。

もっとたくさんアート本買っておけばよかったなあと。

私は、もちろんHopperさんは大好きだけど、他にも大好きなアーティストも大好きな作品もめちゃくちゃいっぱいある。

もちろん、これから子どもたちと一緒に美術館行ったり、まあたぶん新しく本も買い足せばいいからたぶん買うんだけど、当時行った時に「すごく好き」って気持ちでそのまま買っちゃえばよかったなあ、って思った。

他にもずっとファンクラブやってたバンドのグッズも今やほとんど残ってなくて、そういうの結婚する前後でスペースなくて、あとなんとなく旦那の部屋に入る手前、あんまり趣味のものを持っていくのもなあと遠慮してしまったんだけど、ちゃんと取っておけばよかった。

たぶん、私がどういうものが好きで、どういう人間なのかってこと、子どもにはちゃんと伝えたいんだよな。

そういう時、あと長い時間が経った時こそ、リアルなものがあるってのはすごく大きい。

あ、こうやって年配の人はものを溜めていくのかもしれない。

もっとアートに寄りたいのかも

話をぐいーーーっと戻すと、WEBデザインをこの1年近く集中して勉強して、仕事にもしたいと色々試行錯誤して、デザインについてもちょっとは理解してきたつもりだけど、

ひょっとしたら、もうちょっとアート寄りというか、もっと自分の好きなものを表現するってことがしたいのかもなあ、とぼんやり思った。

アートのこと、なんとなく忘れていて、ふと今夜ダラダラ考えてるうちに出てきたアイデアっぽいけど、たぶん自分の中では無意識あたりでずっと燻っていたのかもしれない。あの心震える体験がやっぱり一番大切なんだろうな。

おわり

すみません、本当に自分用のメモで書きました。

ここまでもし読んでくれた方がいたら、もう感謝というか大好きです。ありがとうございます。


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