はかれないもの
アマゾンの中をぶらぶらしていたら、たまたま出会った本。
本屋さんのリアル店舗での思わぬ出会いもありますが、今回はネット上での出会いでした。
工藤あゆみさんという方を始めて知りましたが(汗)、ミラノ在住のアーティスト。詩と絵を組み合わせた作品を中心に立体作品やアーティストブックなど様々な作品を制作、発表している方のようです。
本には様々なテーマが1ページ毎にイラストとともに、日本語、英語、イタリア語で添えられています。
そして、せっかくなので、自分なりの指標を編み出し、過去の出来事も思い出しながら楽しんで読んでみました。
こんな感じで、ページ毎のテーマであれこれ思いながら、自分なりの測定単位を編み出し(どれもかなりベタな名称になってしまいました:笑)、「今日は2ニッカだったなあ」とか、「さっきの会話は5キークくらい行ったかな」とか、自分なりの単位、指標、基準で最近ニヤニヤしながらやっています。
世間一般では「数値化できないものは評価できない」、「測定できないものは改善できない」とも言われれいます。定量化、数値化により指標が共通化が図られ進捗管理が進むことも確か。
一方で、測ること自体が目的になり、また測りすぎでの組織の疲弊に繋がることもあり、その匙加減が必要かもとも思ました。
また、今まで「測れない」と言われていた「表情」や「感情」が、音声は顔画像のAI分析により可視化、数値化の研究も進んでいるよう。それはそれでうまく付き合いつつ、でも本当に「はかれない」もの、「目に見えないもの」を自分なりの基準で自分なりに感じ取ることは大事だなと思いました。
そして、この本のあとがきがとても印象的です。
この本をぱらぱらめくりつつ、自分にとって「はかれないものをはかる」としたらどんな事があるかな、と新しい自分なりのテーマ、対象、そして測定単位を考えてみるのも面白いかなと思いました。
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